【名前】 ルカ
【出典】 もんむす・くえすと!
【性別】 男
【年齢】 不明(10代半ば程度か)
【名ゼリフ】
「あひいいぃぃぃぃぃ!」
「ふわああぁぁぁぁぁ!」
「らめええぇぇぇぇぇ!」
―――あの中に挿れたならどれほど気持ちいいだろうか。
【支給武器】 聖杯ルシファー@ペルソナ3
【人物】
勇者を目指すごく普通の少年。純真で単純、おまけにお人好しでヘタレだが向上心は強い。
人と魔物が敵対する世の中にあって両者の平和的共存を目指しており、夢想家と詰られたり現実に打ちのめされたりしながらも前向きに頑張っている。
実は天使と勇者の混血であり、魔物が扱う剣技に関しては天賦の才を持つ。さらに四精霊との同調や天使技なども次々習得、半人前以下だった当初とは異なり中章以降は名実共に人類最強の戦士となる。
過去に住んでいた村から母子共に迫害を受け、薬すらもらえずに母親が衰弱死。そんな母親の「誰も恨まず立派な勇者になれ」という遺言から村への憎しみを持つことすら許されなかったという意外に重い過去を持つ。
【本ロワの動向】
アリスと完全に和解していたため、少なくとも終章以降であると思われる。
平和を目指す勇者であるところの彼は当然殺し合いなど許容できるはずもなく、迷うことなく対主催方針を取るのだが……
話は変わるが、ルカさんは物理的な戦闘力は高いが色仕掛けや快楽攻撃にはてんで弱いという弱点が存在する。
そして彼が序盤~中盤はじめあたりまでに出会った参加者は以下の通り。
ルサルカ・キアラ・青蛾・アスタロット・散・野獣先輩・イリス
あっ……(察し)
ルサルカにはナハツェーラー&アイアンメイデンによる快楽責めを受け(鋼鉄の処女でどうやって快楽を与えているんだとかは言わない約束)、キアラと青蛾には3Pで散々搾り取られ、アスタロットには正統派逆レを食らい、野獣先輩には普通に掘られ、イリスとは同化・融合プレイをかまされる……
散様からは螺旋食らって気絶した隙に一 線 を 越 え ら れ てしまうなど、カタログスペックの割には散々な扱いを受けることに。
そんな絶望の中、イリスに吸収されそうになったところをテッカマンアックスによりフラグクラッシュされ、以降コンビを組むこととなる。
なおアックスとのコンビは読み手からは斧射コンビと名付けられている。ルカさんをいじってそんなに楽しいか。
事態が動いたのは中盤、アックスさんと友好的な関係を築いていたルカさんだったが、そこにチートマーダーの
ラインハルト・ハイドリヒが来襲。
さしものシリアスルカさんでも獣殿には力及ばず、アックスの命懸けのボルテッカにより何とか逃走することには成功する。
しかしその戦闘でアックスは死亡。直後の放送でも恋人だったアリスフィーズの名前が呼ばれたことで完全覚醒、覚悟完了する。
完全シリアスモードに移行した後のルカさんはギャグやエロといった描写は完全に鳴りを潜め、持っていた勇者としての資質を十全に発揮する。
半分マーダーと化していた呂布との戦闘においては剣技のみで互角の戦いを繰り広げ、感想では「え、これ本当にあのルカさんと同一人物なの?」とまで言わしめさせた。
そして終盤に差し掛かり、ルカさんは序盤での因縁を持つ葉隠散と相対する。
自然を破壊し、動植物を排斥した人類を抹殺すべく星義を掲げる現人鬼。その姿はかつて魔物を排斥しようとしていたラザロと重なっていた。
散「人間が我欲と保身に縋るこの殺し合いの地で、ルカよ! お前はなおも人間を讃える詩を歌うか! 歌えるか!」
ルカ「歌う、歌うさ! 僕もアリスも人間を愛している!」
そしてそれは魔物に対しても同じだ。僕は等しくどちらも愛している。
臣下になれと誘う言葉に否と返し、人間賛歌を啖呵として剣を散に向ける。
―――勇者よ!
―――鬼よ!
―――参れ!
―――応!
