ロウソクロイド

「反省した私は無敵だぞ」

【名前】 ロウソクロイド
【読み方】 ろうそくろいど
【声】 難波圭一
【登場作品】 特命戦隊ゴーバスターズ
【登場話】 Mission25「アバターの謎を追え!」
【所属】 ヴァグラス
【分類】 メタロイド
【製造者】 エスケイプ
【製造モチーフ】 蝋燭
【その他のモチーフ】 チャッカマン
メタウイルス 「怖がらせる」KOWAGARASERU(黄)
【エネトロン消費反応場所】 漠田地区 B-271ポイント
【識別ナンバー】 A-96
【推奨動作環境】 丑三つ時
【オーダー】 人々に悪夢を見せ、苦しめる
【識別ナンバーの由来】 悪夢(あ(A)く(9)む(6))

【詳細】

とある川にあった灯籠流しの小舟の蝋燭に「怖がらせる」のメタウイルスをインストールする事で製造されたメタロイド。

頭部の巨大な蝋燭に点した灯の不思議な揺らめきを相手に見せ、相手の「恐れる物」を再現した悪夢に引きずり込む能力を有する。
悪夢の中に引き込まれた者は精神世界でダメージを受けると実際に外傷ができ、強過ぎると最悪の場合は現実でも命を落とすが、メカ(ロボット)が相手では効果が全くない。

エスケイプは悪夢を見せられた人々の恐怖でメサイアに快楽を与えようと目論む(エンター曰く「(メタウイルスが)そのまんま」)。

河原にいた人々を上述の能力で苦しめ、駆け付けたレッド達3人にも悪夢を見せる。
参戦したマサトにも悪夢を見せようとするが、バディロイドのビート・J・スタッグに無自覚ながらも妨害され、ビートバスターの攻撃で頭部の灯を消されて撤退する。

その後、先程の失敗を反省し、右腕のチャッカマンで頭部の灯を点け、専用の槍型武器「ショクダイロッド」で武装する。
大勢の人々に悪夢を見せる為にTV局に侵入するが、レッド以外のゴーバスターズが局内に駆け付け、その場に現れたエスケイプの相手をするブルー以外の3人との戦闘に移る。

しかし、ビートバスターとスタッグバスターの攻撃で頭部の灯を再び消されてしまい、最期は3人がエネトロンをチャージして放ったイチガンバスターとモーフィンブラスターの射撃を同時に受け爆散した。

同個体のデータをスピード戦闘に特化したタイプαにダウンロードされたメガゾードも出現する。

【余談】

失敗をしっかりと反省し、次の戦いに活かす事のできる堅実な性格の為、再戦時には「ショクダイロッド」で武装していた。

放送時期にロンドンオリンピックが開催されていた事もあり、外見は蝋燭と同時に聖火台のように見える。
メタロイドの特徴となっているカメラアイが『五星戦隊ダイレンジャー』のノコギリ大僧正のように縦一列に並んでいる。

劇中でメタウイルス(メサイア)の力は「無機物に生命を与える」と説明されているが、蝋燭は有機物となっている。

レッドの悪夢には巨大なニワトリが出現し、レッドはメガゾードの出現まで長期フリーズに陥り、出撃不能になってしまう。
他にもイエローの悪夢には彼女がマサトから事前に聞かされた怪談話の幽霊、ブルーの悪夢には彼が過去に見たホラー映画のゾンビが出現する。

「ゴーバスターズの弱体化に成功するが、戦意を失わせた事で楽しみが減ったエスケイプに蹴られる」という何とも理不尽な怪人だった。

再戦時に「スタッグバスターの正体がビート・J・スタッグ」と知った際、彼を「メカ虫」と呼んでいる。

蝋燭をモチーフにした怪人は非常に珍しく、スーパー戦隊シリーズにおいて『電子戦隊デンジマン』のローソクラー以来の登場となる。

てれびくん2012年10月号の『ゴーバスターズをくるしめた3大おもしろメタロイド』で1体目のメタロイドとなった。

最終更新:2018年03月11日 19:20