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ローゼンメイデン百合スレまとめ@ウィキ
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ローゼンメイデン百合スレまとめ@ウィキ

あなたはもう私のものよ

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rozen-yuri

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だれでも歓迎! 編集

「あなたはどうして私のような・・・・みんなに嫌われる存在に近づいてきたのかしら?」
唐突に水銀燈は真紅に投げかけた。
優しい香りのする水銀燈が入れた紅茶を楽しむ手を真紅は止める。
「あら、私はあなたが嫌いではないわ。あなたのどんなところも好きよ。水銀燈」
「それに本当のあなたをみんなに見せてあげれば、みんなあなたを好きになるわ」
目を細めながら水銀燈を見つめ返した。
伸ばした手は壊れ物を触るように優しく頬をなぞっていく。
「・・・・ッ!!し、真紅ってば本当におばかさん、おばぁかさぁんなんだから!!・・・・でもありがとう。好きよぅ」
「何かいったかしら?」
「だっ、だからあなたのことが大好きっていったのよ・・・・」
「フフ、いい子ね、水銀燈。私もあなたが大事よ。とても愛してるわ」
「そうね、唐突だけど明日くんくん遊園地にいきましょう。水銀燈もたまには庶民の生活を楽しんでみなさい」
「しっ、真紅がそういうなら行ってあげないこともないわ!!」

―――翌日

「それではいってくるわ。ジュン、ちゃんと迎えにくるのよ?」
「わかってるよ!ちゃんと夕方には迎えにいく。それよりお前ら二人で大丈夫なのか?」
「大丈夫よ。私を誰だと思っているの?」
「そうよ、水銀燈がいれば遊園地なんて簡単に攻略よ!!」
快晴の下、バス停の前でジュンに心配されながら遊園行きのバスに乗り込む。
「何かあったらすぐに連絡するんだぞ!」
「今日のジュン君なんだか過保護じゃなぁい?」
心配しているジュンを不思議に思いながらも流れ行く景色に水銀燈はワクワクしていた。

「次はあれに乗りましょう。あなたでも乗れるわ。水銀燈」
「あら、水銀燈とはぐれてしまったわ」
「まぁ、いいのだわ。そのうちひょっこり現れるわ」
どうやらどこかではぐれてしまったらしい。
少し心配だが、大丈夫だろう。
そう観覧車の前で思った真紅はてくてくと散策を再開した。

「真紅、どこにいるの?」
「この水銀燈を置き去りにするなんて・・・・帰ったらくんくんをズタズタのジャンクにしてあげるんだからっ!」
強がってみるものの真紅は姿を現さない。
次第に孤独感だけだ水銀燈の心を支配していく。
「それにしても本当にどこにいったのかしら?真紅のおバカさぁん・・・・」
周りには遊園地を心から楽しんでる家族の姿。
その中にぽつんと水銀燈は立ち尽くしていた。
「ふぇ・・・・しんくー・・・・どこにいるの?」
「あらあら、どうしたの?こんなに涙をためちゃって」
「お姉さん・・・・だぁれ?真紅どこにいるの?」
少しだけ警戒しながら水銀燈は受け答える。
どうやらこの笑顔がまぶしい人は悪い人ではなさそうだ。
根拠はないがその声とやさしい笑顔を見てすぐにそう思った。
「はぐれちゃったのかな?お姉さんはめぐっていうの、ここで働いてるのよ」
「真紅っていう子を探してるのね。お姉さんお手伝いしてもいいかな?」
「いいわよ・・・・。ひっく」

一方、真紅は水銀燈を探しつつも土産屋を見て回っていた。
「このくんくん人形のキーホルダー素敵ね、水銀燈も好きそうだわ」
「これ、2つ頂くわ。別々に綺麗に包んで頂戴」
そこへ園内放送が流れる。
「迷子のお知らせをいたします。黒いドレスを着た9歳くらいの女の子をお預かりしております」
「赤いドレスを着た真紅さんというお身内の方をさがしております。園内にいましたら・・・・」
「ちょっと、恥ずかしいじゃない///」
慌てて会計を済ませた。

