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ローゼンメイデン百合スレまとめ@ウィキ

短編 紅×銀2

最終更新:

rozen-yuri

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だれでも歓迎! 編集


紅×銀2

銀「PS2出して何やるのぉ?」
紅「SIRENってゲームよ。金糸雀から借りたのだわ」
銀「それってホラーじゃなぁい?」
紅「怖いなら他行っててもいいわよ」
銀(ムッ)「べ、別に怖くなんか無いわよぉ。所詮フィクションじゃなぁい」
紅「はいはい。じゃ、始めるわよ」


銀「…な、なかなか良くできてるじゃなぁい。ま、私には全然怖く無いけどぉ」
紅「そ、そうね。私も全然怖くないわ。屍人の動きなんて滑稽で…」
『(ダンダン)おがあざ~ん…あげでよぉ…!』
銀紅「「きゃああああ!!(思わず抱きつく二人)」」

銀「な、何抱きついてきてるのよぉ…」
紅「そ、そう言う水銀燈こそ…早く離れなさいよ」
銀「だったら真紅こそぉ…」
紅「水銀燈が…」
紅銀「「……」」
紅「こ…このままゲーム続けていい?///」
銀「しょ、しょうがないわねえ。特別よぉ///」


紅「いただきます」
銀「いただきまぁす」

時計の短針は7の文字盤を指している。
今夜の夕餉は、二人で作った熱々のグラタン。

水銀燈が一口目を掬おうとしたとき、
真紅がグラタンの載ったスプーンを差し出した。

紅「はい、あーん。」
銀「こ、子どもじゃないんだから一人で食べられるわよぉ…」

紅「食べて…くれないの…?」
銀「そ…そんなウルウルした目で見つめないでよぉ」
銀「た、食べればいいんでしょお?」

ぱくっ… あふ… はふ、はふ… ごくん。

紅「どう?おいしい?」
銀「あっ、当たり前じゃなぁい。この私が作った料理が不味いわけないわぁ」

紅「そう。ありがとう…ふふ。」
銀「もう…ニヤニヤしないでよぉ」

紅「じゃあ、次は水銀燈の番ね」
銀「わ、わかったわよぉ~…ほ、ほら、あーん」

紅「違うわ。口移しでお願い」
銀「勘弁してよぉ~…」


銀「真紅の弱点は猫!!ということで猫耳を装着してみたわぁ」
銀「どう真紅ぅ?怖いでしょお?」
紅「嫌あっ!!怖いのだわ!恐ろしいのだわ!」
紅「怖いから食べてしまうのだわ」
銀「え?」
ちゅっ♥ちゅっ♥
銀「ちょ、ちょっと!何この展k ひゃあん!お、おっぱい触らないでえ!」
紅「怖いのだわ!柔らかすぎて怖いのだわ!」
紅「怖いから吸い尽くしてしまうのだわ!」
銀「いやああああああっ!!」

銀「あ、あんた全然怖がってなんかないじゃなぁい!本当に怖いものを教えなさいよぉ!!」
紅「そうね、次はピチピチのスクール水着が怖いのだわ」


銀「真紅ぅ。ローザミスティカよこしなさぁい」

真紅「丁度いいところに来たわ。手伝いなさい」

銀「なんで私があなたを手伝わなきゃいけないのよぉ」

真紅「二人の新居よ」

銀「……ッ!」

真紅「こら、逃げる気?」
銀「…もつ…」

真紅「?」

銀「荷物とってくる…」


真紅「水銀燈、おしりが縦に割れてるわよ」

銀「騙されないわよぉ。おしりはもともと割れてるんだからぁ」

真紅「そう。みられてることに関しては何も言わないのね」


銀「…いつまでハンカチで擦ってるのよぉ」
真紅「銀は擦り続ければ光沢が出るらしいわ」
銀「服を脱がす必要があるのぉ…ん…」
真紅「どうしたの?」
銀「べ、べつにぃ」
真紅「もっと粗い目の方が好み?」
銀「わかってるんじゃなぁい……」 


