マギィ

概要


 表紙が欠落し大半のページが抜け落ちた、自我を持った古い魔導書。
 経年劣化も激しく、もはや何について記述されたものなのかも判別できないほど。
 ページと共に大部分の記憶も失っており、自分の名前すらも思い出せないでいる。
「マギィ」とは、旅の途中でしばらく一緒になった魔術師につけて貰った名前。
 残されたページと僅かな魔力から肉体を構築し、失ったページを求めて各地を彷徨い歩いている。
 人間時は一見すると10歳前後の少女。伸び放題の銀髪に、色褪せた黒いローブを纏うという浮浪者じみた格好。
 口数は多くなく、殆ど片言でしか喋れない。
 失ったページを補う事で徐々に魔力と記憶を取り戻し、外見も成長するらしい。
 自我を持ち、ページの大半を失ってなお肉体を構築できるほどの魔力を秘めた魔導書ではある事は確か。
 本人にはその自覚があるのかないのか、今日もほけーっとあちこち歩いて回っている。

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最終更新:2013年05月21日 20:51
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