【詳細】
ザフトの初代制式主力機にしてコズミック・イラ世界初の汎用量産型MS。
YMF-01B プロトジンを発展させ正式量産型として開発された。
型式番号は「Zero Gravity Maneuver Fighter」を略したもので「無重力下用機動戦闘機」を意味する。
コーディネイターがさらなる訓練を積んではじめて操縦可能となるモビルスーツ・オペレーション・システムによる操縦方式、トサカ状の多機能センサーアレイやモノアイカメラ、翼の様な背部スラスターなどが特徴。
様々な兵装の保持と繊細な作業をこなすマニピュレーター、地形を問わぬ高い踏破性を備える両脚を併せ持ち、人型機動兵器ならではの高い汎用性を誇っている。
このジンが開発されたことで携行可能な兵器も技術が向上していき、人間が使っていた物をMSサイズにスケールアップさせた実剣や実銃などのが実現していった。
開発時期の関係でビーム兵器の小型化技術がほとんど進んでいない頃ロールアウトしたことと、バッテリー駆動の関係上消費エネルギーが大きいビーム兵器の搭載は見送られ武器は信頼性の高い実弾兵器に絞られた。
しかし、地球連合軍もジンを解析し人型のMSを常用するようになってくると、最大の利点であったMS用の携帯兵器を奪われ逆に利用されたり、内蔵・固定火器の類を一切装備していないため武器を失った場合自爆することも選択肢に入ってしまう。
大西洋連邦が開発したGAT-Xシリーズやオーブ連合首長国が開発したM1アストレイなど、勢力を問わず後に開発されるあらゆるMSの基礎となったC.E.世界の代名詞的な機体。
砂漠仕様や水中戦仕様などの派生機や、ミゲル・アイマンなど個人専用に改修されたパーソナルカスタム機が多数存在している。
一方、ジャンク屋ギルドの合法的な権利だけでなく、宇宙海賊による非合法な手段によっても相当数が流出しているため外伝やメディアミックス作品には非正規軍仕様のジンが多数登場している。
最終更新:2024年09月04日 16:13