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第1回

範囲4.1 - 4.2


4.1

弾性体の運動方程式の発散・回転を計算することにより,P波・S波の波動方程式を導出.
ラメパラメータ\lambdaと\muは定数と仮定している.

4.2

SH波の反射・屈折.

  • 自由表面:トラクションが0
  • 層境界:トラクションと変位が連続
SH波なので,P-SV波と比べると計算は楽.

自由表面では,角度・周波数に依らず,変位は2倍に増幅される.
周波数に依存しないのは,半無限媒質を考えているので,
層の厚さが無限大であり,有限な長さのスケール(層の厚さ)が含まれていないため.

低速度層がある場合には,2倍以上に増幅される.

波線展開
2層構造の場合において,透過率・反射率を展開すると,
表層内での平面波の多重反射の重ねあわせで表現できる.
ここで,指数関数の項は位相遅れをあらわす.


質問...
96ページで
「平面波の場合,時間平均をとれば両者(運動エネルギーと弾性エネルギー)は等しくなることを一般的に示すことができる.」
って記述ありますけど,どう示せばいいのでしょう??
x方向に伝播するSH波を考える.
v = Ae^{i(kx-\omega t)}
このとき,歪は
e_{xy}=e_{yx}=\frac{1}{2}\frac{\partial v}{\partial x}
の成分のみをもつ.
単位体積当たりのひずみエネルギーは 
W=\frac{1}{2}\sigma_{ij}e_{ij}
\hspace{20em} =\frac{1}{2}\left[\lambda\delta_{ij}e_{kk}+2\mu e_{ij}\right]e_{ij}
\hspace{20em} =\frac{1}{2}\lambda e_{kk}e_{ll}+\mu e_{ij}e_{ij}
\hspace{20em} = \frac{1}{2}\mu\left(\frac{\partial v}{\partial x}\right)^2
\hspace{20em} = -\frac{1}{2}A^2\mu k^2e^{2i(kx-\omega t)}
となる.一方,単位体積当たりの運動エネルギーは
K = \frac{1}{2}\rho\left(\frac{\partial v}{\partial t}\right)^2
\hspace{18em} = -\frac{1}{2}A^2\rho \omega^2e^{2i(kx-\omega t)}
と書ける.ここで,S波速度の定義と分散関係から
k = \omega\sqrt{\frac{\rho}{\mu}}
となるので,
W = K
が示せる.

最終更新:2014年12月05日 18:04