荒野のテンプラナイト
第1話
「はらへったにゃー」
「言わないで下さい。悲しくなりますから」
丸まった麦わらが転がる荒野に二人の人影がありました。
背の大きい方の人影は、銀毛に縞模様の女性のネコでした。彼女は簡素な皮鎧に身を包み、
ネコネコ教団の聖印の入った槍を杖にしてのたのたと歩いていました。
「にゃんでこうなったのかのかにゃー」
「ニャンパラリ様が地図みて迷ったからです」
一刀両断に切り捨てた小さい方の人影は、小学校高学年ぐらいの外見の三毛猫のマダラでした。
彼は簡素な麻布の服を身にまとい、大きなリュックを背負って主人の旅のお供をしているのでした。
「トッテンパラリがちゃんと教えてくれれば迷わなかったにゃー」
「『今度こそは迷わないにゃー』とかいって地図に触らせてくれなかったのはニャンパラリ様です」
このニャンパラリとトッテンパラリというのは教団からの洗礼名なので気にしてはいけません。
「もう三日もサソリとネズミしか食べてないにゃー。飢え死にしそうにゃー」
「安心して下さい。僕は三日も水しか飲んでないのにまだ死んでませんから」
明らかに年下の従者でしたが、泣き言一つ言わずに主人を励まします。発言内容は悲しすぎるものでしたが。
「トッテンパラリは身体がちっちゃいから燃費がイイのにゃ!にゃーはもうそろそろ何か食べないと
死んじゃうにゃー!!」
「そうは言われましても……おや?あれは……街?」
「にゃんと!?」
トッテンパラリが指した先の山裾には、建物の影らしきものが確かにありました。遠すぎてよくわかりませんでしたが。
「ご、ご飯だにゃー!!」
どこにこれだけの元気を隠していたのでしょう。ニャンパラリは全速力でその方向に駆けだしていきました。
土煙すら上げて走り去る主人に、トッテンパラリはため息を一つついて小走りについて行きました。
街をあらかた探索した二人は、酒場でため息を付き合っていました。
「誰もいないみたいですね」
「そんなことはどうでもいいにゃー!なんで食べ物もないのにゃー!?」
「どうやら廃棄された炭坑街の様です。引き上げの際に荷物はあらかた持って行ってしまったんでしょう」
「それでもにゃーのために酒樽の一つも残しとけにゃー!!」
腹が減りすぎて怒りのベクトルが理不尽な方向に向かっていました。
「でも、水は補給できましたし」
「水だけで動けるのはアイアンキングと体内に常温核融合炉をもってるトッテンパラリだけにゃー!!
にゃーは何か食べない限りもう一歩も動けないにゃー!!」
自分の従者をハイテクサイボーグ呼ばわりして、ニャンパラリは拗ねきってしまいました。
こうなると梃子でも動きません。トッテンパラリは困り果てつつも、立ち上がりました。
「じゃあ何か無いか探してきます。ここでお待ち下さい」
「にゃー……」
さんざっぱら吠えて元気を使い果たしてしまったニャンパラリは、カウンターの奥にいく
トッテンパラリを見送りつつ眠ってしまいました。
じゅー。という音を聞いたニャンパラリは目を覚ましました。気がつくとカウンターの向こうで
トッテンパラリが何か料理をしていました。
「にゃー!?なにか食べるものがあったにゃー!?」
「今しばしお待ちを、すぐに第一弾ができあがりますから」
「ばんざいにゃー!!」
ほどなくして、トッテンパラリが何かをお皿に載せてやってきました。どうやら揚げ物のようでした。
「天にまします偉大な中略いただきますにゃー!」
飛び上がらんばかりによろこんでニャンパラリが、感謝の祈りもそこそこに揚げ物にかぶりつきます。
中身は食べられる野草やトカゲ程度の様でしたが、ふわふわかりかりの絶妙な揚げ具合、そして
久々に食べる温かさがとっても美味しく感じられました。
