【名前】ストライダー飛竜
【出典】ストライダー飛竜2
【性別】男
【名ゼリフ】
「ベストを尽くせ。尽くせないならここで死ね」
「成程、確かにこれは効率的な武装だ」


【人物】
忍者を前身とした諜報組織ストライダーズに所属する特A級のエージェント。
ストライダーは平均クラスとされるB級にて、その戦闘能力は完全装備の一個師団とたった一人で対等と言われており、彼はその中でも最高のクラスとされる特A級に最年少の若干19歳にて昇格した最強のエージェントである
飛竜という名前は彼のコードネームであり、彼の本名・経歴を知る者は誰もいないとされる。(設定等が若干異なる初代ストライダー飛竜を基にした漫画版には姉が存在していたことが明かされてはいる)
任務と組織への掟を第一とする信条で、敵対者や裏切り者にはあらゆる事情があろうと一切の容赦をしない。空中戦艦の動力炉にされた幼女を例え本人が殺してと懇願してきたとはいえ一切の躊躇もなく殺すことからも分かるように冷酷無情を絵に描いたキャラである。
尚、ストライダーの制服と思われる忍び装束を身に纏っているせいで誤解されがちだが、彼は正確には 忍 者 で は な い!
因みにストライダーとは”野を馳せる者”の意である。

【本ロワでの動向
本ロワにおいては参戦時期と表の主催者に彼の暗殺対象である冥王グランドマスターがいたことから、一応対主催である。
尤も、頭に一応が付いているからも分かるようにその本質は下手なマーダーも真っ青な危険対主催である。
ロワ開始後、飛竜は基本的な方針を主催者打倒の対主催方針に固めるものの、危険人物・足手まとい・非協力者を徹底的に排除し、最終的には残った対主催と主催者が激突する最中で、その隙を突きグランドマスターを暗殺する方針にて行動を開始する。
彼がその性格上積極的な殺し合いをしてくれるとでも期待していたのか、支給品は元々使っていた装備をそのまま支給されるという扱い。加え、オプションパーツAまでもが付属される大盤振る舞い。サイファー一本与えておけば原作同様にそれだけで充分に暴れるだろうに、格ゲー拒否のウロボロスを扱えるようにまでする容認。出典的にはオプションは使わないし、そもそもウロボロスは格ゲーであるMVCシリーズの技じゃないのかって? 細かいことは気にしちゃいけない!

まずは自分以外の参加者を探し会場を馳せる飛竜。発見したのは浜渡浩満ことハマー。ギャグキャラである彼のウザい言動をシリアス一辺倒の飛竜は完全拒否。彼お得意の土下座にすらウロボロスでフルボッコするという鬼畜ぶりで対応。哀れハマーは吹き飛ばされ気絶、その後彼は悪夢の中でフレディ・クルーガーに殺されることとなり永遠の眠りにつく。
間接的に参加者の死亡原因を作っているのだが、直接殺害していないせいで一部読み手からはこの飛竜はむしろ有情とまで言われる始末。実際、この辺りまでの彼は全体的に見てまだ有情であった。

次に飛竜が遭遇したのはキング。彼お得意のハッタリ戦法に対してもまたしても飛竜は完全拒絶。しかも今度は彼が戦力外の足手まといという理由から直接殺害。本当に容赦がない。

幾度か放送を跨ぎ直接接触しないものの参加者たちの動向を窺いながら飛竜が次に標的と定めたのは織田信長。
ガロン塚本を彼に殺害された怒りのランスにより拠点と定めた安土城に追い詰められた信長に強襲をかける。
他人の因縁を横合いから完全無視して獲物を横取り、加え安土城を放火して退路を断つという鬼畜ぶりにて、燃える天守閣で飛竜と信長は激闘を繰り広げる。
激戦を制したのは飛竜。しかしさしもの第六天魔王。その最期の意地にて彼は飛竜が主戦法として使っていたオプションAを破壊する。
燃える安土城より離脱した飛竜はウロボロス使用不可となった現状に一計を案じる。
オプションを修理するなり、代用の武器を手に入れるか。プラス思考の塊のような男はそのための術を探るために行動する。
因みにこの時、信長を安土城まで追い詰め一時休息を取っていたランスの寝こみを襲っている。幸い、予想以上のランスの抵抗に不利と判断した飛竜は彼の殺害を後回しにすることにして撤退。
一応対主催側であり実力も充分あるはずのランスを襲った理由は何だったのか……まぁ確かに危険人物に見えなくもないが

