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ローゼンメイデン百合スレまとめ@ウィキ

短編 巴×オディール

最終更新:

rozen-yuri

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だれでも歓迎! 編集

 ある朝の光景


 朝、オディールが目を覚まして台所に行くと既に巴がエプロンを着けて朝食の準備をしていた。
 巴はオディールに気付き、その方を向く。
「おはよう、オディール」
「おはよう。良い匂いね、今日は何?」
「昨日はパンだったから、今日は和食にしてみたの。このお味噌汁出来たら終わりだから、先に顔洗ってきたら?」
「ええ、楽しみにしてるわ」

 それから顔を洗って戻ってくると、テーブルの上にはまさに日本の朝食の見本といえるべき料理がセットされていた。
 アジの開き、出汁巻き卵、味噌汁、卵豆腐、ご飯…それを見てオディールの顔も自然と笑顔になる。
「わあ、美味しそう」
「さ、ご飯にしよう。座って座って」
 二人ともテーブルに着き、手を合わせていただきますというと、二人それぞれ食べ始める。
 だが、あるものを見てオディールの手が止まった。
 それに気付いた巴が首を傾げる。
「どうしたの?」
「…納豆…」
 小鉢に入れてある納豆に気付き、オディールは固まってしまった。
「納豆がどうかした?」
「いえ…ただ、納豆はちょっと…」
「…嫌いだっけ?」
 西洋人のオディールから見れば納豆は未知の領域だった。
 糸を引くネバネバしたこの食べ物は、見た目からして言葉は悪いがゲテモノレベルだ。
 巴はしょうがないなぁ、とでも言いたげに肩を竦める。
「オディールって納豆食べたことない? 昔日本に住んでたって聞いたけど…」
「無い…と思う」
「それじゃあ食わず嫌い? 美味しいから食べてみて」

 そう言ってオディールの納豆をあーんしてくる巴。
 これが他の食べ物だったら嬉しいのだがこれだと困る。
 オディールは思わず顔が引き攣り、後ろへ少し仰け反った。
「ちょ、ちょっと…」
「いいから、あーん。大丈夫だって」
 有無を言わさず納豆を近付けてくる巴。
 オディールは泣きそうになりながらも観念し、目を固く閉じ強張ったまま口を開く。
「あーん」
「あ…あーん…」
 そのまま口の中に納豆を入れられ、出来るだけ味わう事の無いように舌を遠ざけて咀嚼する。
 それでも味は感じてしまい、そして納豆特有の匂いが口と鼻に広が…。
「…あれ、美味しい…全然臭くない」
 強張りながら食べてみたが、あのアンモニア臭はまったくせず、辛子と醤油の味が十分に染みていて美味しかった。
 それを聞いて巴は満足そうに笑みを浮かべた。
「ね? 辛子を入れればあの匂いは消えるのよ。それに、これは高級なやつだから元からそういう匂いは少ないの」
「そうなんだ…ずっと臭い物だと思い込んでた」
 巴から納豆の小鉢を受け取り、もう一口自分で食べてみる。やっぱり美味しい。
「やっぱり食べれるじゃない。明日はクサヤに挑戦してみる?」
「もう、巴…」
 意地悪く言う巴にオディールはヘタレな声を出して抗議する。
 それが可笑しく巴は笑い、それに釣られてオディールも笑い出した。

 そんなある朝の光景。


オ「はぁ…コタツって素敵な文化ね…」
巴「でしょう? 日本の冬っていったらこれよ」
オ「フランスは暖炉かストーブだからこういうのは無いし…落ち着くわ…」
巴「足と足が当たるからその存在も感じられるしね。それに…」
オ「?」
巴「こんなプレイだって出来ちゃうし」
オ「と、巴!? 何を…!」
 巴はおもむろにコタツの中に頭を突っ込むと、オディールのスカートを捲り


エラーが発生しました。続きは各自d


「はい、オディール」
「ありがとう巴。…何このアイス…どうやって食べるの?」
「たまごアイスよ。この先端のゴムを切って中身を吸って食べるのよ」
「変わったアイスね…ここを切るのね」

 チョッキン

「きゃ、少し指に飛び出た…ん…」
 オディールがたまごアイスを食べ(吸い?)始める。
 その様子を巴はニヤニヤして見つめていた。
 しばらくしてオディールはそれに気付き、巴の方を見た。
「…どうしたの?」
「いや、私の胸吸ってる時みたいって思って…」
 ブッ!
 いきなりそんな事を言われ思いっきり吹き出し、口を離した拍子に残りの中身が飛び出して顔に掛かった。
「な、何言い出すのよ…! ああもう、顔がクリームでベトベトになっちゃったじゃない…」
「ごめんごめん、顔に掛かっちゃったわね…。仕方ない」
「へ?」
「残しちゃったらもったいないから。全部私が責任持って食べてあげる」
「いや、ちょっと…!」
「もちろん、オディールごとだけどね…」
「ひゃあぁぁ…巴のえっちー」
 意外と満更でもなかったりするオディールだった。


