金剛晄(金剛番長)
【出典】金剛番長
【性別】男
【初期支給品】棒手裏剣@忍たま乱太郎、シャボン玉の首飾り@
王さまシリーズ、宇治銀時丼@銀魂
【台詞】
「ただ『助けにすがる』のと、『仲間を信じる』のとは、違うんだぜ」
【本ロワでの動向】
日本再生のために政府と自らの兄である金剛猛によって発動された、改造人間『番長』たちによるバトルロワイアル・『東京23区計画』を叩き潰さんと立ち上がった男。三本角のように髪を立てた特徴的なオールバックの巨漢で、改造による呼称ではなく、その心意気と「スジを通す」生きざまから「番長」と呼ばれる。風体に似合わずプリンが好物。
参戦時期は不明だが、荒欧零猛怒(アラクレモード)を発動していたことから、少なくとも6巻、マシン番長との交戦後であると考えられる。
登場話『嗚呼、熱き超合金讃歌』にて、アルター使い
エマージー・マクスフェルと交戦。シェルブリットのカズマと激戦を繰り広げたA級HOLY隊員であるエマージーの呼び出す勇者ロボット型のアルター・ピンチクラッシャーには苦戦を強いられるが、アラクレモードからの拳撃で大地にヒビを入れ、エマージーとロボごと地面を持ち上げて放り投げるという規格外の荒技からの必殺技・打舞流叛魔(ダブルハンマー)で勝利を収める。
エマージー「う、嘘だ、嘘だ嘘だっ……!勇者は、勇者は絶対に負けないんだっ!勇者は」
金剛番長「知った……ことかーっ!!」
カズマへの敗北のトラウマからピンチクラッシャーの強さを証明しようとパニックになっていたエマージーは、二度目の敗北で完全に絶望しかけるが、「すがるものを持つなとは言わない、ただ本当の意味で逆境に立ち向かうときは自分自身で向き合わねばならないことも覚えておけ」という金剛番長の言葉にカズマと重なるものを感じ、理解は追い付かぬながら、自ら「超合金(スパロボ)番長」と名乗り、すがるようについてくることとなる。
怯え媚びるようなエマージーの態度を道々叱咤しながら進んでいたところへ、立浪ジョージに襲われたカーレッジくんのSOSを受ける。カートゥーンの住人ながら犬であるカーレッジくんの言葉は金剛番長には通じなかったが、必死にジェスチャーをする姿に「何だかわからんが、わかったぜ!」とすぐさま快諾すると、エマージーと同じアルター使いである立浪と交戦。同じくひこにゃんのSOSを受けて駆け付けた
東方仗助とともに、これを撃退する。
戦いの後、受けていた傷が元で死亡したひこにゃんからカーレッジくんを引き取り、仗助も加えて、ここに番長チームが結成された。
仗助とは学生同士というだけでなく、性格や行動方針からも自然と意気投合。堅物な部分を冷やかされることもあったが、強固な信頼関係を築いていた。というか共通点として二人ともヘンな髪g(ドララララァーッ(ダブルハンマー!!
一日目の夜、番長チームは
ねないこだれだと悪霊たちに襲われるも、ホラー適性のあるカーレッジくんの活躍であわやのところを救われる。しかし、対峙したところでねないこだれだは物理攻撃無効であった。
カーレッジくん「どうしたらいいどうすればいい?アワワワ」
金剛番長「……こうすればいい!!」
なんと、そばの岩盤いっぱいに拳で以て"不動明王"を彫りぬき、ねないこだれだと悪霊たちを撃退した。
(なお、この岩盤に彫られた不動明王は、のちにロワ内でも有名な、ホラー除けのスポットとなる)
途中、マーダーの襲撃によってチームは分断される。マーダーを退け、エマージーとカーレッジくんのもとへ向かうと、エマージーは瀕死の毒娘イーズーンの頼みによって、ガリグール王 IN 巨大改造モスカ@家庭教師ヒットマンREBORN!との戦闘に入っていた。精神状態からアルター構築が安定しないまま、超出力のモスカを前に押されるグレート・ピンチクラッシャーを見て、金剛番長は間一髪で助けに入り、二人でモスカの破壊に成功する。
エマージー「勇気を出して、一人で戦おうと思ったんです……でも、やっぱり私は駄目だった」
金剛番長「超合金。ただ『助けにすがる』のと、『仲間を信じる』のとは、違うんだぜ」
そう言って彼の勇気を讃えた金剛番長に、エマージーは不思議そうな顔をし、やがて、ぽつりぽつりと自らの過去を語りだした。アルター使いとして、人間ではない化け物として迫害された幼少時代のことを。金剛番長も、自分が人類とは異なる進化を遂げた「金剛類」という存在であることを告げる。そして、エマージーを、「俺が認める仲間で、気概を持った漢だ」と言った。
その後、放送で日本番長の死を知り、倒すべき存在であった実の兄の死に、複雑な感情と悲しみを覚えながらも、兄の分までスジを通すと、決意を新たにした。
しかし、そんな時、番長チームは公害怪獣ヘドラの襲撃を受ける。凄まじい悪臭を撒き散らすヘドラの接近に遠くからいち早く勘付いた金剛番長は、通常スモッグに含まれるより遥かに異常な濃度で硫酸ミストが放たれていることを看破、カーレッジくんの支給品であったテキオー灯@ドラえもんを自分以外の三人に浴びせかけ(エネルギーがぎりぎり三人分しかなかった)、絶望的な相手への足止めを買って出る。
再成長途中で大きさが半端であるとはいえ、触れただけで金属を腐蝕し人を骨にするヘドラにはさしもの金剛類の肉体も耐えきれず、毒素に目は霞み、あっという間に皮膚が焼けていく。それでも進路を変えようと立ち向かう金剛番長の背後から、ドラララァーッの雄叫びと共にラッシュが飛び、崩れかけた体が修復された。
仗助「あんたにばっかりよォ~~~ッ、いい格好はさせねーぜッ!」
金剛番長「仗助……!」
止せ、テキオー灯の効力が切れたらお前では耐えきれないと諭す金剛番長に、「知ったことか、っスよ」と笑い、仗助はクレイジー・ダイヤモンドでのサポートに入る。その覚悟と意気を汲んだ金剛番長は、建物より大きいヘドラに組み合い、渾身の力で拳をぶつけ始めた。
金剛番長「……超合金番長は……エマージーは」
仗助「カーレッジのやつを任せてきた。今のあいつになら、任せられるからよ」
そう言って笑い合い、
「クレイジー・ダイヤモンドッ!!」
「大邪悶怒炸糾羅(ダイヤモンドサーキュラー)!!」
仗助と共に、金剛番長は身が溶け命果てるまで、ヘドラと戦い続けた。
脱落としては中盤の脱落となったが、エマージーを感化し、命を捨てても、仲間のためにスジを通したその生きざまは、確かにのちに続くものを残したと言えるだろう。
最終更新:2014年05月07日 21:54