【詳細】
ザフトが開発した兵装換装方式の一種。
ZGMF-X56S インパルス専用の換装システムとして考案されたもので、同時期に量産機としてロールアウトした
ZGMF-1000 ザクウォーリア用に開発された
ウィザードシステムとは似ている部分が多い。
決定的な違いは単一機の特性を装備換装によって変化させあらゆる状況に対応させる万能機に仕上げるシルエットシステムと、量産機のオプションとして様々な特性を付与し汎用性を向上させるウィザードシステムと、「10」の機体性能を「5+5」とするシルエット、「10」に「+1」とするウィザードという形で差別化されている。
開発はウィザードシステムのほうが先行されており、本システムはそれをさらに発展させ専用規格を持ったシステムとして完成している。
大本は
GAT-X105 ストライクに採用された
ストライカーパックシステムであり、その改良発展型とも言えるがストライカーパックには個別にバッテリーパックを内蔵し装着することで本体側のエネルギーを回復させる事ができたがシルエットシステムにはそれがないため継戦能力で見た場合劣る面がある。
一方でソードストライカー、ランチャーストライカーの装備を簡易構造とすることでその性能を抑えつつ、装備数を倍加することで装着時の性能をより特化させている形で発展させている。
用意されているシルエットは
フォースシルエット、
ソードシルエット、
ブラストシルエットの三種類を基礎とし、インパルスと同時進行で開発が進められていた
セカンドステージシリーズのMS群をモデルとしたシルエットの開発が計画されていた。
しかしそのモデルとなったMSが地球連合軍に強奪されてしまったことに加え、ザフト上層部の考えが装備換装よりも単騎そのものにあらゆる状況への対応力をもたせる万能型としての性能を与える方向に変化したこともあり、それ以上のシルエットの開発は行われなかった。
ストライカーパックシステムは量産機への装着を前提とする形で多くの派生装備が生まれたのに対し、シルエットシステムやウィザードシステムはそれ以上の発展が見られなかった。
最終更新:2025年03月29日 17:27