「だから、『忍べ』って言ってんだろ!」
【詳細】
十六夜九衛門の手によって「仮面ライダー(ドライブ)の世界」の「バイラルコア」が
封印の手裏剣と融合させられ、
牙鬼幻月の邪悪な妖気の影響で古来の「震々」伝承を受け継いで変化した妖怪。
むき出しにした車の内部機構に白い布を被せたような、装甲を持たないフレームむき出しのロボットが白い布をかぶったような幽霊のような見た目を持つ。
バイラルコアのパワーで生成した紫色の特殊な粘液を放出し、これを浴びた人間の恐怖心を増大させる能力を持つ。
またブルブル震える事で内蔵されたエンジンを起動して自動車のような高出力な体当たりを繰り出す攻撃を得意としている。
波打つような「震々剣(ブルブレード)」を武器とし常に微細な振動を繰り返すことでている他、素体がバイラルコアであることからか「
重加速」も発動でき、鈍足になった相手を一方的に攻撃する戦法でニンニンジャーを苦しめた。
駆け付けたニンニンジャーと交戦し、粘液攻撃がシロニンジャーの一番刀の斬撃に妨げられると「重加速」を起こして反撃し、即座に撤退する。
その後、(自分が引き起こした重加速を五色の
ロイミュード=ニンニンジャーが起こしたものだと誤解した)ドライブに逮捕された天晴以外の4人に粘液をかけて恐怖心から錯乱させるが、天晴が捨て身で「めらめらじゃー」を使ったことで憑りついていた4人から引きはがされてしまい、正気に戻ったニンニンジャー、そしてドライブや乱入してきたロイミュードたちと混戦に入るが、ニンニンジャーたちの「忍烈斬」によって撃破された。
九衛門はある目的の為に動いていた
ロイミュード089と利害の一致で結託し、この妖怪を通じて両者に必要な「恐れ」を集めていた。
同個体が撃破された後、封印の手裏剣は九衛門の下に一端回収され、取引内容として089に渡った。
【余談】
妖怪のモチーフとなった震々とは、襟元に取り付き恐怖を感じたときに人間の体を震わせている、とされているもの。
鳥山石燕の妖怪画集、「今昔画図続百鬼」という作品に登場する。
ちなみに本編の内容とは無縁だが、この『春休み合体スペシャル』のエピソードが放送された2015年3月29日はその昨日の28日深夜からメーカーの機種によって「テレビの主電源が数分おきに強制的に切れる」という謎の怪現象が多発し、一部では満足に視聴できない世帯もあった(ネット上では太陽フレアが原因の電波障害や機器の誤作動とも囁かれているが原因は不明)。
最終更新:2024年07月30日 23:56