そうしてその後、飛竜はある男と運命の出会いを果たす。
その男の名は上田次郎。日本科学技術大学理工学部教授。自称IQ240の世界的天才である。
とはいえその雰囲気・言動は飛竜の目から見ても実に胡散臭いの一言で済ませられ、それこそ排除しても問題ないだろうと即行で殺しにかかったくらいである。
しかし必死に自分が物理学の天才であり、豊富な知識や技術を有しているとアピールしてくる上田に飛竜も物は試しと一度その矛を収める。
代わりに彼が上田へと渡したのは信長に破壊されたオプションA。これを修理出来るなら考えてやる、そんな半ば脅しに対して上田は目先の危機を回避するために必死になってオプションの修理を開始する。

上田「ち、因みに飛竜君……私もベストを尽くすつもりではあるが、それでも人には限界というものもあり――」
飛竜「ベストを尽くせ。尽くせないならここで死ね」

あまりにも無情。飛竜が本気であることを悟った上田は涙目で必死になりながら、それでも遥か未来の兵器を何とか修理してみせた。
しかもウロボロスの射出機構を弄ったのか、どう考えても人力出力で出せる弾数を越えた魔改造っぷりまで追加してである。やっぱりあんた天才だよ、上田先生。
上田の仕事ぶりに飛竜も満足したのか、以降彼の認識では上田=有能という奇跡的にズレた考えが定着し、彼を専属技術者として同行させるまでに至る。
煽てられれば調子に乗るのが上田次郎という男でもあり、自分のことを本気で有能と全幅の信頼を寄せる飛竜に対して彼も『パーフェクト魔改造教室』なるものを開きながら、次々と行く先々の施設で見つけた道具を魔改造して飛竜へと提供していく。

そしてその結果登場することとなった伝説の怪人こそが、”スプリンガルド飛竜”であった。
フランシス・ド・ボーモン製の新型バネ足ジャック装備一式を、上田次郎が独自アレンジの名の下に魔改造した一品。これを装備した飛竜が猛威を振るい上げ始めたその時に悲劇は幕を開けた。
第一の犠牲者はラハール。独特のノリで行動する魔界王子をしかし飛竜は言動から危険人物と即座に判断。お披露目となりベールを脱いだ高速変態機動は容赦なく彼の命を刈り取った。

飛竜「成程、確かにこれは効率的な武装だ」

初陣を見事な暗殺で飾ったバネ足の性能に飛竜は満足したのか、以降もこのバネ足を装備したまま積極的に行動していく。どう見ても見た目は変態であり怪人である。
しかし参加者トップクラスの戦闘技能+超人的身体能力+バネ足による大幅な補助、という無茶苦茶な水増しは凄まじいものがあり、不意打ちとはいえあのラハールを瞬殺した結果にはスレ住民に虐殺の幕開けになるのではなかろうかと戦々恐々の思いを抱かせた。

住民たちの恐れを尻目に以降もスプリンガルド飛竜の活躍は続く。
第二の犠牲となったのは精霊王ギガゾンビカズマに殴り飛ばされ這う這うの体で逃げ出した彼は隠し施設にて眠る空中戦艦バルログを発見。仮にも未来世界の犯罪者であるギガゾンビはこれの起動に成功。空中戦艦を駆り復讐を開始しようとする。
しかし皆殺しにしてくれるわとハイテンションの彼の目に映ったのは、艦内モニターが捉えた戦艦内部を破壊しながらこちらへと向かってくる二つの影。
高速変態機動にて跳ね回るスプリンガルド飛竜。そして彼に無理矢理襟首を掴まれて引っ張り回されながら付き合わされている気絶中の上田次郎であった。
元世界からの因縁ある兵器を用いて虐殺に走ろうとしているギガゾンビを危険人物と判断した飛竜が、彼をスレイするために迫って来ていたのだ。
戦艦内部の動力炉。原作同様に名も無き幼女が生体部品として使われ「殺して」と自ら嘆願してくるのを飛竜は容赦なく無重力爆弾を彼女へと向かって投げつけ爆殺。本当に容赦ねえなおい!
動力炉を破壊され落下を始める空中戦艦。脱出しようとするギガゾンビをこれまた容赦なく追い詰めて命乞いすら一切無視して殺害。
挙げ句の果てに空中戦艦をそのまま市街地に墜落させ爆散させる。当然市街地の一角が丸々吹っ飛んだのは言うまでもない。幸いにもそのエリア付近には誰もいなかったため人死には出なかったが、当然そんなものは結果論である。

飛竜「貴様らにそんな玩具は必要ない」

そんな決め台詞よりもまず先にお前は自分の玩具をもっと自重しろ、とはスレ住民全会一致の感想であった。


その後も飛竜は上田を引き連れながら危険人物の芽を刈り取るために会場中を駆け回る。
総軍大戦のゾンビを対軍用の武装を持っていないという理由から最低限度だけ倒しながら後は無視。こういう時に暴れるのがお前の出番じゃなかったのか?
神州王戦にはちゃっかり乱入して対主催に協力するもあくまでそこはサポート程度。デモンベインが奇跡を起こし神州王を倒したのを見届けた後はあっさりその場から去る。他者と群れたり慣れ合ったりすることをストライダーは好まないのだ。

