「開戦」
殺し合いの会場である区域。
そこには海、山、遊園地と様々なエリアがある。
B-2は街の真ん中。現在の時刻は深夜。
しかしビルは一つも明かりを付けていない。
僅かな月の光さえビルが遮り、そこは闇の中であった。
車一つも通っていない大通りには男が立っていた。
「バトル・ロワイアル、か。」
ククク、と笑い声を立てながら独り言を呟き佇んでいる彼はゲーム参加者の一人であった。
食堂の男。彼は何の能力も持たない唯の凡人である。
他の人と違う所を強いて挙げるならば妄想癖が強い所である。
「黒のカリスマと言う名前だったかな。」
「この俺をこんなゲームに招待したのだ、楽しませて貰うぜ。」
彼はそう言うと月を見上げながらニヤリと笑った。
「おっと、俺の支給品を確認しなくては」
彼は支給された鞄を漁った。
開会式でも説明されたが、全ての参加者に水と食料が二日分、
コンパス、地図、名簿、筆記用具、時計、ランタン
そして人を殺すための『武器』が支給されるのであった。
彼も自分の支給武器を見つけると優越感に満ちた顔で笑った。
「これは、俺に最高のブツじゃあないか…」
彼が鞄から取り出した『支給武器』、それは紙コップが二つ
そしてそのコップの底面に糸が取り付けられ繋がっているものだった。
彼が支給された武器は糸電話だったのだ。
彼は片方の受話器の役割をもつ紙コップを鞄に入れ、
もう一方の紙コップは右手に大事に持ち、鞄から名簿を取り出し目を通した。
「ククク…名簿には俺の知る名も無い。」
なら好きに出来るな、と彼はそう言うと糸電話に向けて某国の大統領の名前を告げる。
そしてそのまま通話を始めたのだった。
勿論糸電話なのだから何処にも繋がらないのだが。
そのまま彼は糸電話で電話をしながらビルの影に向かって歩いて行った。
今回のゲームは彼の様にある"妄想癖"が強い人たちが集められているのだ。
通称『厨二病』と呼ばれるものである。
中二病(ちゅうにびょう)とは、思春期の少年少女にありがちな自意識過剰やコンプレックスから発する一部の言動傾向を小児病とからめ揶揄した俗語である。
伊集院光がラジオ番組『伊集院光のUP'S 深夜の馬鹿力』の中で用いたのが最初と言われている。
「中」の字を「厨」で置き換えた厨二病という表記も見られる。
「病」という表現を含むが、実際に治療の必要とされる医学的な意味での「病気」または「精神疾患」とは無関係である。
…wikiより。
これはひどい
【B-2 大通り・1日目 深夜】
【食堂の男@ラ・ヨダソウ・スティアーナ(コピペ)】
[状態]:健康
[装備]:糸電話
[道具]:水と食料それぞれ二日分 コンパス 地図 名簿 筆記用具 時計 ランタン
[思考・状況]1 他参加者との出会い
※もう一つの支給武器は確認していません。
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最終更新:2012年12月27日 08:34