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それでも僕は悪くない

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rozen-yuri

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だれでも歓迎! 編集

 一体何でこんな状況になってしまったのか。
 僕の片割れは顔を真っ赤にさせて震えてるし。
 出るに出れない、とはこのことか。
「あ、っ……すいぎ、んとっ……」
「真紅、可愛い……」
 水銀燈と真紅の二人が一体何をおっ始めたのか。
 聞きたくない!見たくない!信じたくない!


 ──それでも僕は悪くない


 事の発端は期末テスト一日目終了後、明日のテスト勉強最中、翠星石の一言。
「屋上って開いてないんですかね」
 勉強に身が入っているとは到底言えなかった彼女はシャーペンを唇の上に器用に乗せてそう言った。
「開いてないんじゃない?」
 と言うのは以前、階段ダッシュの途中で興味本意に開けてみたから。
 階段ダッシュとは、陸上部のメニューで一階から屋上まで繋がる階段を文字通りダッシュするもの。
「そんなの、分かんないじゃないですか」
 そう言って彼女が見せた膨れっ面は可愛かったけれど、そこまで膨れるのには理由がある。
「そんなこと言って勉強したくないだけでしょ」
「っ……!」
 文系教科を得意とする彼女にとって、明日のテスト科目の数学と物理は苦手な教科のコンボなのである。
「……んなこたぁ、ねぇですよ」
「じゃあ、この問三の微分、ボロボロだけど」
「だぁぁ!」
 と大きな声とともに、翠星石は机を叩いた。
「微分?んなもん将来には何の役にも立たねぇんですよ!」
「そんなことないよ。おそらく次の範囲になる積分は微分できなきゃできないし、数Ⅲでは……、」
「じゃぁかぁしぃっ!です!」
「あいたー!」
 再び翠星石が机を叩いたために転がっていた消ゴムが反動で僕の額にジャストミート。

「行くったら行くですよ!」
 結局、僕は彼女に着いて屋上へ向かうはめになった。
「ここですね」
 少しだけ薄暗い階段の奥に扉が見える。
「無駄だと思うよ?」
 まだ少し痛む額を擦りながら、翠星石を諭すが、やはり彼女は聞く耳を持たない。
 翠星石はノブに手をかけ、少しだけ捻る。
「あれ、」
 と呟いたのはどちらだったか、意図も簡単にノブは捻られた。何の抵抗もなくあっさり開いた屋上への扉。
「ほぉら、開いてるですよ!」
「おかしいな……」
 と呟いている間に翠星石はすたすたと扉をくぐった。
「うーん、気持ちいいですねぇ」
 二月とは言えど、昼間は太陽の光が強くて、暖かいぐらいだ。まさに、小春日和と言ったところか。
「これ何ですか」
 屋上の中央に、ちょうどそれを二つに分けるかのように置かれている大きなタンク。
「タンクでしょ。水道用の」
「へぇ、あ、裏行けるですね」
 タンクの横の隙間を通って裏側に入った翠星石を追って僕も入った。
「こんな風になってるんだ、」
 その時、翠星石がシッと人差し指を唇の前に立てて見せた。
「話し声がするですよ」
 確かに耳を澄ませると誰かの話し声がする。僕達の後に入ってきたらしい。

「ちょっと、何考えてるのよ水銀燈!」
「言ってあげましょうかぁ?真紅ぅ」
 会話の内容から察するとどうも水銀燈と真紅らしい。
「や、馬鹿、……あっ」
 真紅の艶っぽい声が響いたこと思うと、あとは冒頭に繋がる。
 そっと隣を見れば、状況を理解したらしい翠星石と目があった。
「ど、どうしましょう……?」
「どうする、って……」
 ひそひそとかなり声を低くして会話をする。自分達が悪いわけではないのに、自然とそうなる。
「大体、君が屋上行きたいなんて言わなければ」
「あー、もう。分かってます!それは翠星石が悪かったですからなんとかこの状況をですね……」
「危機的状況回避」
「昔に潰された某バラエティーの人気企画の名前は今いらんですよ!」
「んぁぁ……っ」
 真紅の甘い声に二人揃って、ビクッと肩が跳ねた。
「と、とりあえずどうにか出て行けないですかね?」
「む、無理だよ」
 自分達が入ってきたドアはこの空間ではなく、隣の空間にしかない。
「終わるまで待つしかないよ」
「そんな……」
 僕がその場に座り込むと、翠星石もあきらめてそこに座り込んだ。
 時折、響く真紅の嬌声。いや、意外に無心になればどうってことはない。

 とは思うのだが、やはり片割れにそんな図太い神経はないらしく、耳をガッチリと塞いで、目を固く閉じている。
「大丈夫?」
 翠星石の肩を抱き、強制的に自分の胸に納めた。
 コクリ、と小さく首を縦に振るが、その体は小さく震えている。
 その姿を見ていると、こう──。
「翠星石」
 いけない感情が沸いてくる。
「僕達もしようか?」
「……は?何を、」
 素頓狂な声を上げるのが早いか否か、彼女の口を自分の口で塞ぎ、奥へ舌を捩じ込む。
 しかし、翠星石の舌は更に奥へと逃げてしまう。それを強引に絡めとり、互いの唾液を交換する。
「な、何考えて……っ」
 シーッ、と人差し指を唇の前で立てると、翠星石は大人しく口を接ぐんだ。
「気になるのなら、気にならないようにしてあげる」
 そう言って彼女のセーターを捲り、ブラウスに手をかける。
「ちょっ、ばか……ひっ」
 露になった真っ白の肌に淡く跡を残すように吸い付く。
「やっ……寒、っ」
「直に暖かくなるよ」
「ばか……っ!」
 下着と肌の境目をわざわざ狙って舌を這わせる。ぶる、と一回大きく彼女の体が震えた。

