33-345「無人島」

「こうしてみんなで旅行する日が来るとは思わなかったよ」

「キョンさん、喜んでください。無人島ですよ！む・じ・ん・と・う」

「古泉といいお前らといいよく無人島なんか持ってるよな」

「いや、これは佐々木さんが一晩で作ってくれました」

「作ったと分かったのは一昨日だったんだけどね。橘さんが知らせに来てね、
　無人島に行きたいと言うもんだから」

「一番乗り気なのはポンジーですよ。連絡したらバナナはおやつに入りますかとか聞いてきたのです」

「で？どんな島なんだ？」

「それは今から確かめに行くんですよ」

「(確認位しとけよ・・・)」

「みんなの好奇心ぐらい満たせると思うよ」

「佐々木、どんな所か分かるのか？」

「大体はね・・・ところで僕がこのごろはまったＤＶＤでも見ないかい」

「ほう、佐々木がはまるなんて・・・なんて題名だ？」

「ジュラシックパーク」