紅×銀
「あら、おはよう。水銀燈、何をしているのかしら?」
「真紅ってば相変わらずお寝坊さぁん。髪が跳ねてるわよぉ」
「直してくれるの?いい子ね、ありがとう」
「べ、別にあなたが人前で恥かいたって私はいいんだからぁ!」
「フフ、そういうことにしておくわ。ところでこれ・・・・」
「わ、私が焼いたホットケーキよ。何か文句あるのかしら?」
「頂いていいのかしら?」
「仕方ないわねぇ。真紅がどうしても食べたいっていうならいいわよぉ」
「・・・・ならいらないわ」
「あ、今のは冗談よぉ!!ごめんなさぁい!!真紅の為に作ったのよぉ!だから食べて・・・・」
「最初から素直にそういっておけばいいのだわ・・・・パクッ」
「・・・・ドキドキ」
「ちょっと焦がしてしまっているわね・・・・でも優しい味・・・・とてもおいしいわ」
「ホッ・・・・よかったぁ♥」
「今日のお昼は何かしら」
「仕方ないわぁ、私が作ってあげる」
「おなかがすいたわ、早くして頂戴」
「すっ、すぐ準備できるんだからぁ!もうちょっと待ちなさいよぉ」
「これは・・・・?」
「真紅ってばおばかさん?お好み焼きよぉ」
「今朝のホットケーキみたいなものかしら?」
「全然違うわよぉ。おいしいんだから」
「水銀燈、そこお肉が焦げてるわ」
「あっ、ごめんなさぁい」
「鉄板の温度が高すぎるのではないかしら?」
「えっと、えーとぉ、温度下げたわぁ!」
「鉄板をそんなに強くガリガリしたら傷がついてしまうのだわ。そもそも油をうまくなじませていないからそうなるのよ」
「(うぅ・・・・こんなに小姑みたいな真紅いやよぉ・・・・)」
「水銀燈、お茶を持ってきて頂戴・・・・・・・・いないのかしら?」
「Zzz・・・・」
「まったく、なんで私自らお茶を・・・・」
「真紅ぅ・・・・」
「あら、水銀燈。いたのなら早く・・・・」
「むにゃむにゃ・・・・」
「・・・・のん気に寝てるのだわ」
「ん、いい香り。さすが私の入れた紅茶なのだわ」
「仕方ないから・・・・後でこの子にも飲ませてあげようかしら・・・・」
「・・・・水銀燈、自分の腕枕は疲れるでしょう?」
「・・・・ん~」
「この真紅の膝の上を貸してあげるから・・・・よいしょ・・・・ほら、いらっしゃい」
「んん・・・・むにぃ・・・・真紅ぅ・・・・だぁいすきぃ・・・・」
「・・・・♥」
「今日は花丸ハンバーグを作ってもらいましょう」
「いいわねぇ。私も作り方教わろうかしらぁ」
「それはいい心がけね。この真紅の為に一生懸命励むのよ」
「別に真紅のためなんかじゃないんだからぁ」
「そう。あっ、そこの生クリームとって頂戴」
「どうぞぉ・・・・あっ!!」
「水銀燈、どうしたの?」
「・・・・・・・・すごぉい(超ビックサイズ乳酸菌とってまーす!1㍑入り・・・・)」
「・・・・」
「べっ、別に・・・・なんでもないわぁ・・・・行きましょう」
「仕方ないわね。それ、かごに入れて頂戴」
「えぇ!?いいのぉ?真紅大好きよぉ」
「早くしなさい。ちゃっちゃと終わらせてジュンに荷物持ちにこさせないと」
「はぁい♥」
銀「蝶のようにうつくしくわたしぃ~♪」
紅「着飾るは闇の毛皮~」
銀「谷間の百合踏みつけても~♪」
紅「あなたの場所に向かうため・・・・」
「水銀燈なかなか上手ね。驚いたわ」
「真紅の可愛らしい歌声も素敵よぉ。それに真紅とのデュエット楽しいわぁ」
「でも・・・・カラオケというところは辺鄙なところね」
「そうかしらぁ?」
「こんな狭くて空気の悪いところにはあまり長居したくないのだわ」
「んもうぉ、そんなこといっちゃいやよぉ。今日は付き合ってくれるって・・・・」
「分かっているのだわ。だからあなたの歌声を聞かせて頂戴」
「こほん・・・・そぉ~れそぉ~れ乳酸菌飲料~はい!!」
「な・・・・なんてお間抜けな歌なのかしら・・・・でも水銀燈かわいい」
「・・・・飲みなさいよぉ♪」
「水銀燈、お茶を淹れたんだけど、あなたも飲むかしら?」
「真紅が自分でお茶を淹れるなんて珍しいわねぇ。せっかくだしぃ、頂くわぁ」
「フフ、光栄に思いなさい。滅多にないことなのだから」
「あら、ハーブティーね。いい香り」
「ふぅ、落ち着くわね」
「おいしいわぁ♪」
「ハーブティーは喉にもいいのよ」
「へぇ、博識じゃない。そうね今日はよく歌ったものね。そのために?」
「べ、別にあなたの為とかかわいい声が聞けなくなるが嫌だとかじゃないわ!」
「ふ~ん・・・・ウフフフフ」
「何よ」
「別にぃ♥」
「いいじゃない・・・・あなたのことを大切に想ったって・・・・」
「ふぁあ・・・・今日も疲れたわぁ・・・・」
「真紅・・・・?それ私の鞄よぉ・・・・ねぇ・・・・もう寝ちゃってるの?」
「この子は本当に仕方ないんだから・・・・とっ、特別に今日だけ真紅の鞄で寝てあげるわぁ」
「これが・・・・真紅の鞄・・・・(ごくり)」
「(あっ・・・・真紅の匂いがするわぁ・・・・)」
「自分の鞄が一番だけど・・・・ここもすごく・・・・好きかも・・・・」
「水銀燈、そこは私の鞄よ。何をしているのかしら?(←寝ぼけている)」
「しししし、真紅!!」
「狭いわ・・・・もう少しそっちに寄って頂戴・・・・」
「この子・・・・寝ぼけてる・・・・!ちょっと、鞄を閉めたら出れないじゃない!!」
「うるさい子ね。寝るんだから静かに・・・・ちゅぱ」
「あっ!!し、真紅ぅ・・・・親指を・・・・指を甘噛みしたら・・・・だめよぉ♥」
「ちゅぱちゅぱ・・・・ちゅっちゅっちゅ・・・・」
「(嬉しいけど嬉しくなぁい♥)」
銀「なあにこれぇ?」
紅「お好み焼きという物よ。のりに教わったのだわ」
銀「へぇ…このグチャグチャなのをどうやって食べるの?」
紅「こうやってほっとプレートの上で焼いて…ソースを塗って青海苔かけて…はい、出来上がりよ」
銀「モグモグ…なかなか美味しいじゃなぁい」
紅「でしょう? これね、ちょっと工夫すれば色々な形が出来るのよ。例えば…」
ハート型のお好み焼き+マヨネーズで紅♥銀の文字
銀「っ!! し、ししし真紅のおばかさぁん!! 恥ずかしげもなくよくそんなの書けるわねぇ!」
紅「あら、だって本当の事だもの。違うの?」
銀「そ、そういうわけじゃ無いけどぉ…」
紅「でも困ったわね。半分こにしたらハートが裂けてしまうわ」
銀「今更こと気にするのぉ? おばかさぁんね。……そ、その、それくらいじゃ私の気持ちは変わらないから…大丈夫…よぉ…」
紅「ふふ、可愛いわね水銀燈」
銀「///」