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ヒナ ソウ

最終更新:

rozen-yuri

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だれでも歓迎! 編集

 
どっかーん…。

そんな爆発音が響いたのは、午前の事。
幸い安全な薬品の小さな爆発だったので、怪我人等は出なかった。
…怪我人は出なかったのだが……。

「な…ななな…なんでーーー!?」

薬品の影響により、体が縮んでしまった被害者が一人。

―――――

事件を起こした張本人、K曰く、微量だから明日には戻る、との事。
とりあえず、被害者は一日小学生(低学年)辺りの身長で、過ごさなければいけなくなった。

「…なんでこんな事に…」

ソファに座り、少し前の二人を止められなかった事を悔やむ小学生……否、元高校生、蒼星石。

「そんなに落ち込まなくても、明日には戻るから大丈夫なのー」

そんな蒼星石を、必死に励ます中学生辺りの身長を持つ雛苺。

「…つまり、今日一日はこの格好で過ごせって事だよ…」

体は縮んでしまったが、服も一緒に縮んでくれる訳がない。
という訳で彼女は今、ブカブカのTシャツ一枚。それは彼女にとって、かなり恥ずかしい事なのだ。

「うゅ…でもヒナの服じゃ難しいのよー」
「サイズが中途半端だからね……大きいのを着るしかないんだよね…」
「そ、蒼星石…とっても暗いのよ…」

恥ずかしさを通り越し、若干、鬱なオーラを帯ていた。

「でも…蒼星石には悪いけど、ヒナより小さいってなんだか変な感じなの」

現在、姉妹で一番小さい雛苺よりも、蒼星石は小さかった。
いつもチビチビ言われる雛苺にとって、ちょっとだけ気分が良いらしい。

「…えへへ、ギュー!」
「ちょ…雛苺?」

雛苺は蒼星石に思い切り抱きついた。その光景は、雛苺が姉に見えるという不思議な光景だった。

「今日はヒナしかいないから、(爆発の本人は部屋を掃除中)今日は一日ヒナがお姉さんなの!ねぇ、良いでしょ?」

いつも妹の様に扱われる雛苺。たまには、姉の様になりたい。
そんな雛苺の気持ちを汲んだ蒼星石は、一日くらいなら、と了承した。

―――――

「ねぇねぇ、お姉ちゃんって呼んで欲しいの!」
「お…お姉、ちゃん…」

雛苺がやりたかった事。それは、お姉ちゃんと呼ばれる事らしい。

「えへへ…ヒナはお姉さんなの」

よっぽど嬉しかったのか、エメラルドの瞳をキラキラさせていた。
そんな雛苺を見て、心が姉になるのは難しいかな、と思った蒼星石であった。

「あ、そうだ!」

突然何かを思い付いた雛苺。蒼星石のすぐ側まで近付き――頬にキスした。

「なっ…!?」
「ヒナね、小さい頃いっぱいチューして貰ったの!だから、今度はヒナがチューするの!」
「そ、それは…」

確かに雛苺の言った事は事実で、雛苺が小学生にあがったばかりの頃、水銀燈や周りが、雛苺の頬等にキスしていた。翠星石に促され、蒼星石も一回した記憶はある。
だが、それは蒼星石達も小さい頃で、無邪気なもの。いくら縮んでしまったとはいえ、心は今のまま。
流石に恥ずかしい。

「ま、待って…」
「待たないのよー!」

いつの間にか、蒼星石の上に雛苺が覆い被さってる状態だった。

「いっぱいチューするのよー!」
「ひ、ひない…!」

偶然、唇と唇が重なった。

「ふぁ…」
「うゆ、どうしたの?……ほぇ?」

雛苺の視界に入ったのは、蒼星石の首筋。
――首筋にある、赤い痕。

「此処どうしたの?」
「っ…!こ、これは…」

慌てて手で隠すが、時既に遅かった。

「痛くないの?」
「へ…平気だよ…」
「…本当?」

様子がおかしい蒼星石を見て、雛苺は心配そうな表情だった。
その心配する気持ちから、痕にそっと触れた。

「あっ…」
「だ、大丈夫?」
「う…ぁ…」

この痕は、実の姉に付けられたものであり、“された”証拠だった。
その時の記憶が蘇り、その時の感情が出てきてしまった。

「も…もっと……」

「ふぇ?」
「…!ち、違…今の忘れて…!」
「えっと…もっと触れば良いの?」
「ま、待って…!ひ…」

慌てて修正するが、雛苺には届かなった。
一方本人は、言われた通り首筋の痕に触れた。

「…そういえば、雪華綺晶にこんな感じの聞いた事あるの…。なんだったっけ?」

痕に触れながら、雛苺は必死に思い出そうとする。
暫く唸っていると、ふと思い出した。

「そうなの!確か…」

すると、雛苺は蒼星石と唇を合わせた。先程の触れるだけのものではなく、舌と舌を絡め始めた。

「ん…ふっ…!?」
「はっ……えっと、それから…」

次に、蒼星石のTシャツを捲り、胸の小さなさくらんぼに吸い付いた。

「やっ…ひ…ひな、いち……」
「ただいまぁー」

突然リビングの扉が開き、一番上の姉が帰ってきた。

「うゆ?おかえりなさいなの」
「……あ……」
「………………………色々聞きたい事があるけど……蒼星石、後でお仕置きねぇ」
「なんでーーー!?」


END

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