メッセージボックスというのは、ユーザーに対して何らかのメッセージを表示する簡単
なウィンドウクラスです。
多くの場合警告やエラーの表示に使われます。
メッセージボックスは、MessageBoxクラスのShowメソッドを使用します。
Showメソッドはかなりの数がオーバーロードされていますが、メッセージ、タイトル、
ボタン、アイコンの表示が出来れば特に困ることは無いでしょう。
例
MessageBox.Show("メッセージだけ");
MessageBox.Show("メッセージとタイトル","タイトル");
MessageBox.Show("ボタンつき","ぼたん~",MessageBoxButtons.OK);
MessageBox.Show("ボタンとアイコン","あいこん~",MessageBoxButtons.OK,MessageBoxIcon.Exclamation);
メッセージボックスにボタンを含めなかった場合(メッセージ、およびメッセージとタ
イトル)はOKボタンが表示されます(MessageBoxButtons.OKを指定したときと同じ)
ボタンはMessageBoxButtons列挙体にて指定します。
以下の種類があります。
名前 |
表示されるボタン |
AbortRetryIgnore |
[中止][再試行] [無視] |
OK |
[OK] |
OKCancel |
[OK][キャンセル] |
RetryCancel |
[再試行] [キャンセル] |
YesNo |
[はい] [いいえ] |
YesNoCancel [はい][いいえ][キャンセル] |
アイコンはMessageBoxIcon列挙体にて指定します。
以下の種類があります
名前 |
表示されるアイコン |
Asterisk |
円で囲まれた小文字の i |
Error |
背景が赤の円で囲まれた白い X |
Exclamation |
背景が黄色の三角形で囲まれた感嘆符(!) |
Hand |
背景が赤の円で囲まれた白い X |
Information |
円で囲まれた小文字の i |
None |
なし |
Question |
円で囲まれた疑問符(?) |
Stop |
背景が赤の円で囲まれた白い X |
Warning |
背景が黄色の三角形で囲まれた感嘆符(!) |
MessageBox.Showは押されたボタンを返します。
押されたボタンはDialogResult列挙体にて返されます。
以下の種類があります
名前 |
押されたボタン |
Abort |
中止 |
Cancel |
キャンセル |
Ignore |
無視 |
No |
いいえ |
None |
モーダルダイアログボックスの実行を継続 |
OK |
OK |
Retry |
再施行 |
Yes |
はい |
例
if (MessageBox.Show("YESかNOを選べ", "選択", MessageBoxButtons.YesNo, MessageBoxIcon.Error) == DialogResult.Yes)
{
MessageBox.Show("YES!");
}
この通り、メッセージボックスのはい・いいえで処理を振り分けできます。
簡単なアドベンチャーゲームならメッセージボックスだけで作れますね。
今回の勉強会がやばい状況になったらこれでごまかすことにしましょう(嘘)
最終更新:2007年10月12日 13:08