しかしその後にジョーカーの影響で闇堕ちした野原ひろしが碇シンジの殺害という凶行に走った時には颯爽と登場。ここに至るまでカワイソス四天王の一角に数えられるひろしの境遇に対しての同情や何もかも一切無視。無慈悲にスレイして彼の悪夢に終止符を打った。
だがひろしと彼はこれまで一切何の面識もなかったし、美味しく積み立てられたフラグや因縁などの何もかもを横合いから掻っ攫い台無しにするこの行為にはメタ的な意味でスレ住民からは「空気読めよ飛竜! 汚いなさすが忍者きたない!」の意見が飛び通う結果となった。


そうしてやりたい放題を続けてきたストライダー飛竜にも遂に最後の戦いが訪れる。
終盤、ゾフィーとブラックロックシューターという二大マーダーが二面展開で猛威を振るう戦場にまたしても上田を引き連れたバネ足装備の飛竜は乱入してくる。
某超機械大戦の経験値泥棒的なノリがすっかり定着したのか、むしろスレ住民の間には「また来やがったよ、こいつ」的なお通夜モードが既に生まれかけてもいた。
決定打となる遠距離攻撃手段を持たない対主催集団が防戦一方となり苦戦する中、魔改造ウロボロスをばら撒きながらやって来た飛竜は瞬く間にブラックロックシューターを追い詰めていく。
間合いと武装は互角、しかし百戦錬磨のブラックロックシューターをもってしても自分と同等以上の戦闘技術を有し尚且つバネ足による変態高速機動が付加される飛竜の動きには対処し切れず遂に間合いを近距離まで詰められる。
もはやお決まりになったようにまたしても飛竜の一撃がブラックロックシューターを断ち切るかと思われたその刹那のことであった。
急に飛竜の動きが精彩を欠き、それどころかその動きまでもが一瞬硬直する。
それは瞬きほどのほんの一刹那。しかし彼らレベルの戦いにおいてその隙は決定的なまでに致命のものであったことも確か。
皮一枚のギリギリで飛竜の凶刃を回避してみせたブラックロックシューターはこの好機に全ての出し惜しみは不要と即断、隠し持っていた切り札の使用に踏み切る。
一発の銃弾が飛竜へと撃ち込まれる。例え至近距離でも本来の飛竜ならば回避なり防御なりは可能であっただろう。しかし謎の精彩を欠いた動きをしていた飛竜にはそれを避けきれずそのまま喰らってしまう。
されどたかが銃弾一発。ストライダーにとってそんなものは物の数ではないと反撃に転じようとする飛竜であったが、しかし予想に反して体は強烈な麻痺により動くことも出来ない。
再び一発の銃声。トドメとなる銃弾が眉間に向かって放たれたのをスローモーションのように見据えながら、飛竜はそれが回避不可能であり同時に己に死を告げるものであることを悟り、静かに受け入れた。

彼女の切り札神経弾を喰らったことからの呆気ないまでの幕引き。
どうせ飛竜が勝つんだろと半ば予想していたスレ住民の思惑を見事に裏切った事態には流石に誰もが驚きを隠せなかったようである。
むしろ散々これまでメタ的に見てすらやりたい放題を繰り返しても強キャライメージが定着していた飛竜が呆気なく負けたことが、対主催にとって本格的なピンチではなかろうかと上手く危機感を抱かせる演出ともなっていた。
この為、結果的にはこの後にブラックロックシューターは敗北するものの最後までどちらが勝つか分からない手に汗握る展開に一役買うこととなってしまったのは飛竜から見れば皮肉なことではあるのだろう。

因みに後のネタばらしで何故あの時に飛竜の動きが鈍ってしまったのか、という理由に対して明かされたのは丁度同時期に逃がしたはずの相棒の上田がゾフィーによって踏み潰されたからという衝撃的なものであった。
上田から数々の魔改造兵器を与えられ、曲がりなりにも友情や絆などが芽生えていたということなのだろうか。冷酷非情を絵に描いたような言動をしてきた飛竜が、結果としてそんな彼らしくもない理由で命を落としたということに、
相手が神経弾なら仕方がない。らしくもない理由の最期だけどむしろそれだけに受け入れられる。
とスレ住人たちも納得した様子であった。

余談だが、彼が標的と定めながら仕留め損ねたグランドマスターは最終戦にて飛竜同様に人の話を聞かない男であるカズマによってその手勢ごと壊滅させられる結果となっている。
お気に入りの改造バネ足はこれまた主催戦にて長谷川泰三の手によって回収・装備されギャグ要員として活躍した。

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最終更新:2013年12月07日 00:14