【名前】ラインハルト・ハイドリヒ
【出典】Dies Irae -Acta est Fabula-
【性別】男
【年齢】不明
【名ゼリフ】「卿と私はコインの表と裏だな、イエス・キリスト。私も全てを愛している。されど私の愛は破壊の愛だ」
【支給武器】デッカー・スパナ@スーパーロボット大戦Z、ロンギヌスの槍@新世紀エヴァンゲリオン

【本ロワでの動向】

聖槍十三騎士団・黒円卓第一位。フルネームはラインハルト・トリスタン・オイゲン・ハイドリヒ。
司るルーンは「破壊」。魔名は「愛すべからざる光(メフィストフェレス)」。通称「獣殿」。
あらゆる物を「破壊」でしか愛せない破綻者一方、ありとあらゆる存在を文字通り平等に愛しているという危険極まりない人物である。
しかもその容姿、戦闘力などあらゆる面でチートであるため、さらにたちが悪い。
最も、本人からすれば、自身のチートじみた能力と、つきまとう妙な既知感(ゲットー)故に、全力を出せないのが悩みであり、自分が全力を出せる未知を体感したいと願っている。
幸い、傲岸不遜かつ謙虚という相反する性質を兼ね備えており、また虐殺は厭わないものも英雄たることに人一倍拘っているため、
序盤のうちは聖遺物を取り戻すなど、自らを全力が出せる状態にすることと、全力を出せる御敵を求め歩くことに終始していた。
ただし、 世界を一巡させ天国に至ろうというエンリコ・プッチの思想には、ゲットーに囚われるだけではないかと首を傾げていた。

ロワにおいてはルールは無視して自分のしたいようにするスタンスを通した。
第二回放送後に羽瀬川小鳩望月ジローの二人と遭遇し、吸血鬼に興味を持ったラインハルトは彼と一戦を申し込む。
結果は負けであるが、それは部下がやられただけでラインハルト自身は無傷であり望月ジローは瀕死の状態であった。
その後藍染惣右介を見つけるも意外にもこれをスルー。
第五回放送後には水銀燈および天野銀次というシルバーコンビと遭遇。支給されていたデッカースパナを振り回し攻撃し、優勢になるも逃げられる。いつでも殺せるという理由で彼らを放置。

そして終盤、「無限ループって怖くね?」において、マスターテリオンとの運命の接触を果たす。
互いに邪神によって運命の輪に囚われた者同士、一時はのちに遭遇する食堂の男と三人で笑話するなど友好的な関係を築けるかと思われた。だが、突如現れたセファーセフィロスの姿に元世界でのクトゥルフの姿を思い起こし、激昂したテリオンがこれを消滅させる。
それを切っ掛けとして知れた自身の囚われた状況に対する価値観の相違によりマスターテリオンと決別。
磨耗することをよしとせずゲットーからの脱出を目論見神に挑み続けた男は、聖書の獣へと聖槍の鋒を向ける。
二人の黄金の獣がぶつかり合う『黄金大戦』の勃発であった。

チート揃いのこのロワ内においてもトップクラスの力を持つ二人の激闘は熾烈を極め、ついには会場そのものが軋みを上げる事態となった。
同時刻に原作での宿敵たる藤井蓮とその未来の可能性の一つである天魔・夜刀が二重に時間停止を流出させて相殺してくれていなければ、宇宙の破壊と創世が何度も行われたレベルであった。
この状況から二人を危険人物と判断した風鳴翼がテリオンに襲いかかるが、これを撃退。
命を賭けて影縫いを発動し、テリオンの動きを阻害し続けた翼にラインハルトは敬意を表し、横槍を許すと共に、その奮闘に応えマスターテリオンを討つ。
この時、マスターテリオン自身の魂は邪神の手引きにより喰らうことができなかったが、リベル・レギスの方は至高天に取り込むことに成功。
チートラスボスがチートラスボスロボを駆るという、ますます全力を出す機会が遠ざかりそうな事態になってしまう。
しかも、続く話で、聖遺物繋がりで気に入り収集していたロンギヌスの槍@新世紀エヴァンゲリオンを装備させるという大暴挙に出る。
これには思わず、槍で貫かれた張本人であるイエス・キリストもツッコミを入れる始末。
しかしこの時のキリストとの“愛”に関する会話をもって、ラインハルトは自らが全てを愛していることを強く再認識。
あの変態の中の変態であり主催者でもあるジ・エーデルすらも愛する程。
ドMであるジ・エーデルにとっては破壊の愛も大いに結構、むしろ大喜び。

かくして、ジ・エーデル共々、本ロワのラスボスを務め、最終決戦において、対主催達の前に立ち塞がることとなる。
ラインハルト討伐隊のメンバーはロワ内でも随一のチートである天野銀次をはじめ、イエス・キリストスコール・レオンハート巴マミ水銀燈ヒュンケルの6人。
だが、喰らった死者の魂を自在に召喚・指揮することができるラインハルトに対して、数の差などあってないが如く。
対主催達は窮地に追いやられるも、ロンギヌスの槍をキリストが道連れにされ、スコールと銀次の犠牲によって至高天も崩壊。
聖約・運命の神槍を自らの腹部パーツがないことを活かして躱した水銀燈が作った僅かな隙に、ヒュンケルに死と相反する生命の力であるグランドクルスを打ち込まれ遂に敗北。
自らと対峙し、唯一生き残った巴マミに黄金練成の一部を褒美として与える。
気づかぬ内に鹿目まどかに関する因果に囚われていたマミに、自らを重ねたが故でもあったのだろう。
敗北しはしたが、自らの全力を出しきれたラインハルトは笑みさえ浮かべ、天へと召された。
ラインハルトの、そして仲間達の最期をも最後まで見届けた巴マミは呟く。

「逝ってしまったわ、円環の理に導かれて……」

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最終更新:2013年11月27日 23:12