デストロイ

デストロイガンダム

正式名称:GFAS-X1 DESTROY 通称:破壊、サイコビグザム
コスト:??? 変形:○ 盾:○

機体解説

地球連合軍が開発した最後の切り札として投入してきた巨大可変MS。
今までに開発されたMSとザムザザーなどの巨大MAのデータをベースに開発された。

主なパイロットはステラ・ルーシェスティング・オークレー。ブーステッドマン及びエクステンデッド専用かどうかは明らかでないが、適性によりその性能を発揮できるという描写がある。基本的に「生体CPU」が必要な様である。

形式番号の「GFAS-X1」のGFASは、「Gressorial Fortress Armament Strategic」(戦略歩行要塞兵器)を表している。

MSを踏み潰せるほどの圧倒的な巨体を誇る(どう観ても設定より大きすぎるので演出ではあるが)。動力や装甲の詳細は不明だが、絶大な出力と射撃兵器に対する高い防御力を持つ。起動時のOS表記は「Gigantic Unilateral Numerous Dominating Ammunition」(戦略装脚機動要塞)と他の機体とは異なる。全身に無数の砲門を備え、陽電子リフレクターを広範囲に展開し、フリーダムのフルバーストも防御する。単機で、ザフト軍を都市ごと壊滅させるほどの破壊力を持っており、特に従来のMSよりも大きい二門の巨大な砲塔だけでも戦艦を一撃で破壊した上、その背後にあった都市を駐留部隊ごと焼き払う威力を持つ。そのあまりの火力、防御力からは戦術レベルを超えて戦略レベルの存在となっており、対集団戦・対要塞戦では無類の強さを発揮する。

背面の円盤型巨大バックパックには巨大な砲門を装備しており、バックパックで上半身を覆い、かつ下半身を180度回転させることでモビルアーマー形態へと変形できる。この状態ではホバリングによる飛行も可能である。劇中に登場した機体は全てこの形態で出撃した。
また両手部はドラグーンシステムにより無線遠隔操作が可能。ビームシールドでの防御をしつつ、五指からビームを照射できる。何故か大気圏内でも使用している。

まさに殲滅戦(皆殺し戦術)を前提とした人型機動戦艦と言える。これを迎え撃ったザフト軍は食い止めるどころか本機に対し損傷らしい損傷を与える事さえ出来ず、逆に壊滅的な被害を受けている(ただ、ベルリンでのザフト軍の惨敗は、同地に配備されていたモビルスーツの多くが実体弾を主兵装とする旧式機であったせいもある)。

ちなみに、前述したとおりこの機体は可変MSに属される機体だが、その巨体ゆえにMS最大の長所である機動性と汎用性は無いに等しく(むしろMA形態のほうが機動性が高い)、何故この機体がMS形態を備えているか不明である(本機の元ネタのサイコガンダムを意識した演出とも考えられる)。強いて言えば視覚的な威圧効果は期待出来るが、メリットと言えるほどのものでもない。他にはMA形態時は武装配置の関係で対処が困難な、機体の上方に位置する敵を攻撃するためと考えられるが、 デストロイは単体での近接戦闘能力が極めて低く(ビームサーベルが装備されていない時点で格闘能力がほぼ皆無なのは明らかである)、運用の際には護衛として随伴するMSの存在が不可欠であるため、殲滅行為を主眼とする本機自体が、意味あい的には迎撃態勢に近いMS形態を備える必要性は薄い。

ただ、そんな事言いはじめるとそもそもモビルスーツという兵器そのものが(略)という話になってしまう。SFのどこまでリアルにしてどこまでをフィクションにするかの境目に存在する、SFというジャンルの難しさを教えてくれる機体。「未完成な感じが逆に兵器っぽい」という思惑があったのかもしれないし、単純にサイコガンダム現代版を作りたかっただけかもしれない、と、MS形態を付加した最終的な意図は不明。とりあえず視聴者に理解はされなかった模様。カワイソス。

余談だが、この機体は200m近くの大きさや大出力のビーム兵器を多数装備し、莫大なエネルギーを必要とする事から、動力源はニュートロンジャマーキャンセラーを搭載した核分裂炉エンジン、もしくは戦艦の電力供給を賄っているレーザー核融合炉を搭載しているのではないかと推測される一方で、劇中ではヘブンズベース、ダイダロスといった基地の防衛任務が主で、唯一の長距離侵攻作戦であるベルリン戦においても母艦であるボナパルトを伴っての作戦行動であることから、単体での長距離移動は考慮されておらず、搭載火器の電力は外部からの供給によって賄われていると考えられる。これはザフトから入手したデュートリオンビーム送電システムを搭載している可能性を示唆しており、運用局面における信頼性、保安性を考えるとバッテリー動力機の可能性も否定できない。

また、装甲に関してはデスティニーが"アロンダイト" ビームソードの実剣部分でコックピットを貫いている事からフェイズシフト装甲の類は採用されていない模様である(ただ、ゲームソフトであるガンダムSEED DESTINY GENERATION of C.E.及びSDガンダム Gジェネレーションポータブルにおいてはこの機体の装甲がトランスフェイズ装甲であると表記されているため、演出ミスの可能性もある)。しかしながら、機体のサイズに比例して装甲もそれなりの厚さを有する為、ある程度の防御力は備えている。又、脚部にインパルスのビームライフルを受けても行動不能に陥らなかったため、陽電子リフレクターでカバーし切れない部分には対ビームコーティングが施されている可能性もある。

「デストロイ」は「破壊」の意。
「ガンダム」の癖に唯一量産された機体でもある。
デストロイが出てくる以前になぜかデータがデュランダル元に漏れていたようだ。
ちなみに設定を無視したその巨大さは本ゲーム中でも再現されている。
サイコガンダム+ビグザム(ジオング)という外見でゲームで登場し、堅固な耐久力と火力、CSで多くのプレーヤーを悩ませてきた。

大量に製産されたり、MS形態の意味があまりなかったり、接近戦に弱いという弱点があったり(もっともそれが出来るのは一部のエースパイロットのみだが)などインパクトの割に活躍場面は少ない。
だがスペック的にみても地球軍において最強のMSであろう。

黒い、でかい、超火力など悪の王道まっしぐら。逆に言えば、(黒い)でかい超火力であればストーリー的には何でも良かったのかも。ストーリー上は『ステラを兵器として扱わせる外道兵器』という必要性から生まれたものなのだし。

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最終更新:2024年08月06日 18:30
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