フィールドというのは、クラスまたは構造体に含まれる値やオブジェクトのことです。
クラスや構造体の中で宣言されている変数のことと覚えておけば良いでしょう。
フィールドにアクセスする際はピリオドを使います。
オブジェクトがポインタ型だった場合はC++同様アロー演算子(->)を用いますが、C#で
ポインタを使うことはまず無いので忘れてしまって良いでしょう。
フィールドにはアクセスレベルを設定できます。
アクセスレベルというのはきちんと説明するとC#のオブジェクト指向型言語たる部分を
初めから説明しなければならないのでここでは詳しく説明はしません。
内部(自身のクラス、または構造体)でのみ使用するメンバにはprivate、外部からも使
用するメンバにはpublicを記述すると、とりあえずは覚えておいてください。
アクセスレベルを記述しなかった場合はprivateとなります。
アクセスレベルはフィールドだけではなく、メソッドにも存在します。
例
public partial class Form1 : Form
{
struct Color
{
public byte R,G,B;
}
public Form1()
{
InitializeComponent();
}
private void Form1_Load(object sender, EventArgs e)
{
Color col;
col.R = 255;
col.G = 255;
col.B = 255;
}
}
Colorという色の構造体。
R,G,Bがフィールドになります。
R,G,Bはpublic(公開属性)なので、外部からも参照することが出来ます。
ためしに、public byte R,G,Bをprivate byte R,G,Bにしてみましょう。
コンパイルエラーが出ます。
最終更新:2007年10月12日 13:12