「おかわりにゃー!!」
「はいただいま」
こんな調子で、久しぶりに満腹ならずとも食事が出来た二人は食後の白湯で一服しました。
「にゃー。しかし、良く揚げ物なんてできたにゃー」
「はい、キッチン下の倉庫に小麦粉がすこしと、ランタン用の菜種油が古くならずに残ってましたから」
「にゃー?ランタン油!?……まあでもうまかったのにゃ。褒めてやるにゃ」
「ありがとうございます」
こうして荒野のテンプラナイトは更けていくのでした。
おわり
第2話
廃屋には、持ち運べなかったのでしょうか、ベッドなどの家具が残っていました。その一つを借りて
トッテンパラリはすやすやと眠っていました。
ところがそのトッテンパラリの眠る部屋に誰かが忍び込んできました。誰かはするすると自分の
服を脱ぐとトッテンパラリの毛布の中に入り込みました。
「にゃあ……お風呂入ってないからすっごく臭いにゃあ……」
その誰かは興奮したように耳をピコピコ動かすと、ズボンの中からトッテンパラリのおちんちんを
とりだしました。まだ柔らかく皮を被ったおちんちんを剥いて、だれかは白いカスを舐め取っていきます。
「ん、んんっ」
トッテンパラリは気持ちよくなっているようでしたが、まだ目を覚ましません。でも、誰かの舌が
入念におちんちんを舐めるたびにその幼い身体はぴくぴくと反応するのでした。
「もっともっと大きくなるにゃあ……」
誰かがうっとりした声をかけながらおちんちんを可愛がってあげると、おちんちんはどんどん元気
にすくすくと大きくなっていきました。大きくなったといっても子供のサイズでしたが。
ですが誰かはその大きさに満足したようで、舐めるのを止め口でくわえ込み始めました。元気だけど
ちっちゃなおちんちんは誰かの口の中にすっぽり入ってしまいました。
誰かは舌や頬や喉や歯でたくさんたくさんおちんちんを味わいました。同時に右手はトッテンパラリ
のたまたまをやんわりと揉みほぐします。
やがて、気持ちよくなったおちんちんがいっそう膨らみふるふると震え始めました。ここぞとばかり
に誰かはちゅうううっっとおちんちんを吸い込みます。
それが気持ちよすぎて、トッテンパラリは口の中にたくさん射精してしまいました。
「ふああんっ!」
射精と同時にトッテンパラリは女の子みたいな悲鳴を上げてのけぞりました。
トッテンパラリが気がつくと、おちんちんに触られてる感触とこんもり盛り上がった毛布が見えました。
トッテンパラリが毛布をめくると、其処には精液を飲み下したニャンパラリがいました。
「にゃあ……濃くてたくさんで飲み干すの大変にゃあ」
「な、なにやってるんですかニャンパラリ様!」
「美味しいご飯を作ったご褒美にゃ」
「そんなのはいらないです!早くお戻り下さい!」
「そ、そんなのとは何事にゃー!失礼にもほどがあるにゃ、お・し・お・き・にゃー!!」
「いやあああんっ!!」
怒ったニャンパラリはトッテンパラリの服をめくり上げると肋の浮いた細い身体に覆い被さり乳首に
吸い付きました。同時にお腹におっぱいを押しつけ尻尾同士を絡み合わせます。
「やめて、やめてくださ……ああんっ!」
「にゃー、まったく女の子みたいな反応して、許せないのにゃ」
許せないという割にはニャンパラリはとても嬉しそうでした。
勢いに乗ったニャンパラリは身体をずらして乳首同士をくりくり合わせたりピコピコ揺れる三毛の
ネコミミをはむはむ甘噛したり尻尾の先でお尻の穴をいじったりしてトッテンパラリを可愛がりました。
でもニャンパラリは決してトッテンパラリのおちんちんに触れようとはしませんでした。
度重なるねちっこい愛撫にびきびきに堅くなったおちんちんをトッテンパラリが自分で触ろうとした
とき、ニャンパラリがその手首を掴みました。
