雛「あ、おおきいうにゅ~があるのー! いただきまーす!」
雛「はむはむ…ふわふわでやわらかくて美味しいのー」
銀「き、雪華綺晶…何の用?」
雪「ふふ…今度は銀お姉さまを物理的に食べようと思いまして…」
銀「フン…返り討ちにぃ…し、しまった、ツタが!」
雪「では…その体、頂戴します…」
銀「い、いやぁ…こ、来ないでぇー…!!」
雛「むにゃ…うにゅー美味しいの…」
銀「…助けてぇ…助けてぇ~…」
蒼「見て、雛苺が寝ぼけて隣で寝てる水銀燈の頬をしゃぶってるよ」
翠「微笑ましいと言うかなんと言うか…」
紅「面白すぎる光景だからビデオに撮ってみんなに見せるのだわ」
『可愛い子には』
とある家のとあるおやつの時間にて。満面の笑みで苺ショートケーキを頬張る雛苺。そんな彼女の顔が絶望に染まる事など、誰も想像出来なかった。…一人を除いて。
「あーっ!ひ、ヒナの苺が無いの…」
さっきまで食べていた筈の苺のショートケーキ。その主役とも呼べる苺の存在が、なくなっていたのだ。
「イーッヒッヒッヒ……残しておくのが悪いのですぅ!」
雛苺の横には、いつの間にか翠星石が立っていた。頬に証拠を残して。
「最後のとっておきに食べようと思ってたのにぃ…ぐす……」
「(はぁ……泣く雛苺の表情たまらないですぅ…)」
翠星石はゾクゾクと体を震わせた。雛苺の知らない間に、実の姉は変態と化していた。
「もういいの!」
完全にすねてしまった雛苺は、二階に引っ込んでしまった。
「(はぁん…怒った雛苺も素敵ですぅ!)」
―――――
「翠星石は意地悪なのよ…」
自分の部屋のベッドに寝転がり、呟きながら天井を見つめる雛苺。
「本当は…とっても優しいお姉さんなのに……どうして意地悪するのかなぁ?」
「それは雛苺が可愛いからじゃないかな?」
「ほぇっ!?」
いつの間にか雛苺の隣で寝転がっていた蒼星石。神出鬼没である。
「可愛い子には悪戯したくなるものだよ」
「そ、そうなの?」
よく分からない、と言いたげ表情を浮かべる雛苺に対して、蒼星石は笑みを浮かべて、雛苺の頬に掌を添えた。
「…僕も、ね」
「!?」
ちゅ、と雛苺の額に口付けを落とした。
「ひ、ひひヒナ用事思い出したの!ま、また後でね!」
顔を真っ赤にして、勢いよく部屋を飛び出す雛苺。そんな雛苺を見て、蒼星石は満足そうにくすくすと笑っていた。
「困る顔も、照れる顔も、可愛いなぁ……」
やはり翠星石と蒼星石は、双子であった。
この後、雛苺が双子を見掛けると隠れてしまう光景が、暫く続いたとか。
end
双子と契約時
一葉「翠星石、蒼星石、夜何をしておるのだ?指輪が熱くて苦しくて眠れないのだが・・・」
蒼「ごめんなさいマスター。昨日は翠星石がみだれすぎて一日中放してく・・うわぁ!・・ぐふっ」
ドカッバキッ
翠「な、何いってるですぅ!!おじじ!信じちゃだめです!蒼星石が夜な夜な自分で慰めてるんですぅ!」
一葉「そ、そうか(今度覗こっと)」
保守ですぅ
翠父「わかってくれ翠星石」
翠「政略結婚の道具なんてまっぴらですぅ!」
翠父「とりあえず会うだけ会ってみてくれ、頼む」
翠「うぅ~。ボンボンお坊ちゃまなんぞ興味ないですのにぃ・・」
翠父「彼が蒼星会グループの御曹司、蒼星石さんだ」
蒼「よろしく」
翠「結婚するですぅ」
翠父・蒼「エッ?」
真紅「ちょっと水銀燈!あなたまた私のアイス食べたわね!」
水銀燈「ケチくさいこといってんじゃないわよ。アイス食べないとやってらんないわぁ」
真紅「キ~ッ!!」
水銀燈「ちょ、ちょっとぉ!!何するのよ!離れなさい暑苦しい!ちょやめ、あっ」
蒼「今日もあの二人熱々だね」
翠「全くですぅ見てる方が熱くなるですぅ」
雛「人の事言えないと思うの…」
翠「最近蒼星石とマンネリ気味ですぅ…」
紅「そういう時は私に任せなさい」
つ チョメチョメな同人誌
翠「こ、これは凄い…参考になったですぅ!」
真「水銀燈」
水「何よぉ」
真「三文字」
水「把握ぅ」
真「ジャン」
水「…ク?」
真「ニヤリ」
水「真紅ーーー!」
真「私の勝ちなのだわ」
銀「あっついわぁ~…」
翠「暑いですぅ~…」
蒼「暑いね~…」
紅「暑いのだわ…」
