カルドラ - 幻想世界事典 第二版

カルドラ

概要

　呪われた緑柱石に宿る晶妖精。邪鬼に近い類であり、呪いの運び手でもある。
　無表情で寡黙だが、性格は凶暴で激情家。
　一見普通の晶妖精の様だが、瞳孔は見開かれ、羽はボロボロで、肌も所々ひび割れ硬質化している。
　更に異形なのは手で、掌が無く、指は全て巨大な爪の様な刃物の様なものになっている。故に彼女はその手では切り裂く事しかできない。
　彼女の爪に斬られた者は病に冒され、それは即ちこの宝石の呪いでもある。
『緑柱石の晶妖精が呪われた姿』ではなく、緑柱石の魔力とかけられた呪いの魔力が反応して産まれた妖精。
　故にこの緑柱石本来の晶妖精は呪いとカルドラによって石の中に封印された形であり、呪いが解ければ彼女が解放される。
　しかしそれはカルドラの消滅を意味する為、この緑柱石にかけられた呪いを解こうとする者に対して彼女は容赦無く牙をむく。

関連事項

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