「にゃー?この手はにゃにかにゃー♪」
「うっ……」
涙目でトッテンパラリがニャンパラリをにらみました。
ニャンパラリは余裕綽々と言った顔でトッテンパラリを見下ろしました。
「にゃーのご褒美よりもオナニーのほうが好きなのかにゃ?それだったら見ててやるからオナニー
するといいにゃ」
「はうっ」
もうおちんちんは辛抱たまらない状態になっていました。でも、ニャンパラリの前でのオナニーは
トッテンパラリには恥ずかしすぎるのでした。それを見透かしたようにニャンパラリはさらに言葉責め
をくわえました。
「きっと面白いにゃ、たっぷりじっくり観察して実況解説もしてやるにゃあ」
「そんなぁ」
ただでさえ恥ずかしいのにそれを解説までされたら羞恥心で死んでしまうかもしれません。それに
さっきからトッテンパラリの目に入るニャンパラリのおっぱいはふるふる揺れて、おまんこもぐっしょり
濡れており、とても気持ちよさそうなのでした。
ニャンパラリの女体をガンガン突きまわしたい気持ちでいっぱいになったトッテンパラリはついに
謝ってしまいました。
「お、おねがいですっ!ニャンパラリ様のご褒美下さいっ!!」
「よくできましたにゃー!」
ニャンパラリはその言葉が言い終わらないうちに腰をトッテンパラリのおちんちんに下ろしました。
実はニャンパラリももうとっくに我慢が出来なくなっていたのでした。
「ああっ、ニャンパラリ様の中、熱いですぅ……」
「こ、こんなにびきびきに堅くして、ひにゃっ、はしたない従者だにゃあ……にゃああんっ!」
ニャンパラリはトッテンパラリを叱りましたが、ニャンパラリの方が激しく腰を動かしていました。
おちんちんが抜けかけては全部突き込まれる激しいピストンが、あわい月光の中で何度も何度も
繰り返されました。ニャンパラリとトッテンパラリはお互いの乳首を痛いぐらいに抓り合いました。お互いに
尻尾でお尻の穴を撫でてあげたりもしました。たくさんたくさんあらぬ事も口走りました。
そうこうしていると、トッテンパラリに限界が近づいてきました。
「にゃ、ニャンパラリさまぁ!ぼく、ぼくもう出ちゃいそうです!」
「出すにゃ!にゃーの中にたっぷり射精するにゃー!!」
「で、でも子供出来ちゃったら……」
「そんな先のことはどうでもいいにゃーっ!!いいから出すにゃーっ!!」
叱られたせいでしょうか、それともニャンパラリが思い切り締め上げたせいでしょうか。トッテンパラリ
は引き抜けずにニャンパラリのなかにたくさん射精しました。
その熱い精液を受けてニャンパラリも潮を吹いてイッテしまいました。
次の日、二人は再び荒野を旅していました。
「にゃー、おなかすいたにゃー」
「しょうがないです。食べられそうなものは昨晩食べ尽くしちゃいましたし」
今度は地図とコンパスをトッテンパラリが持っていました。
「でも安心して下さい。あと二日も歩けば人里にでれるみたいですから」
「あと二日も食べ物がなかったらにゃーは死んじゃうにゃー!!……あ、そうだにゃ」
ニャンパラリは何かを思いついたようでした。トッテンパラリは背筋に寒いものを感じました。
「食べ物がないならトッテンパラリの精液をのめばばいいのにゃ!」
「僕が死んじゃいますっ!」
二人の神の使徒の旅路はとても険しいものになるようでした。
ほんとに終わり
第3話
ネコの国の田舎道を荷馬車がのてくてと進んでいました。
幌のない二頭立ての馬車にはたくさんの樽と4人の人物が乗っていました。
一人はヒトの少年。手綱を握り、馬が疲れないペースで馬車を進めます。
一人はネコのマダラの少年。質素な服に身を包み、地図を持って御者席のとなりに座ります。
残る二人はネコの少女。樽の上に寝藁を敷いた即席ベッドでひなたぼっこを楽しんでいました。
