「CALL」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
CALL - (2011/01/07 (金) 13:42:01) のソース
*概要 Computer Assisted Language Learning コンピュータ支援言語学習 の略。 パソコンを利用し、講義形式ではなく、個人個人がウェブブラウザを通してサーバーにアクセスし、問題を解いたり解説を読んだりして言語学を学習するシステム。現在は英語のみ。 埼玉大学では平成17年から開始した。 **内容 主にTOEICの得点を挙げることに特化した教材で、形式を似せた選択問題がメインだが、発音からスペルを推測する問題など、独自のものもある。 Javaスクリプトを使用していて、間違った問題を再度学習することができる(ただし、正解するまで次の部に進めない)。 **形式 学部1年生は、入学時に受験したTOEICのスコアを元に学部ごとにクラス分けをされ、教室が割り当てられる。 個人のノートパソコンを持ち込み、無線LANでネットワークに接続し、授業を受ける。 監督者の役割は出席確認と、トラブルが起きたときのサポートなど簡単なもので、基本的にTAの大学院生が割り当てられる。 *問題点 独自に設問を作成しているため、解説が不十分な設問があったり、発音を聞き取ってスペルを書かせる問題に至っては、わからなければ先に進むことができないため、完全に詰まってしまうこともあり得る。 校内に設置したサーバーにアクセスして授業を受けるが、サーバーは時に不安定であり、授業時にアクセスが集中するとログインや音声の読み込みに時間がかかることがあり、毎回割り当てられるレッスンを授業時間内に終えるのが困難な時もある。 テストの内容は、レッスンで使用した設問をそのまま使用するため、学習習熟度を試すというよりは、設問に対する記憶力がテストの成績に反映されやすい。 問題内容が英語の能力とは異なるところに主眼をおかれたものがあり、例えば選択肢として都市名を読み上げ、その中で海に面していない都市を選ばせるものなどがある。 *他の大学 他の大学でもCALLという名で同様の授業を行っている大学がある。 -京都大学 -大阪大学 -九州大学 など 埼玉大学は独自のプログラムで教育しているとされるため、他の大学では内容の異なるものだと思われる。 *裏技 CALLのシステムを利用した裏技が存在する。 CALLの動作は基本的にJAVAスクリプトを利用しているが、問題の遷移にはアドレスを使っており、ブラウザで「戻る」動作をすることで、一度解答した問題を再び解答することができる。 問題を解答した後、「次へ」ボタンを押す前に「戻る」動作をすれば、その問題を解答していない状態へ戻ることができる。 CALLのウインドウをInternetExplorlerで開くと、「戻る」ボタンは表示されない。 しかし、JAVAの使われていない部分(たとえば、「中断」ボタンのある欄など)をクリックした後に「shift」キーを押しながら「マウスのスクロールボタンを下げる」と、戻ることができる。 他にも、ブラウザ独自のマウスジェスチャーを利用できると思われる。 これと同様の不正解回避方法として、中断ボタンを利用したものもある。 「次へ」ボタンを押さずに「中断」し、再び回答を始めれば中断した問題から解答を再開できる。 この方法は、次にある注意点の中で述べている回答内容の初期化を回避できる。 ***裏技の注意点 戻る動作を多用すると、全ての解答を終えたり中断使用としたときに以下のようなエラーメッセージが出され、最後に中断/終了した状態にまで回答内容を初期化されることがあるので注意が必要。 #ref(error.png) 最後の中断/終了から何も回答していない状態、つまり一問目を回答しようとしているときに戻る動作をすると、以下のようにエラーメッセージが返される。 #ref(error2.png) *システム 以上のことから推測できる事は -「次へ」ボタンを押すことでサーバーに仮データが保存されるが、確定ではない。これを学生側が変更することは不可能。 -中断/終了後に出る「学習を中断しました。OKボタンを押してください。」という小さなウインドウのOKボタンを押すことで回答内容を確定している。 などである