グラスワーム

第四章『甲殻種・節足種』
環形生物種 雪棲類 鉱精近縁系統 『 雪晶蚯蚓(別名:グラスワーム) 』

概要


 寒冷地方に生息する全長十メートルほどの巨大なミミズ。
 その名の通り全身がガラスのように透明で硬質、それでありながら一箇所に対する衝撃に弱いという外殻の持ち主。
 これは雪上という環境に合わせて景色への透過、体温保持などを目的とした進化と言われているが、詳細は定かではない。
 主食は雪を大量に食べることで中の微生物や栄養素を取り込むもので、特に人間を襲うことはない。
 それどころか動くものを感知すると即座に雪の中に紛れ、さながら氷の塊のように紛れることから、目撃例が極めて少ないのが現状。
 しかしこの魔物が体内で生成する氷玉と呼ばれる特殊な成分の結晶体は世界で十指に入る美石と言われ、毎年彼らの繁殖期である冬の雪山に足を踏み入れては、そのまま帰らないハンターも多い。

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最終更新:2013年05月18日 13:56
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