端から見れば「盗賊さん襲って下さい」と言わんばかりの馬車でしたが
だれも警戒するそぶりも見せません。
なぜなら昨日、馬車の上の槍を持った女性、ニャンパラリが
この辺最大の盗賊団を返り討ちにしたからでした。
「あーでも惜しい事したにゃー」
仰向けになっていたニャンパラリが突然声を上げます。
それに同意するように、もう一人のネコの少女(商人でこの馬車のオーナー)も声を上げます。
「全くだニャー。領主のヤロー盗賊のお宝までもっていきやがって、ゆるせんニャー」
「いい加減諦めて下さい!もともとここの領民の物なんだから返却するのが当然でしょう!」
「いいじゃないですか、謝礼ももらえたわけですし……」
「銀貨一袋より、あいつらのお宝の方がぜってー多かったニャ!」
「てゆーか、不心得者を改心させてやったんだから、悪財を徴発したうえで金貨一袋よこすべきにゃ」
「いーこと言うニャー。さすがは神殿騎士様だニャー」
「ちっともよくなんかないですよ!ニャンパラリ様を平均的な信徒と思わないで下さい!!」
「うむ、徳の高い信徒だにゃ」
「それもちっがああああああああああう!!」
マダラの少年、トッテンパラリは流石に突っ込み疲れたのか大きく肩で息をします。
その様子を見かねたのか、ヒトの少年が水袋を差し出しました。
トッテンパラリはお礼を言ってそれを受け取り、一息吐きます。
「……ニャンパラリ様が二人になった気分です」
「あはは。ボクもです」
少年二人が心の交流をしている頃、荷台の上の美少女ふたりもヒソヒソ声でニヨニヨしていました。
「美少年×美少年……。背徳の香りがするニャア」
「ときにあのヒト召使いにゃけど……。夜の方はどうなのかにゃ?」
「ふっふっふ、そりゃーもうあーんなことからそーんなことまでばっちりケイケン済みニャア……。
で、そちらのマダラショタの方はいかがな感じかニャ?」
「そりゃあもう、にゃーの指と舌が触れてないところがないくらいしっぽりと……」
「おおう、そりゃ素敵ニャね……。どうかニャ?今夜あたり……」
そういって商人の少女は人差し指と親指を立てて、手をくるっとひっくり返す仕草をしました。
「にゃにゃ、スワッピングとはまた背徳的にゃね……。明日はトッテンパラリのお説教確定だにゃ」
心躍る提案に、ニャンパラリは悪い笑みで答えました。
少女達の悪巧みが合意に達しようとしたとき、馬車の数メートル先に何かが投げ込まれました。
「うわっ?」
御者をしていたヒト召使いは反射的に手綱を引き、馬車を止めました。
投げ込まれた何かは乾いた地面で砕け、道をふさぐように火柱を上げます。
どうやら火炎瓶のようでした。
「むっ、何者にゃ!」
ニャンパラリはひらりと地面に降り立ち、火炎瓶が投げ込まれた茂みに向けて槍を構えます。
その誰何に答えるように茂みから一人のネコの女性が現われました。
カウボーイギアに身を包み、ブラウンの髪と耳をテンガロンハットの下から覗かせ、
そして腰の両脇にはパーカッション式リボルバーを下げていました。
「名乗るほどのもんじゃないさ。ただ、そこのオスヒトと馬車を譲ってもらおうと思ってね」
「ニャッ!?ふざけ……」
パァンと音が響き、寝藁が飛び散りました。
馬車の主人が飛び起きた瞬間、その両脚の間を弾丸が通過していったのでした。
「ニャ、ニャアァ……」
「支払う物は鉛玉しかなくてね……。ただで譲ってくれるならそれに越した事はないんだけどね」
抜く手も見せないクイックドロウとその迫力に、馬車の主人はへなへなとへたり込んでしまいます。
代わりに叫んだのはヒト召使いでした。
「コルトネイビーの二丁拳銃……。もしかして、“列車強盗(トレインレイダー)”マイラ!?