銀「なによぉこれぇ。ぴっちりして蒸れて、へんなかんじぃ…」
真紅「のりのお古ですくうる水着という奴らしいわ」
銀「ふぅん。まあ今日はあったかいから調度いいかもぉ」
真紅「ほら、こっちに来て私の膝に座りなさい」
銀「えぇ? こ、こおぅ?」
真紅「そうよ。いい子ね。今日は一日こうしていましょう」
銀「へっ?な、なんでそんなこと…」
真紅「私の膝の上で一日中可愛がられる。そんなのもいいんではなくて?」
銀「…ま、まぁ暇だからつきあってあげなくもにょもにょ」
真紅「いい子ね」


紅「じゃあ夜勤行ってくるわ。明日の昼には帰ってくると思うから」
銀「そ、そう。いってらっしゃぁい…」
紅「…? どうかした?」
銀「べ、別にぃ…(モジモジ)」
紅(…ああ、なるほど)
 チュッ
銀「っ!」
紅「いってきますのキス忘れてたわ。ごめんね?」
銀「…お、思い出したなら良いわよぉ。行ってらっしゃぁい」
紅「ふふ、行ってくるわね」


とんとんとんとん…と、まな板の上で包丁が刻むリズム。
ぐつぐつぐつぐつ…と、鍋の上に立ち昇る湯気。

夕暮れのキッチン。今宵の夕餉の準備のために真紅と水銀燈がそこに立っていた。
真紅が野菜を刻むそばで、水銀燈は鍋をかき混ぜる。

水銀燈が、どれ、加減はどうかしら、と一杯を掬い味を見たそのとき。
右耳に「痛っ!」というかすかな声が届いた。

銀「ど、どうしたの!?」
と、慌てて真紅の方を向き直る。

紅「だ、大丈夫…。少し指を切っただけだから…」

水銀燈は、ど、どうしよう、という表情でおろおろと逡巡した後、
真紅の手をぐいと掴み、その指を、ちゅっ、と自分の口に銜えた。

ほんの数秒――――だけど、二人にはもっと長い時間のように感じられた。

はっ、とした表情で、銜えていた指を離す。

「あ――――」同じ音が、同時に、二人の唇から漏れ出した。
二人とも、顔色は真っ赤に染まっている。

銀「ごっ、ごめん――――」
紅「ううん、ありがとう――――」
ふふ、と微笑みを返しながら、真紅は言った。

銀「ばっ…」
銀「絆創膏は…自分で貼りなさいよねっ。それぐらいっ…できるでしょぉ…」

真紅は、ええー、と、不満に満ちた声を上げる。
紅「嫌よ。私、不器用ですもの。誰かに貼ってもらわなきゃ、上手に貼れないわ。」

銀「も、もう!しょうがないわね!!」
俯き加減で、搾り出すように、言った。


「はぁ、はぁ…」
「あら、水銀燈。息が上がっているわね。運動不足?」
「ばっ、ばっかじゃない。別になんでもないわよぉ」
「ちょっと失礼…」
こつん
「なっ、真紅!?(顔近っ)」
「熱があるわね。以前私の風邪を移してしまったかしら?それにしてもドールなのに何故病気になるのかしらね」
「何よ…ジャンクなんていったらあなたを殺すわよ!!」
「別にそんなことをいってないわ。大事があってはいけないのでいらっしゃい」

「ここに横になりなさい。この真紅がベッドを使うことを許可してあげるわ」
「別に私はこんなベッドなんかにぃ」
「あら、最近私はここでお昼寝したり本をよんだり重宝しているわ」
「……(あっ、真紅の香りがする…少しくらい、いいわよね…)」
「いい子ね、水銀燈。何かほしい物はある?」
「別にぃ…まぁ強いて言えばヤク○ト…」
「分かったわ。大人しくいい子で寝ているのよ。水銀燈」
「(真紅…ヤ○ルト取りに行ったみたいね…あ…いい感じに眠気が…Zzz)」

「あぁ、面倒くさい!タオルの分際でこの真紅にっ!!」
「(ん…真紅?…何しているの?)」
ぴたっ…ひんやり
「あ、気持ちいい…」
「ごめんなさい、目を覚まさせてしまったわね」
「真紅…?」
「いいのよ、心配しなくてもすぐ良くなるわ。今のりがヤク○ト買いに行ってくれたわ」
「(真紅が私の頭を撫でてる…?めずらしいこともあるものだわぁ…。でも気持ちいい…)」
「ゆっくりおやすみなさい。ずっと貴女の傍にいるから」
おしまい