真剣勝負を制するのは技量でも体格でもない。ならそれは情念であるのか、覚悟であるのか。
ルカの放った剣は死闘の末に散の肉体を切り裂き、リベンジマッチは奇しくもルカの勝利と相成った。
この場は散の敗北とする、いずれまた相見えようぞ。
そう言葉を残し、散は素直に敗北を認め、その場を去るのだった。
その後はシュガハ組ことキタロー・花京院ペアと合流。特にキタローとは刑死者のアルカナコミュが発生するなど友好な関係を築くに至る。
終盤に入ると魔力不足や汚染によって暴走しかけた空亡(と白野・龍麻・アマテラス)に遭遇。被害を抑えるために戦闘に入るも、その圧倒的な暴威にキタローとはぐれてしまう(なお、キタローはこの単独行動時に
いーちゃんこと戯言遣いと相対する)。
次元違いの戦闘力に為すすべなく、共同戦線を張った龍麻たちと共に力尽きるかと思われたその矢先―――
散「立ち上がれ勇者よ! この散に土をつけたお前が倒れることまかりならぬ! 正しきは死なぬが常よ!」
そこに現れたのは葉隠散。かつてルカと戦った現人鬼。
何故この場に現れたのか、ルカたちが倒れたこの瞬間を機として報復に来たか。いいやあの散がそんな真似をするはずがなし。
困惑するルカに散はふっと微笑み、そして静かに告げるのだった。
散「カラスが黒いという命題を覆すには、何千何万何億の中に白い翼を持つ者がいればよい。それが覚悟であり、流子であり、イルであり、そしてお前なのだ」
人の情念、存分に見せ付けられた。かの万能王の言に間違いはなかったのだ。
ならば是非もなし。その輝きを守るため、散は一刻の修羅と化そう。
ただそれだけを告げると、散は未だ荒れ狂う空亡にたった一人で特攻を仕掛ける。一度は星を救わんとした身、大地の化身が相手ならば一切の不足はなしと笑みを浮かべて。
その姿はまさに不退転。質量の桁が違う空亡を相手に一歩も退く事なく、アマテラスが連れてきたエセルドレーダにより白野が空亡を抑えてみせるまで散は最期まで戦い続けた。
人と魔物の融和。ルカが理想とした信念に殉じ、不退転の戦士・散はここに散ったのだった。
かくして合流を遂げた7人(5人と2匹)は主催者を相手に最終決戦を挑むこととなる。
主催者の尖兵として放たれた幾万のシャドウの群れ。しかしそれに臆する彼らでは当然なかった。
ここに来て参加者にかけられた全ての制限は解除され、ルカは精霊との同調を可能としていた。
同じく制限解除されたキタローのコンセントレイトメギドラオンと共に、明けの明星→サラマンダー→明けの明星からの勝利の雄叫びによる全回復と絶妙なコンボを見せる。
そして主催との戦いも終盤、各々がそれぞれの戦場で戦う中、たった一人となったルカの前に現れたのはルカとアリスの宿敵である神・イリアス。
聖たる己が魔たる者を吸収することで完全なる姿を得ること、そして来るべき新世界の創造と魔物の根絶。それがイリアスの掲げる目的であった。
例え人でなくとも生きる権利はある、それを否定させはしない。そう啖呵を切ったルカは、単身イリアスに勝負を挑むのだった。
参戦時期の都合上最終形態にはなっていないとはいえ、それでもルカはおろか歴代魔王すら遥かに凌ぐ力量を持つイリアスに一時は膝を屈しかけるも、応援に駆けつけた宗次郎、トゥバン、美鈴の剣士たちの助けもあり復活。イリアス最大の快楽攻撃も「女に俺はイかせられねえなぁ~」とのたまう
MUR大先輩に無効化され、完全に形勢は逆転。
美鈴から童子切安綱を受け取り、肉体と魔力を限界まで削り取った上でカドラプル・ギガを発動、見事イリアスの討滅に成功する。
ただ必要とされたかった。人に忘れられたくなかった。だからこそ自分の存在意義を「神」という立場に求めた。
何億という年月に渡る孤独を吐露するイリアスに、ルカはただこう告げる。
ルカ「神でありたかったなら、人を無理に導く必要なんてなかったんだ。
ただ太陽のように見守ってくれていたなら、それで十分だったのに」
悔恨にも似た感情。初めて対等に人と向き合った神は、それだけを抱きながら静かに消滅する。
そんなイリアスを見送るルカの体もまた、聖素に浸食されていた。
心配の声を上げる美鈴に、しかしルカは曖昧に笑って答える。こうなることは覚悟していたと。
そもそも覚悟ならばアリスの名が放送で呼ばれたときからしていた。死んでしまった彼女の分まで戦い抜いて、彼女と自分が望んだ平和な世の礎となりたかっただけ。
それで生き残れたら御の字だが、自分ひとり生き残るために余力を残すつもりもなかった。死や痛みを忌避する本能を凌駕する魂こそが覚悟であると、自分はこの場でそう学んだのだから。
天使の技を使った代償。仲間の命を守れるなら、平和の礎となれるなら、それも安いものだろう。
ただ、一つだけ贅沢を言うのなら。一つだけ後悔があるとするならば。
―――アリス。君と一緒に、平和に時を過ごしたかった
それだけがこの胸に宿るたった一つの心残り。
そんな悔恨を残したまま、ルカの体は聖素の凝縮体と化す。
最期に浮かべた表情は、泣き笑いの形をしていた。
最終更新:2014年05月14日 18:59