少し息を切らせて真紅は迷子センターにやってきた。
「あの、こちらに水銀燈はいると聞いてきたのだわ」
「あ、家族の方ですね。こちらです」
受付のお兄さんが丁寧にセンター内を案内してくれる。
奥にある部屋に水銀燈はいた。
センターの人であろう女性のひざの上に座り絵本を読んでもらっている。
楽しそうな水銀燈に真紅はホッと胸をなでおろした。
「水銀燈、帰るわよ」
「あっ、真紅!何してたのよ!!」
「家族の方が来てよかったわね、水銀燈ちゃん」
水銀燈は真紅に駆け寄って抱きつく。
真紅は優しくそれを受け止めセンターの女性に会釈をした。
「水銀燈がお世話になったわね。どうもありがとう」
「いえいえ、水銀燈ちゃんはいい子にしてましたよ。一緒にいて楽しかったですので」
センターの女性の屈託のない笑顔に水銀燈を撫でつつ真紅も笑顔で返した。
「それでは、失礼するわ」
「めぐおねえさん、ありがとう。またね」
水銀燈は何度も何度も振り返って手を振っていた。

「水銀燈、一人にして悪かったのだわ」
「もう、いいのよぅ」
手を繋ぎながら観覧車のコーナーへ歩いていく。
二人の順番がやってきた。
ゆったりと観覧車が回転する。
「一人でいたとき、水銀燈は泣かなかったかしら?」
「えっと・・・・その・・・・ちょっと・・・・寂しくて・・・・泣いちゃったわぁ」
少し恥ずかしそうに目を逸らす。
でも嘘のつけない水銀燈は簡単に白状した。
「水銀燈・・・・ごめんなさい。大好きなあなたを一人にして泣かせてしまうなんて私はダメな子ね」
キュッと壊れ物を抱くように真紅は水銀燈を抱き寄せた。
「そ、そんなことないわ。真紅はダメな子じゃないのよぅ!!真紅は優しくてあったかくて・・・・」
「水銀燈が大好きなすごくいい子よ!」
真紅に抱かれながらも腕をブンブンと振って熱弁する。
そんな水銀燈をいとおしく思った真紅はもう一度キュッと水銀燈を抱きしめ、おでこに軽くキスをした。
「本当にあなたはいい子ね、水銀燈」
「真紅、くるしいわ。でも好きでいてくれて嬉しい。ありがとう真紅」

―――ちゅ
二度目のキス。今度はおでこではなく水銀燈の唇への触れるだけの優しいキス。
何度も何度もそんなキスを重ねる。
「・・・・ん、ん」
水銀燈も目を閉じて真紅のなすがままにされる。
そんな彼女がいとおしくて今度は深く長いキス。
「ふぁ・・・・んん・・・・はぁん」
真紅が舌を絡めると水銀燈もおずおずと小さく舌を動かす。
チロチロと遠慮がちに動かしてくる舌が気持ちよかった。
「んんッ・・・・ぷはぁ・・・・んむ・・・・」
水銀燈がちょっと苦しそうに離れる。
観覧車はまだ頂点にも達していない。
「水銀燈はキスが好きなのね。あなたとのキスとても良いわ」
「真紅とだからしたいのよ・・・・」
水銀燈の言葉が堪りかねたのか、真紅はたまらず水銀燈の首筋を強く吸った。
少し強い、電気が走るような感覚が水銀燈の身体を駆け巡り思わず身体を硬直させる。
「はぁん!!」
「フフ、あなたの首に私の印をつけたわ。これであなたはもう私のものよ。水銀燈」
首筋から唇を離すと頬を艶やかに撫でていく。
水銀燈はその手を取ってほお擦りをした。
「大好きよ、真紅」
その後も何度かお互いを確かめるようにキスを交わし、
観覧車が丁度頂点に達した頃、二人は顔を紅潮させて抱き合っていた。

穏やかな時間が回る観覧車と共に二人の間を流れる。
真紅は本当に水銀燈を遊園地に連れてきて良かったと思っていた。
「水銀燈、あっちに海が見えるわ」
「本当!!すごくきれい・・・・」
水銀燈が真紅の方にもたれかけ、もたれかかってくる水銀燈に真紅は頭を預ける。
優しい時間だけが二人の間を流れていた。

その日二人はジュンが迎えに来るまで楽しい楽しい一日をくんくん遊園地で過ごしたとか。

おしまい

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