「や、……んんっ」
 フロントホックを外し、そのたわわな胸を露にする。
「スッゴク綺麗……」
 擽るようにわざと耳元でそう囁いて、その双丘を両手でやわやわと揉んでやる。
「ぁ……だめ、っ」
「『だめ』?『だめ』じゃないでしょ?……ほら、」
 そのてっぺんに尖る突起をわざと強く掴む。
「固くなってるのに」
「や、ちが……違う、のに」
「違うの?じゃあ何でかな?」
 わざと人差し指一本で突起の周りを触れるか触れないかの加減で弄る。
「あ、……や、やだっ」
「ここも、」
 と言ってスカートを捲って下着の上から指を這わせる。
「濡れてるのに……。真紅の声聞いてた時から濡れてたんじゃない」
「ちが……っ!」
「壁越しに水銀燈と真紅がシてる状況なのに……やらしいね、君は」
「やぁぁっ」
 首を左右に振って、いやいやと啼く。言葉で犯されるのが一番翠星石にはクるらしい。
 下着を横にズらし、そこに指を這わせると、それだけでもうぐずぐずに濡れていた。
「ひぁぁっ……んんっや、やめてっ……」
「やだ」
 蜜口の上に位置する突起に羽根のように柔らかく触れただけで、翠星石はビクリと跳ねた。
「ああっ……だめっ、そこ、んぐっ」
 翠星石の口を強く塞いで舌を自由に動かす。唇を離すと、二人の間に透明な橋が架かった。

「隣に聞こえちゃうよ?さすがに聞かせるには勿体ないからね」
 と、自分のリボンを外すと丸めて翠星石の口に突っ込んだ。
「苦しいかったら出していいよ。その代わり声、気を付けてね」
 翠星石の頬を一つ啄んで、そのまま唇を耳に移動させる。
「んんっ……」
 翠星石のくぐもった声が直接耳に響く。
 彼女の形の良い耳に甘噛みし、柔らかな耳たぶを丁寧に舐め上げる。
「ひ……んんんっ」
 下着を太ももに沿ってずり下ろす。左足から外し、右足に引っ掛けたまま、両足を大きく広げる。
「んっ、ん、んぁ……」
 慌てて手で隠そうとするがそれを妨げ、その手の甲に素早くキスをする。
「隠さなくていいよ。すごく綺麗……」
 囁きながら彼女の太ももの間に顔を埋める。割れ目に沿って舌を這わせる。
 ピクッ、と彼女の足が小さく跳ねた。指で拡げ、更に奥まで舌を侵入させる。
「入れるよ?」
 中指を入り口に添え、そっと奥に埋める。唾液と愛液でぐちゃぐちゃに濡れたそこはほとんど抵抗なく中指を飲み込んだ。
「ん、んっ……」
 苦しそうに息を吐く翠星石の額に一つキスを落として、囁く。
「苦しい?リボン出す?」
 涙の浮かんだ瞳を薄めながら、小さく彼女は頷いた。

 翠星石の唾液でぐちゃぐちゃになったリボンを出してやると、息を大きく吸った。
「大丈夫?」
 そう問いかけると両手を広げて、僕を強く抱き込んだ。
「大丈、夫……ですからっ、早くっ……!」
 きゅうきゅうと僕の指を締め付ける彼女の頬を再び小さく啄んで、人差し指を侵入させた。
「ぁっ……んあっ、やぁ、だめ、あ、そうせ、せきっ」
「可愛い……」
「ひぁぁ……やっ、あああっ」
 僕の言葉にも敏感に反応する彼女の体を抱き締め、彼女を昇らせる。
「あ、……も、だめっやっああっ、イっちゃ……う、やぁぁぁっ」
 指の動きを速め、彼女の胸の突起を痛いほどに摘む。
「あ、だめ……や、もあああ──っ」
 彼女の腕から力が抜け、ズルリと腕を落とした。倒れそうになった彼女の体を支え、強く抱く。

「大丈夫……?」
 暫くしてもまだ荒々しく肩で息を整えている彼女に問いかけると辛そうながらも笑顔で頷いた。
 ちょっと待っててね、と声をかけ通ってきた隙間から別の空間を覗くと、既に二人はいなくなっていた。
「もういなくなってたみたいだよ」
「帰り、ますか?」
 明らかに辛そうな姿を見せられては頷くこともできず、首を横に振って彼女を背後から抱き締めた。

「もうちょっとここにいようか」
「ですね、」
 彼女の頭を優しく撫で、そこにキスを一つ落とした。
 翌日、使い物にならないリボンを着用せず登校し、水銀燈に問い詰められた。
「だから、君のせいだって」
「はぁ?わけ分かんないんだけどぉ」
「否、君『達』かな」
 それでもまだ訝しげに眉を潜めているので、真相を教えてやると、パチンと一つ張り手を食らった。


終わり

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