湖水さん

人物像


 辺境在住の一般人。しかし、彼女は壮大な歴史を歩んできた。
 まだ年齢一桁代の頃「わーいわーい」と、彼女は花壇の周りをぐるぐると回る女の子だった。此処で強靭な脚力を身に付ける。
 さらに10代の頃「武器は装備しないと意味が無いよ」の人になった。畏れ多くも未来の勇者に助言を施せる、そんな役職だ。
 続く20代の頃「此処は○○の村だよ」と、彼女は村の入口を飾るまでに成長していた。ある意味でこの頃が彼女の全盛期。
 そして30代の頃「昨夜はお楽しみでしたね」で定評のある宿屋のおかみさんとなり、彼女自身も二人の子供をもうける。
 明くる40代の頃、ついにその二子が冒険者として旅立った。長女は名声を求めて村を離れ、次女はその姉を追って行く形で。
 最後に50代の頃、旅に出た長女の死が伝わり悲しみに暮れる。
 以来、彼女は身体を悪くし60を迎える前に帰らぬ人となるも、夢か幻か、その最期を看取ったのは死んだ筈の長女だったそうな。

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最終更新:2013年06月03日 22:17