あのB級国際犯罪者の?!」
「へえ、あたいも名が売れたもんだ。……で、どうするんだい?」
「そりゃあ、もちろん」
マイラの言葉に応えたのはニャンパラリでした。槍をマイラに向けて構えます。
「とっちめて、賞金がっぽりだにゃあ」
「そんな、ニャンパラリ様、相手は銃ですよ!?」
悲鳴を上げるトッテンパラリとは裏腹に、マイラは表情を険しくします。
「“伝説突撃(イデオンゲージフルチャージ)”ニャンパラリか……。いろいろ噂は聞いてるよ」
マイラから余裕が、いや、油断が消えました。
「まずあんたから殺す必要がありそうだね!」
右で抜いたままの銃によるダブルタップがニャンパラリに撃ち込まれました。
二つの銃声とほぼ同時、二つの金属音が響きました。
ニャンパラリが正中線を守るように構えた槍に弾丸がぶつかり、弾かれて後ろへ流れていきました。
「うわあっ!?」
ヒト召使いの足下に跳弾が当たり、あわてて彼は馬車の陰に隠れます。
トッテンパラリと商人の女性も同じく馬車の影に転がり込みました。
「銃弾を受けた?」
「槍も銃も直線を突いてくるものだにゃ。槍を見切れるにゃーが弾道を見切れないと思うのにゃ?」
かなり無茶な理論を展開しながら、ニャンパラリはじりじりと間合いを詰めます。
「くっ!」
マイラはバックステップで後退、同時に右の銃をホルスターに戻し、左の銃でファニング(あおり
撃ちと言われる射撃法。トリガーを引いたまま逆の手でハンマーを弾くことによってシングル
アクションの銃でも連射が可能になる撃ち方)による五連射を行いました。
ニャンパラリは適度に散らしたその五発の弾丸の内三発を身じろぎする程度の動作で避け、
残る二発を槍で弾きました。
左の銃を撃ち尽くしてマイラは唸ります。
(本来六連発ですが暴発防止の為、一発分の弾倉を空けてそこにハンマーを合わせてあるのです。
こうしておかないと、転んだり何かが当たったときハンマーが雷管を叩いてしまい
自分の足を撃ってしまうことがあるんですね。撃ちたいときにはハンマーを起こせば
シリンダーが回るので問題ないのです。皆さんも工作精度の低いリボルバーを携帯する
時にはフルロードしないように気をつけましょう。まして自動拳銃の薬室に弾を入れっぱなし
にしないように!皆さんと筆者との約束です)
「一体どういう絡繰りだい?弾道を予測するだけじゃ今のは防ぎきれないはずだ」
「シュバルツカッツェ正統槍術リナ道場の秘伝だにゃあ……。集中する事によって時間感覚を
遅らせる。雫穿ちと言うにゃ」
「……似たような話を聞いた事があるよ。たしかバレットタイム(弾丸の時間)だっけね。
文字通り弾丸が止まって見える思考の加速。死ぬ寸前に見ることがあるとかいうけど。
……だとしても、肉体まで加速する訳じゃない」
マイラは構えを変えました。
右手はグリップに添えるような位置に、腰を少し落とし、全身から力を抜きます。
その姿を見たニャンパラリは警戒の度合いを増しました。
「ニャるほど。カウンター狙いかにゃあ」
「他に方法もないだろう?」
どうやらマイラはニャンパラリが攻撃に移る一瞬を狙ってクイックドロウで勝負するようです。
いかなニャンパラリと言えど攻撃しながら銃弾を弾くことはできません。
ですが、その一瞬を見切れなければマイラの負けです。
二人の間の緊張が高まります。
ニャンパラリが間合いを1mmずつ詰めていきます。
マイラが精神を研ぎ澄ましていきます。
ニャンパラリの槍の間合いまであと紙一枚。
其処まで二人が近づいたとき、思わぬ所から声が上がりました。
「にゃあぁぁん」
「うわ、ちょ、ご主人様なんでいきなり!?」
「からだが、からだがうずうずして我慢できないのニャア……」
「やめてやめてこんな命のピンチにズボン脱がさないでー!?」
あまりに予想外の事態に、二人の女戦士は顔面を地面に埋めてマジズッコケします。
「なんだいなんだい!いきなり盛りやがって!!」
「今夜貸してくれる約束のはずにゃー!フライングは神に誓って許せねえにゃあ!!」
起きあがって馬車を見た二人に、トッテンパラリの姿が映ります。
瞳は潤み、頬は紅潮し、息を荒くして前屈みになったトッテンパラリは馬車を指さしていいます。
「にゃ、ニャンパラリさまぁ……。あの樽から変な匂いが……ぁ」