翠「真紅…暑いなら紅茶(それも熱々)飲まないでくれです…湯気のせいでこっちまで暑いですぅ…」
紅「うるさいわね…そういうあなたもその暑苦しい髪切ったらどう?見ていて暑苦しいのだわ」
翠「な、なななんですってぇー…!?」
銀「うっさいわねぇ…黙りなさい、あんた達…暑苦しいわぁ…!」
翠「そういうお前も全身真っ黒で熱吸いまくりのドレスどうにかしたらどうです!?」
銀「はぁ?暑苦しいドレスならあんたも着てるじゃないのよぉ…!」
蒼「ちょっと、みんな…落ち着いて…」
紅「蒼星石だって、そのいやらしい帽子脱いで頂戴?暑苦しくて紅茶も飲めないのだわ」
蒼「なっ…これはお父様がくれた帽子だっ!それに真紅だって、真っ赤で暑そうなものかぶってるじゃないか!」
紅「あなたの帽子なんかと一緒にして欲しくないのだわ」
蒼「なっ…もう許さないよ、真紅っ!」
銀「あんた達も、暑苦しいから止めなさい!」
蒼紅「水銀燈に言われたくない(ね・のだわ)」
銀「あ…あんた達ぃぃー!!」
翠「キィーうるさいですぅ!こうなったらもう…」
全員「 大 乱 交 (よぉ・ですぅ・だっ・なのだわ)!!」
「まて真紅!このっ!」「ひゃっ、やったですね蒼せ…うぅっ」「んんっ!し、真紅っ…」
「双子丼にしてやるのだわ…あぁっ!」「まな板がうっさいのよぉ!」「「まな板(だって・ですって)!?」」
雛「ふぅ…やれやれなのー」
翠「さぁ、ご飯も食べたですし」
紅「テレビの時間ね」
蒼「今日は何見るの?」
銀「もっちろぉん…」
銀紅「くんくん!!」翠蒼「オリンピック!!」
……
翠「ちょっと待つですお前ら!何でこんな時に子供だましなアニメ見なきゃいけないんですか!!」
紅「翠星石…いくらあなたでもくんくんを侮辱することは許さないわよ」
銀「そうよぉ、くんくんの魅力を否定するなんてぇ…乳酸菌とってるぅ?」
翠「キィーうるせーですぅ!こいつら変な時につるみやがってですぅ!!」
蒼「翠星石落ち着いて!2人も!オリンピックは今しかやってない一大イベントなんだよ!」
銀「そんなのどうでもいいわぁ」
紅「日本なんてどうせ負けるのだわ」
蒼「僕だってくんくん見たいけど、録画すればいつでも見られるじゃないか!」
銀「じゃあオリンピックを録画すればいいじゃなぁい!」
翠「オリンピックはリアルタイムで見てこそなんですぅ!」
紅「くんくんだってそうよ!大体次の日のニュースで結果わかっちゃうじゃないの!」
蒼「あんな短い総集編で見たって感動が薄れるだけじゃないか!」
翠「うむむ、こうなったら…」
全員「 チ ー ム 乱 交 (よぉ・ですぅ・だっ・なのだわ)!!!!」
「水銀燈!さっさとRM(略)返せぇぇ!」「甘いわぁ…くっ!」「甘いのはそっちですぅ!…ひゃあ!?」
「今度こそ…双子丼にしてやるのだわ…きゃあっ!」「させないよ、不人気!」「何ですってこのKY!」
ジュン「ニュースニュース…グルジア戦争wkwktktk」
ピンポーン
ジャム「っち居留守だ居留守」
ピンポンピンポン
ジャム「しつけーな・・・あいつら起きちまうじゃんか」
あいつら「うーんくすぐったいですぅ~」「むにゃ・・・ちゅうちゅるる味しないのー」
ガチャ
ジャム「はい出ますよっ・・・・柏葉?」
トモエ「ひっ・・・雛苺を返してっ・・・今すぐ・・・!!」
ジャム「あ?ああ、え、えっとどうぞどうぞお引取り下さい・・・」
真紅「駄目よジャム。貴方と雛苺はもう契約しているのだわ・・・引き離すことは契約者であるジャムが死ぬことを意味するのよ」
ジャム「お、おいマジか!!てことで柏葉、わ、悪いな。あいつらの様子見てくか・・・?」
トモエ「・・・上がらせてもらうわ」
ズカズカ
ジャム「お、おいちょっと」
雛苺「うーん・・・!!トモエ?」
トモエ「雛っ・・・苺ッ・・・!!!」
雛苺「トゥモゥ・・・ングっ!?」
ジャム「???!!・・・・!!??」
トモエ「チュウウウウウウ・・・」
雛苺「うゆぅううううっ・・・ぷはッ!!・・・ト・・・モエ・・・?」
トモエ「好きよ・・・大好き・・・雛苺・・・もう離したくない・・・離さないわ・・・!!」
雛苺「や・・・トモ・・・エ・・・!!!」
ジャム「お、おいやめろよ!!なんだいきな・・・」
ヒュン
バシッ!