今のバーズ版ローゼンメイデンより大分未来の話。

「はぁ…」
 満たされないお腹を押さえて溜息を吐く。
 ミーディアムのいない彼女にとって食事を得るのは大変な事だった。
 何気なくビルを見上げると、巨大モニターに黒服の男が歌を歌っている姿が映し出されていた。
『路上の人 ディナーはお済か? 天使をまた飢餓にさらして…』
「天使…か…」
 遠い過去のミーディアムからそう呼ばれていた事を思い出し、思わず苦笑いを浮かべる。
 天使とは正反対の姿をしているというのに…。
 水銀燈は過去の幻想を振り払い、目の前の問題へと目を向ける。
 まずはこの空腹を何とかしないと…。

 しかしお金を持っているわけでもない水銀燈に食べ物を得る方法は見つからない。
 最後に食事を取ったのは三日前の事で、なけなしのお金をはたいてたこ焼きを食べたのだ。
「…誇り高きローゼンメイデンが、笑っちゃうわね…」
 自嘲的な笑みを浮かべて、そのままビルにもたれて腰掛けて空を仰ぐ。
 幾つもある無機質なビルの広告が、薄暗いメタルブルーの空を覆っていた。
 その殺風景な光景が、ますます水銀燈の心を荒れさせる。
(…このままジャンクになっちゃおうかしら…)
 そんな退廃的な事を考える。
 かつてアリスを目指そうとしていたあの頃の気持ちなんてとうに忘れてしまった。
 みんな、それぞれのミーディアムと一緒に幸せに暮らしている。
 自分だけが。自分だけが外れている…そう思わずを得なかった。

「水銀燈? 水銀燈じゃないの!」
 もうどうにでもなれ、そう思って目を閉じると懐かしい声が聞こえて来た。
 目を開けると、そこには心配そうに自分を覗き込む真紅がいた。
「真紅…? 懐かしいわね…」
「どうしたの、そんなボロボロに薄汚れて…! 大丈夫なの!?」
「…何だか、もうどうでも良くなっちゃって…このままジャンクになっちゃおうって…」
「何言ってるのよ…! どれだけ心配したと思ってるの…!」
「心配? あなたが…?」
 昔の自分なら「なにバカなこと言ってるのぉ」とまともにやり合おうとしなかったろうが、今はそんな事出来なかった。
 誰にも必要とされてないはずの自分が心配されてると聞いて、そして目の前の真紅の真剣な様子を見ては。
「…あなたの行方が分からなくなって、どれだけ探し回って…! 悲しくて…! あなたに分かるの…!?」
「…真紅…」
「…大切な…大切な人がいなくなる気持ち…あなたには分からないの…?」
「大切な人…?」
 自分が大切な人…?
 涙を流しながら真紅にそう言われて、水銀燈の胸に久しく忘れていた温もりが甦ってきた。
 そして、目からまた忘れていた物が流れ落ちる。
「…お願い…! ジャンクになるとか言わないで…もうどこにも行かないで…!」
「真紅…! ごめん…ごめんなさい…!」
 涙を流しながらお互い抱きしめあい、水銀燈は温かい真紅の温もりを確かに感じていた。
 深い孤独から解放された、その救いの手を差し出してくれた真紅の温もりを…。 

 二人で街角を出るとき、後ろのモニターからさっきの歌の続きが聞こえて来た。
『行こうすれ違おう「愛はいかが」と 今夜真実の街角で…』
「…いい曲ね」
「そう? 誰かは知らないけど…変わってる曲ね」
 真紅はそうでもないと言った感じだが、水銀燈にはこのフレーズが胸に染みるように感じた。
 これまで多くの人とすれ違ってきて、久しぶりにようやく真実の愛を手に入れる事が出来た。
 この雑踏の喧騒に溢れた街角で。
 もう不安になる事も寂しくなる事も無い。真紅とずっと一緒にいられるのだから。

挿入歌:TOWN-0 PHASE-5(平沢進)
元曲→http://jp.youtube.com/watch?v=OPgc-yYEWrw


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