ワディノ=パティシャ

人物像


 貴族のパティシャ家の次男坊と駆け落ちした元お嬢様。今は傭兵。
 正式な婚姻もしておらず、挙式前に病弱だった彼は死んでしまったが、未だに彼の姓を名乗っている。
 無口で仏頂面、基本的に何を考えているのか分からないが、泣いている子供を見ると無言で飴玉をあげたりする。
 彼が唯一教えてくれた特殊な呪文によって、魔力を通じた糖を爆発させる事が出来る為、基本は短剣や弓だが、飴玉を弾丸代わりにしたりして敵の意表を付く。
 その為飴やチョコのストックは腰のベルトに下げたバッグにいつも十分にある。
 奥の手は骨まで焼けるほど「甘い」焼きたてタルト。

関連事項

パティシャの一族


 国内外で悪名高い、通称「暗殺貴族」。彼の一族が知られる前は外交政策の一環としてパティシャの者を他国に送り込み、その「糖に魔力を込める」邪法で障害となる人物の抹殺を行っていた。
 パティシャの名が知れ渡るようになった最大の原因は、パティシャ家自身の興隆の為に暗殺という手段を行使し始めた事だ。
 邪法の熟練者であればその身を相手に触れさせるだけで、(相手の魔術抵抗が低ければ)体内の糖を危険な爆薬にも、己の心臓を突き刺す針にも変容させてしまえる。
 その事実が尾ひれをつけて上流階級には伝播しており、パティシャ家の者と知れては握手すら拒まれ、最低限の礼儀だけで往なされてしまう。
 ワディノがパティシャの姓を名乗るのは、彼女の容姿に惹かれて色目を使おうとする上流階級の愚かな男に対する牽制の意味もある訳だ。

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最終更新:2013年05月26日 02:51