【名前】 緋勇龍麻
【出典】 東京魔人學園剣風帖
【性別】 男
【年齢】 18歳(高校三年生)
【名ゼリフ】
「誰も信じていない分際で、愛だの勇気だのと軽々しく口にするなッ!」
「白野……きっと約束は果たすから。だから、安心して見ていてくれ」
【人物】
陽の黄龍の器の宿星を持つ本編主人公。古武術の達人であり気を自在に操る。
ゲームには有りがちな喋らない系主人公なのだが、立ち絵や選択肢などもないため詳細な人物像はプレイヤーの認識に委ねられる。
とはいえ個性的どころの話じゃない20人以上の変人共を率いたり、女キャラはおろか男や人外にまでフラグを立てるなど相当の人たらしであることが伺える。
ちなみに格闘歴は原作最終戦の時点でも一年足らず。才能豊かってレベルではない。
【本ロワの動向】
原作終了後からの参戦。
詳細な人物像のわからない彼であるが、本ロワでは人当たりのいい好青年として描かれている。
ロワ開始直後に葛葉キョウジ(主人公)と遭遇。互いに敵意がないことを確認すると当座のコンビを結成する。
しかし直後にTV版
アーカードとご対面。戦力的には十分拮抗可能な相手ではあったが、何故か妙な悪寒が止まらずキョウジと共に戦線を離脱。
なお、この際「アニメなんてなかった!」「実写化なんてなかった!」といった支援レスが大量に投下され、その後も
皐月駆や
藤井蓮といったキャラがTVアーカードと会う度に似たようなレスが付くこととなる。
その後二人は逃走先で小早川秀秋、フェア、百鬼空亡の三人に遭遇。
空亡「チューなるか? 汝チューなりや?」
キョウジ(主人公)「……黄龍、なのか?」
龍麻(どうしてこうなった)
なんか変なことになっている空亡(黄龍)の姿に二人して呆然となるも、浄化されたとはいえ本来は陽の存在であるはずの空亡に未だ陰が混ざっている現状は非常に危険であると判断。自分が陽の黄龍の器であることを利用して空亡の陽の部分を全て自分の中へ受け入れることを選択する。
その結果、穢れや負の思念である陰の部分と空亡を完全に分化させることに成功。陽の部分は龍麻の中に吸収されることとなる。
こうして空亡は力を削がれ陰のみに純化されるも、穢れの塊で理性の存在しない空亡を放っておけるわけがなく。キョウジと別れを告げた龍麻はフェアたち一行についていくことを決めるのだった。
三人に同行してからしばし、一行は白野・アマ公ペアと遭遇する。サーヴァントを欲していた白野と空亡の鎮守方法を探していた両者の利害は一致し、空亡は白野との間にサーヴァント契約を結ぶことになる。
しかし今度は白野の側が魔力不足で倒れかける事態となり、彼らだけに空亡を押し付けることはできないとして龍麻はフェアたちと別れ白野たちのグループに合流することに。空亡組結成の瞬間である。
その後は会場にあった霊地で白野の魔力回復に努め、空亡の鎮守に時間を費やすことが決定する。アマテラスが情報収集に一時離脱する中、龍麻は白野の護衛のために霊地に残ることになる。
当初はフェア・秀秋が放送で呼ばれたり、白野の宿敵であるキアラの存在もあってか焦燥の気配が濃かったが、アマ公と空亡の触れ合いやキアラが放送で呼ばれたことが重なり次第に柔らかな雰囲気となっていく。
白野が魔力回復に努めていたこの空白期間において龍麻は白野と交友関係を築き、互いの世界や己の素性を話し合うまでの仲となる。
空亡「チューなるか?チューなるか?」キャッキャッ
龍麻「あんまはしゃがないで……あぁちょ、勝手に物拾ってこない!危険物かもしれないんだから。人を見かけたら走っていかない!マーダーかもしれないんだから」
白野「」←魔力供給で倒れかけ
しかしロワも終盤に差し掛かり、本ロワでも屈指のチートマーダーである赤屍が龍麻たちを襲撃してくることで状況が一変。
四人がかりでも赤屍一人に防戦一方となり、このままではジリ貧という状況で白野が空亡の狂化スキルを使用。その甲斐あってか赤屍を退けることができたが、今度は空亡が本格的に暴走を開始してしまう。
因縁のある赤屍の姿を追ってきたシュガハ組と共に連戦となるも暴れ狂う空亡に一切の攻撃は通じず、先の赤屍戦以上に苦戦する事態に陥ってしまう。
結局この戦いは葉隠散の乱入による戦線の維持、及びアマテラスとエセルドレーダの手により空亡が沈静化することで終わりを告げるが、自分たちに代わって時間稼ぎをしてくれた散はこの戦いで命を落としてしまう。
なお、ここに至ってようやく空亡は完全に無害化し、空亡組の当初の目的はようやく達成されたこととなる。
その後しばしの時を経てロワは完全にその機能を停止し、戦いの場は主催陣へと移る。
様々な勢力・戦力がひしめく中、龍麻はシュガハ組のキタローや他七人の仲間と共に甘粕正彦を相手取ることになる。
甘粕戦において龍麻はその技能を活かして前衛を担当。高いレベルの戟法を操る甘粕と互角に殴りあい、ツァーリ・ボンバを奥義である秘拳・黄龍で打ち砕くなどして活躍。
他の仲間たちの尽力もあって遂には甘粕打倒に成功、同時に他の主催者も諸々の理由で打ち倒されるか撤退し、対主催の勝利が決定される。
しかし仲間だった白野と空亡は常闇ノ皇戦で死亡、キタローもエデンバイタルの扉の封印となってしまう。
何も失わずに生き残るなど甘い話は存在しない。死んでいった仲間への追悼の思いを抱きながら、龍麻は元の世界へと帰還するのだった。
エピローグにおいて、彼は己の内に宿った陽の空亡の力を借りつつ、陰の空亡が死亡したことによる龍脈の枯渇を解決するために世界中を奔走していることが判明した。
これは魔人世界のみならずロワに参加したほぼ全ての世界で発生している問題であり、アマテラスらと連携して事に当たるという旨が語られている。
なお、個別エピローグのほかにFate/EXTRAのムーンセルに「気の力を操る徒手空拳の達人」が乱入するというSSが投下されている。
SS内では明言されていないが、「ロワで得た友人が最期に月の聖杯戦争を阻止したいと言っていた」とその人物が語っていることから、この人物が誰であるかは容易に推測できるだろう。
最終更新:2014年12月08日 18:31