【詳細】
クライン派が保有する「ファクトリー」が製造した重量級MS。
しかしユニウス条約の締結に伴いミラージュコロイドが使用禁止となったため、それを利用する装備を持つ本機は量産が不可能となってしまう。
さらに脚部のスカート状装甲に組み込まれた高出力スラスターによるホバリング移動は
ZGMF-1017 ジンや
ZGMF-600 ゲイツにはない独特の推進方法であり操縦には特殊な技量を必要としたことからザフト軍兵士達からは不評だったとされる。
これもまたコンペ落選の理由となったようだが、二足歩行しか出来ない通常のMSを上回る機動力を得られるホバリング推進システムそのものは地上における圧倒的優位点であり、本機の特徴の一つとなっている。
本機の名称は「Dauntless Obliterator Magnificent(壮大なる不屈の抹殺者)」の頭文字を取ったもので、トルーパーは騎兵を意味する。
形式番号は開発に関わった者が非公式的に振ったものとされ、本機の命名も含めてザフトの技術者達によるものである。
結果としてニューミレニアムシリーズには採用されなかったものの、設計データはターミナルが奪取し、独自の仕様変更を加えた上で3機が建造された。
ちなみにこのコンペ落選に関わるエピソードとして、クライン派による手回しだったとする説が根強くあるとも言われており、開発に関わった者達は形式番号にサードステージでの復活への願いを込めたものだったとも言われている(そのためザフトでは欠番となった)。
この開発者達とクライン派の関係性は不明だが、建造された際にも形式番号や機体名はそのままだったことから、開発データを奪取し実際に建造したクライン派の者達も多少なりとも当時の開発者への敬意があったのではなかろうか。
機体設計そのものは上記の通りザクウォーリアらとほぼ同時期のものだが、ユニウス条約を無視できる(無視して良いわけではないが)三隻同盟の戦力としての開発であるため、コンペ落選の要因の一つともなったミラージュコロイド技術を搭載しており、機体前面にビームと同じ性質を持つ粒子を散布し磁場形成技術を応用することで攻性を持った膜のように固定する
G14X31Z スクリーミングニンバスを装備している。
触れるだけで敵機にダメージを与える上に、防御フィールドでもあるため実弾兵器などを破壊することで防御可能。
また複数機が同時にフィールドを展開することでそれらが強固に増幅し合うことで突撃の威力を高めることが可能であり、3機の連携攻撃は
ジェットストリームアタックと呼称され高い突破性を有する。
流石のクライン派であっても、現行量産機用に配備されたウィザードパックの入手は困難だったとされその代替措置として簡易版ウィザードが用意されたのだとか。
SEED DESTINYにて、ロード・ジブリールの引き渡しを求めたザフト軍とオーブがぶつかったオーブ侵攻作戦にて初めて投入され、その性能をいかんなく発揮してザフト側の最新鋭量産機達を次々に撃破していった。
その後戦いの舞台が宇宙へ上がってもなお活躍し続け終戦を迎えている。
その後の行方は不明。
【余談】
ザクⅡを模したザクウォーリア、グフを模したグフイグナイテッドに並び、SEED版のドムである。
後に劇場版にてSEED版ギャンとゲルググが登場した。
開発経緯から実践投入されるまでの経緯が複雑でヤヤコシイ機体。
ただストライクフリーダムの命名問題や、ハイパーデュートリオンエンジンのエネルギー切れ問題など、劇中で様々な理屈が出たり入ったりしている他の要素と違い、ドムトルーパーの設定に関してはコンペ落選におけるクライン派の暗躍ネタも含め当時から令和となった現在でも変化していない。
SEED DESTINYの物語が終わったあとの本機の所在は不明であり、SEED FREEDOMでは本機のパイロット3人は
ZGMF-2025/F ゲルググメナースに搭乗している。
本来ラクスの直属という扱いの彼らがコンパスに当然のように参加している関係上、ユニウス条約を無視したMSに乗せるわけにはいかなくなったのかもしれないが定かではない。
あるいはコンパスの理念上広い範囲へのMS派遣が必要となるため、地上運用に適したドムではその対応が難しいこともあり、新型機であったゲルググメナースへの乗り換えとなったとも考えられる。
最終更新:2026年10月27日 23:17