トモエ「邪魔しないで・・・竹刀を持った剣道○段の私に、桜田君じゃ敵わないわ」
ジャム「おあっ・・・アッ・・・」
真紅「貴女・・・」
「……ふぅ、明日のバレンタインに向けて頑張らなきゃ。」
………あんなに蒼星石が頑張るなんて珍しいです。
のりにまで教えてもらっているし。
苦手なお菓子作りなのにあんなに必死で……。
きっと……ううん!絶対にあのチョコレートは翠星石が貰う物に決まってます!
…そうと決まれば……、姉として、女として遠くから見守っているしかないのですぅ!
………今日桜田家に泊まるのも翠星石のチョコのために違いないのですぅ……♪
「ごほん。じゃ、じゃあ!翠星石はもう寝るです!おやすみですぅ!」
「あっ、うん、お休み翠星石。……えへへ。」
あのウブな反応!これは間違いなしです!
……明日が楽しみです。
次の日 2月14日 桜田家にて
「そ、蒼星石!翠星石に何か渡さなきゃいけない物とかあるんじゃないんですか!?」
「い、いきなり何?渡さなきゃいけない物なんて……。」
桜田家に、蒼星石が来た瞬間に追い詰めるようにして翠星石は言います。
ふっふっふ………、蒼星石のチョコを貰うのは、すいせ……、
「……僕が渡すものがあるのは雛苺だよ?」
「……はい?」
ち、チビ苺??でで、で、でも!まだそうとは決まって………。
「あっ!雛苺!」
「えっ………蒼星石!」
ちょっと頬を染めてチビ苺の所に走っていく蒼星石。
…………ま、まさか。
「……えへへ、はい。」
「ふぇ?……あっ!うにゅーがいっぱいなの~!」
………うにゅー?……あっ!苺の包み紙に包まれたハート形の……って!えぇ!?
「うわぁなの……!はぁと型のチョコレートなの!美味しそうなのー!」
「それね、僕が作ったんだ。良かったらもらってくれる?」
…………な、なってはいけないことが現実となってしまったです。
チビ苺が……あのチビ苺が………蒼星石のチョコを………。
……次の瞬間、目の前が真っ暗闇となっていきました。
「翠星石!起きるのー!」
「……ん?あれ………ち、チビ苺!!」
目を覚ますとそこは、ソファの上で目の前にはチビ苺の顔。
……あまりのショックで気絶してたみたいです。
「………さっき蒼星石から貰ったチョコレート見せやがれです。」
「ふぇ?ヒナもう食べちゃったの。」
「………はい?」
「だからー!!ヒナ、もう食べちゃったのー!」
…………まさか。
「ち、チビ苺?バレンタインってご存知ですか?」
「ばれんたいん?……んーとねー。あっ!のりが言ってたの!確かチョコを貰う日なのー!」
………予想通りですぅ。
ち、チビ苺はバレンタインの意味も分らぬまま蒼星石からチョコを貰ったんですね……。
……………。
………………。
「な、何だか無性に腹が立つですー!!バレンタインの馬鹿野郎ですぅぅ!!」
……後から聞いた話では、一日中叫びが響いてたとか、響いてないとか。
「……ぜ、絶対にチビ苺には負けないですぅ!」
蒼「……………チッ」
翠「蒼星石、怖い顔して一体どうしたのですか?」
蒼「あっ、翠星石…心配かけてごめんよ、ただね…」
「な ん で こ ん な に 僕 × 翠 の エ ロ 本 が 少 な い ん だ !」
翠「蒼星石…///」
紅「私達の数はホクホクね」
銀「し…しんくぅ…///」
水銀燈「溜まってきちゃったわぁ・・・」
水銀燈「また蒼星石の体使わせてもらおうかしら・・・」
一葉「おお、君か。よくきたね、蒼星石に会いにきてくれたのかい?」
水銀燈「ええ、可愛い妹ですもの。それじゃあ借りていくわぁ」
翠星石「おじじ!遊びに来てやったですよー!!」
一葉「おお、翠星石。元気かね?と聞くまでも無いかな」
翠星石「翠星石はいつでも元気ですぅ!」
一葉「ははは、まっていてくれいま紅茶を用意しよう」
翠星石「蒼星石の部屋にいってくるですぅ」
一葉「あぁ、蒼星石ならもう一人の姉が連れて行ったよ」
翠星石「もう一人の姉?」
翠「頬を吸うです水銀燈!」
紅「私の頬にして頂戴、水銀燈!」
薔「銀ちゃん…私にもお願い……」
雪「私が吸ってさしあげますわ、黒薔薇のお姉様」
蒼「このキムチチゲ、おいしいけどちょっと辛いなぁ」
翠「かれぇですぅ!食えたもんじゃねぇですぅ!」
紅「キムチチゲうめぇwwwwwwww」
双子「なん・・・だと・・・?」
紅「情熱の思い!ファイヤーローゼン!」
翠「癒しの心!リーフローゼン!」
蒼「う、潤いのきもち…ウォーターローゼン…」
紅「なにやってるのよ蒼星石」
蒼「なにこの遊び…」