「にゃ?」「ん?」
二人の女戦士が馬車に目を向けると、樽の一つに流れ弾が当たり、そこから強いアルコールと
マタタビの香りがしてきました。
「にゃっ!?しま……あぁん」
「な、なんでマタタビなんか、ぁあ、積んでるの、さぁ……」
戦闘の緊張が解けたところに流れ込んできたマタタビの香りに、二人の女戦士の腰が砕けます。
「おかしいにゃあ……積んでいるのはチョコレートのはずにゃぁ……あんっ!」
「はぁ、も、もしかして。きゅぅぅんっ!密輸の片棒を、うんんっ、担がされた、のかも……。
うわあぁん!ず、ズボンに擦れちゃ、あんっ!」
息も絶え絶えになりながら、トッテンパラリはなんとか馬車から離れようと必死に歩きました。
ですが、その前に二匹の雌猫が立ちはだかります。
「ズボンに擦れて大変なんだな?じゃあ早く脱がさないと!」
「そうだにゃ!これは緊急避難の応急処置なのにゃ!」
「ひあっ!?」
二人がかりによる進清十郎張りのタックルを喰らってあっけなくトッテンパラリが押し倒されます。
ズボンを止める腰ひもをぶちりと引きちぎられ、年相応に小さいながらもいきり立ったトッテンパラリ
のおちんちんが二匹の獣の前に放り投げられます。
「はむっ」
「ちゅ、ちゅ、ちゅばっ」
ニャンパラリは亀頭に食らいつき、マイラは胴に食らいつきます。
奉仕すると言うよりも味わい尽くそうとするその愛撫に、トッテンパラリの我慢はすぐに限界を迎え
ました。
「うっうあっ。だめ、だめです、ボクーーーっ!!」
たまたまニャンパラリの舌がエラを舐めている時に、トッテンパラリのおちんちんが暴発しました。
二匹の雌猫の顔と胸に白い粘液が降りかかります。
数秒の間その粘液のシャワーを浴びてうっとりとしていた二人でしたが、マイラの方が先に正気を
取り戻し、トッテンパラリの上にまたがろうとします。
「ちんちん……ちんちん……毛も生えてない男の子のちんちん……」
すっかりイっちゃった顔でぶつぶつと呟きながらマイラがトッテンパラリをくわえ込もうとしたとき
思い切り後ろから突き飛ばされました。
「きゃあっ!?」
「にゃーが先にゃ!!」
意外に可愛い悲鳴を上げて前にマイラが前に突き飛ばされて、入れ替わるようにニャンパラリが
トッテンパラリの腰の上にまたがります。
そしてそのまま幼いともいっていいおちんちんをくわえ込んでいきました。
「にゃーっ!!」
入れただけで軽くイってしまったニャンパラリでしたが、身体は本能的に腰を動かし始めました。
「あ、ああ、お願い。なめてぇ……切ないの、くうぅん!」
マイラは前に出た勢いでトッテンパラリの顔の上に腰を下ろし、クンニをおねだりします。
いつもだったら断るはずのトッテンパラリの理性も、今はマタタビと女体のせいでマヒ状態です。
ざらざらした猫舌を尖らせていきなり奧へと突き刺します。
「はあっ、んんー……」
すっかりできあがったマイラの身体は舌を受け入れ、更に奧まで引き入れようと蠢きます。
そんなマイラの目の前に別のおちんちんが突きつけられました。
「あ……」
「ねえ、その大きなおっぱいで挟んでくださいよ」
「うん……」
2ラウンド終えたヒト奴隷とその女主人が3Pに乱入してきたのでした。
ヒト奴隷の標準より大きなおちんちんを胸肉にこすりつけられて、マイラは頬を染めながらパイズリを
始めてしまいます。そして女主人はこっそりとニャンパラリの背後に回りました。
「ふいっ!?」
「んにゃあっ!!きゅ、きゅうにおっきくなったにゃあ!!」
女主人はニャンパラリの背後に回ると、トッテンパラリのお尻の穴に指を這わせ蟻の戸渡りを舌先で
くすぐったのでした。
もう既にお尻の穴でも感じるようになってしまったトッテンパラリの身体には、刺激的すぎる攻撃でした。
更に女主人は左手を回しニャンパラリのクリトリスをいぢくります。
「ニャニャ、スワッピングの約束ニャア。早くイって替わるニャア……」
「にゃ、にゃあぁぁぁあああん!!」
一声高い声でニャンパラリが啼き、トッテンパラリとマイラもそれに併せて絶頂してしまいました。
ですがそれでは終わりません。5人はまた相手を変え、体位を変え、三回戦を始めます。
こうしてこのバレットタイムデイは、夜が更けて、また明けるまで続いたのでした。
おしまいおしまい