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プラント - (2005/11/23 (水) 16:40:56) のソース
*プラント &size(14){''【解説】''} P.L.A.N.T.-Production Location Ally on Nexas Technology「テクノロジーに立脚した民族解放国家」 コーディネイターが居住しているスペースコロニー郡。 コーディネイターが中心となって作り上げたもので、L5中域に120基が存在している。本来は資金を提供した宗主国による『プラント運営会議』の支配下にあるはずのものだが、開戦後はコーディネイターによる独立国となった。 ナチュラルが中心の地球連合軍とは敵対関係にあり、地球連合軍のムルタ・アズラエルはプラントに存在するコロニーの形が似ている事から、プラントの事を「砂時計」とも呼んでいた。 ヘリオポリスのような密閉型ではなく、上記のように砂時計のような景観のコロニーの両端に居住地帯を設けたタイプとなっている。 その為、太陽光が取り入れやすく、巨大な湖など地球によく似た自然環境を再現できる。反面、ザフトの技術で耐久度があるとはいえ地面以外はガラス張りなので、密閉型より耐久度などがやや劣る。 &size(14){''【プラント最高評議会】''} PLANT Supreme Council プラントの最高意思決定機関。各分野の責任者達が集まり会議をする。プラントの首都、アプリリウス市に議事堂を持つ。 政体は共和制。評議会の構成員は互選制によって12の市から1人ずつ選ばれる。互選制とは、政治に適性のある成人(15歳以上)から住民投票で選ばれる制度。適性は本人の意思とは関係なく、能力や実績からコンピューターが判断する。 アプリリウス市 (天文学、宇宙物理学、宇宙論、宇宙惑星学、宇宙生命学) 代表:シーゲル・クライン マイウス市 (応用機械工学、基礎治金学、応用治金学、応用材料工学、ロボット工学) 代表:ユーリ・アマルフィ ユニウス市 (基礎農林水産学、応用農水工学、社会工学) 代表:ルイーズ・ライトナー クィンティリス市 (基礎化学、応用科学) 代表:ジェレミー・マクスウェル セクスティリス市 (基礎物理学、理論物理学、素粒子物理学、高次元物理学、数学) 代表:オーソン・ホワイト セプテンベル市 (電子工学、情報工学、人工知能工学、総合情報学) 代表:アイリーン・カナーパ オクトーベル市 (人文科学総合) 代表:ヘルマン・グールド ノウェンベル市 (多目的実用生産工学) 代表:パーネル・ジュゼック ディセンベル市 (初等教育全般) 代表:パトリック・ザラ ヤヌアリウス市 (基礎微細工学、応用微細工学) 代表:アリー・カシム フェブラリウス市 (基礎医学、臨床医学、生化学、分子生物学、応用生体工学) 代表:ダット・エルスマン マティウス市 (航空宇宙工学、造船工学) 代表:エザリア・ジュール 上記の代表はC.E.71年当時の議員 &size(14){''【プラント略史】''} -C.E.38 L5の研究コロニー「Zodiac」、大規模・複数化。 [[ジョージ・グレン]]により、新型の天秤型コロニー構想発表。建造開始。 大西洋連邦、東アジア共和国、ユーラシア連邦が主に出資。L5新型コロニー群の動静は、これら出資国による「理事会」で決定される事に。 -C.E.44 新型のL5コロニー群の第一陣10基(後のアプリリウス市)完成。 大規模生産基地としての意味から、「プラント」と呼称される。 -C.E.45 コーディネイターの人口、推定で一千万を突破。 プラントへの投資は継続され、そこに従事するにはコーディネイターでなければ無理という図式は崩れず、プラントは拡大を続ける。やがて、「プラントで作れないものはない」とまで言われるようになったが、食料、特に穀物の生産は厳重に禁じられ、ほぼ100%を地上からの輸入に頼るという状況であった。 このころから、反コーディネイターを訴える組織によるテロ事件が発生。しかし、自治権がなく、非武装が徹底されているプラント側には対抗手段はなく、コーディネイターの間に不満が高まる。 -C.E.50 シーゲル・クライン、パトリック・ザラ、自治権や貿易自由権の獲得を訴えザフトの前身である「黄道同盟」を設立。 理事国は、黄道同盟の活動を圧殺し、コーディネイターたちの反感を買う。 黄道同盟は地下に潜り、プラント内で一つの勢力を築き始める。 -C.E.53 プラントの運営を、各市の代表による「プラント評議会」が行うこととなる。 -C.E.55 プラント、フェブラリウス市にてS2型のワクチン開発に成功。増産、地上への供給開始。 -C.E.57 大西洋連邦宇宙軍(FSF)、ユーラシア宇宙軍、東アジア共和国航空宇宙軍の合同軍が、プラント宙域に駐留開始(のちの地球連合軍の前身となる)。 -C.E.60~ プラントの、地球へのエネルギー・工業製品供給地化が進む。 理事会は、プラントに重いノルマを化すようになる。 -C.E.61 ザラ委員、プラント内で反コーディネイターの組織によるテロに遭うが、一命を取り留める。 -C.E.63 プラントのエネルギー生産部門が、ブルーコスモスのテロにより破壊される。 評議会は理事会に一時的な輸出停止を申し入れるが、理事国側は拒否。 プラントは深刻なエネルギー危機に陥る。理事会のやり方を批判し、プラント技術者の一斉サポタージュ。 これに対し、理事国はモビルアーマー艦隊でプラントを威嚇。プラント内で独立論が声高に叫ばれ始める。 クライン、パトリック両評議会議員を筆頭に、理事国からの独立を目指すグループが結束。水面下で活動。 モビルスーツの軍事転用の研究が始まる。 -C.E.65 モビルスーツの実用第一号機、秘密裏にロールアウト。 黄道同盟が活発化し、名称を「自由条約黄道同盟:ZAFT」に変更。 -C.E.67 モビルスーツの実用第一号機ジン完成。マイウス市の一部を極秘裏に改造し、モビルスーツの増産を開始。 -C.E.68 シーゲル・クライン、プラント評議会議長に選出される。 ZAFT所属議員が評議会の多数派を占め、自治獲得、貿易自主権獲得を最優先とする決議が行われる。 翌月の理事会とのプラント運営会議にて表明。 プラントの表明に対し、理事国は大反発。武力による示威行動に出るが、プラント側も軍備拡張で応じ、にらみ合いになる。 クライン議長、極秘裏に南アメリカ合衆国、大洋州連合と取引し、プラントと両国間で、食料輸入及び、工業製品輸出が取り決められる。 理事国側は、クライン議長の解任と議会の解体、プラントの自治権完全放棄を要求するも、プラント側が反発。それに対し、理事国側はプラントへの食料輸出の制限を行う。 南アメリカから食料輸入を行おうとしたプラント籍の貨物船団を理事国側が撃沈(マンデルブロー号事件)。 「マンデルブロー号事件」を機にパトリック・ザラは「ZAFT」を解体・再編成しプラント内の警察的保安組織と合併、MSを装備した軍事的組織となる。 -C.E.69 シーゲル・クラインはプラント内での食料生産を開始し、ユニウス市の7~10区が穀物生産プラントに改装。 プラントの食料生産開始に伴い、理事国側は実力を行使してもこれを排除すると勧告。 理事国側、プラントに対し威嚇行動に出るが、このとき初めて軍事組織「ZAFT」とモビルスーツ「ジン」の存在が公開される。モビルスーツ部隊は初の軍事行動であり、圧倒的少数でありながら地球側のモビルアーマー部隊を翻弄。宙域に駐留していた理事国の宇宙軍を排除する事に成功。 クライン議長、完全自治権の獲得及び対等貿易を理事国側に要求。プラント理事会において交渉が何度か行われるが、平行線。 C.E.70年1月1日までに回答が得られない場合、プラント側は資源の地球への輸出を停止することを明示。これにより、理事国とプラントの緊張が激化。 -C.E.70 1月1日。プラント側からの要求への回答期限である理事会(「未開理事会」と呼ばれる)へ向かう評議委員へのテロ行為。議員一名が死亡。 「ブルーコスモス」による犯行声明が出るが、背後に理事国の存在が明らかになり、プラントは物資の輸出を停止。生産のほとんどをプラントに頼っていた理事国家群は窮乏。 2月10日。地球連合に対し独立宣言。 2月11日。地球連合、プラントに宣戦布告。月面のプトレマイオス基地より侵攻開始。 2月14日。プラント側、モビルスーツ部隊をもって、連合の攻撃を殲滅。だが、核攻撃によって120基あるコロニーの一つ(食料生産コロニー/ユニウス・セブン)に被害を受け、24万3721名の犠牲者を出す。(俗に言う「血のバレンタイン」) (この時パトリック・ザラ国防委員長の妻レノア、ユニウス・セブンにいたため、死亡)。 地球側は、プラントの自爆作戦と批判。これによりザフト・地球連合の本格的闘争が始まる。 2月18日。クライン議長、「血のバレンタイン」での犠牲者を弔う国葬の際、独立宣言と「地球連合」への徹底抗戦を明言(黒衣の独立宣言)。