季節外れだけど節分ネタ

オデ「今日の夕飯は巻き寿司?」
巴「日本じゃ今日節分でしょう? それで日本食店で恵方巻きが売ってたから買ってきたのよ」
オデ「恵方巻き…どうやって食べるの?」
巴「恵方…今年は南南東を向きながら、これを切らずに黙って食べていくのよ」
オデ「へぇ、面白そうね。じゃあ頂きます」
巴「頂きます」

 ばくっ

オデ「ほふぅ、はむぅ…んん…(意外と太い…黙って食べるのも結構難しいわね…でも美味しい…)」
巴「……(…黒いのり巻きを頬張るオディール…ハァハァ日本文化バンザイ…)」


巴「今日は回転寿司を食べに行きましょうか」
オデ「回転寿司…テレビで見た事はあるけど始めてだわ」
巴「食べ方分かる? あのお皿を…」
オデ「大丈夫よ。何回もテレビで見てるから」
巴「何回も…? 本当?」
オデ「ええ。こうやって回ってくる寿司を…」
巴「うんうん」
オデ「箸でつかんで、落とさないように食べr」
巴「それ“は○トび”」


巴「…準備は出来た?」
オデ「ええ、大丈夫よ」
巴「そう…じゃあ、行くわよ」

 グィッ

巴「良いではないか良いではないか」
オデ「お代官様、およしになって~(グルグル)」

オデ「ハアハア…」
巴「どう? 興奮した?」
オデ「ええ、凄くドキドキするわ…何だかエロチックね…」
巴「これが日本の新年伝統行事、帯び回しよ。そしてこの後は当然姫初めに…(ワキワキ)」

雛「そんな伝統行事あってたまるかなの」

 朝、目が覚めて隣を見るとそこには静かに寝息を立てているオディールがいた。
 最近は仕事――フォッセー家の事業に携わっている――が忙しく、遅くに帰ってくる事も多い。
 今日は休みだからもう少し遅くまで寝かせて置いてあげよう。
 昨日は体を重ねる事無く眠ったから姿が乱れている事も無く、美しい金髪がカーテンの隙間から漏れた陽光に輝いている。
 その姿と光景はまるで童話のお姫様みたいだ、と巴は思った。
(よく寝てる…)
 オディールの口にそっと手をかざす。
 …うん、ちゃんと息はしてる。
 次にオディールの心臓部分にそっと触れてみる。
 …うん、心臓もしっかり動いてる。
(ちゃんと目、覚ましてくれるよね…)
 オディールと付き合って四捨五入すれば十年近く、結婚してからは半年以上が経過している。

 それでも、寝顔を見ていると時々怖くなる。

 もしこのまま、あの時――ジュンに聞いた話だと雪華綺晶と言うドールによるものだったらしい――みたいにずっと目覚めなくなってしまったらと。
 体は生きているけど意識は死んでいる。そんな状態になってしまうのでは無いかと…。
 前にその事をオディールに話したら「考えすぎよ」と笑われてしまったが。

(…私も心配性ね…)
 軽く自嘲的な笑みを浮かべ、布団を掛け直してオディールの体を自分の胸にそっと抱きしめる。
 温かい体温と体、寝息を感じて一抹の安堵を憶えた。
(今日は良い天気…最近雨ばっかりだったから久しぶりね)
 カーテンの隙間から零れる陽光に目を細め、そんな事を思う。
 オディールが起きて朝ご飯を食べたら、お弁当作ってどこかへ一緒に出かけよう。
 オディールが一緒ならどこでも良い。久々にゆっくりとした時間を一緒に過ごしたい。
 こんな不安を吹き飛ばすぐらい、平和な時間を。
 行き先はどこにしよう。公園でも湖でも、ちょっと遠出して山や海にでも…。
 
「…ん…」
 色々考えていると不意に声が聞こえ、目線を下げると薄っすらと目を開けたオディールと目が合った。
 髪を撫でてあげると心地良さそうに微笑み、巴もつられて微笑む。
「おはよう、オディール」
「おはよう、巴」
「すぐに朝ご飯の用意するから、ちょっと待っててね」

 そう言ってベッドから出ようとしたが、オディールに抱き寄せられてすぐに戻されてしまった。
 突然の行動に、巴も少し狼狽してしまう。
「オディール?」
「…もう少し…」
「え?」
「もう少し…巴とこうしていたい…。最近、こうして巴を感じられなかったから…」
 さっきまでとは反対にギュッと抱きしめられて、巴もオディールの背中に手を回す。
 手を回すと安心したのか、笑顔を浮かべたままオディールは眠ってしまった。
 この様子だと、もうしばらく目を覚ます事は無さそうだ。
(…まあいいかな、こういうのも)
 一緒に外出…遠出するのは少し無理そうだが、こういう過ごし方も悪くない。
 オディールがいれば、どこだって良いのだから。

終われ

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