【詳細】
初代『
仮面ライダー』に登場する敵組織。
長い
仮面ライダーの歴史において最も最初にライダーと戦った組織であり、その知名度から以後の作品にも復活したり、改造人間が客演するなど今なお強い影響を後世に残している。
以下は各作品におけるショッカーについて。
【仮面ライダー】
正体不明の
首領が頂点に立ち、ナチスドイツの人体改造技術や人材を受け継いだ残党で組織化されている。
「ナチス・ドイツで研究されていた」といわれる移植手術の技法で動植物の能力を兼ね備えた改造人間を作り出し、世界征服と人類の奴隷化を目論む。
世界各国に支部が置かれ、各支部は計画を順調に進めているが、日本支部は本郷猛を「ショッカー最高にして究極の怪人」として改造したものの脳手術を後回しにしたことで彼の脱走を許し、「
仮面ライダー」が誕生してしまう。
このきっかけを作ってしまった事で日本の計画に遅れが出て、後に各支部から優秀な大幹部が日本支部の幹部長として派遣されるようになった。
仮面ライダーの邪魔と度重なる作戦失敗で首領は組織全体の放棄を決め、
地獄大使の死と共に組織全体を放棄した事で事実上壊滅した。
しかし、首領は密かに新組織の結成を進め、ショッカーを再編成し、更にゲルダム団との合併で新組織「
ゲルショッカー」が誕生する。
※登場した大幹部は以下の通りになっている。
【名前】 |
【詳細】 |
【俳優】 |
【登場話】 |
ゾル大佐 |
中近東支部から赴任した初代大幹部。 正体は狼男(黄金狼男)。 |
宮口二郎 |
第26話~第39話 |
死神博士 |
スイス支部から来た2代目大幹部だが、後に南米支部へ異動する。 正体はイカデビル。 |
天本英世 |
第40話~第52話 第61話・第63話・68話 |
地獄大使 |
東南アジア支部から来た最後の最高幹部。 正体はガラガランダ。 |
潮健児 |
第53話~第79話 (第63話・第68話を除く) |
初代
仮面ライダーの敵組織として有名であり、
仮面ライダーにおける「敵の代名詞」ともいえる存在である為、平成仮面ライダーシリーズ以降も劇場版作品などで様々な形で登場し、ライダー達と敵対してきた。
【HERO SAGA 電王 EDITION -1971年4月3日-】
本郷猛を捕え、仮面ライダー1号に改造する計画を進めていた。
【仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010】
「1号の世界」に存在していた悪の組織。
大ショッカーの残党が結成した
スーパーショッカーが誕生し、「1号の世界」出身の
蜂女が優遇され、門矢士が大幹部
ゾル大佐になった鳴滝へ「ショッカーになってまで」と言い放つ場面があり、この点から「1号の世界」のショッカー出身者が中心となっている事が窺える。
ネオ生命体を蘇らせ組織としての復権を狙ったが、ネオ生命体を制御できずに
ドラスが誕生。
構成員も復活した平成ライダー達に敗北し、
ドラスもディケイド最強コンプリートフォームでバージョンアップした最強フォーム達の連続攻撃にさらされ消滅し、組織として壊滅した。
【仮面ライダー 恐怖の地球温暖化計画】
「地球温暖化計画」を推し進めるが、計画に気付いたダブルライダーと
仮面ライダーWなどによって計画は失敗する。
【仮面ライダーオーズ/OOO】
鴻上光生が愛好している特撮番組『
仮面ライダー』に出てくる悪の組織。
映司達からは「空想上の組織」と思われていたが、第27&28話で
ショッカー骨戦闘員が登場した為、オーズの世界においても「実在した組織」だった模様。
しかし、2種類の生物を合成した
イカジャガーが「ショッカー怪人」扱いされるなど、『
仮面ライダー』とは異なる設定も見られる。
これに関しては後に
チーターカタツムリや
アリマンモスが見た目の問題からゲルショッカー怪人ではなくショッカー怪人として設定されていたりもしているため、それらの事情も考慮された上での設定とも考えられる。
【オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー】
1971年の世界を席巻していた悪の秘密結社。
2011年からやって来たオーズ、
アンクがふとした事からセルメダルを落とし、それをブラック将軍が回収してしまったことでショッカーはそれを解析することによって本来は存在しない
ショッカーグリードを完成させてしまう。
本来ならば
仮面ライダーに敗北を重ね新たな組織に移行する筈が、
ショッカーグリードの圧倒的な力でダブルライダーを倒して洗脳してしまうことに成功、日本征服を成し遂げてしまった。
改変された2011年には世界会議を主催し、円卓上に10の席を設け、10の怪人組織と同盟を結ぶ程の影響力を手に入れた。
それ以前にも本来ならば
仮面ライダーと敵対する種族や組織を併合し、世界的な影響力を持った組織となっている。
処刑広場の決戦で数多くの怪人が
仮面ライダーに次々と倒されていき、生き残った同盟の大幹部も
岩石大首領の出現により発生した地割れに飲み込まれてしまい、最終的に岩石大首領が全ライダーの力を結集した必殺技「オールライダーブレイク」によって倒され、組織は壊滅した。
※登場した大幹部は以下の通りとなっている(本作での設定や末路はリンク先を参照)。
※劇中でTV中継された世界会議では各組織から以下の代表者が出席し、賛同している。
【仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z】
【スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号】 - 【dビデオスペシャル 仮面ライダー4号】
劇場版『
仮面ライダー3号』、スピンオフ作品『
仮面ライダー4号』では
歴史改変マシンを完成させ、仮面ライダー1号と2号を上回る仮面ライダー3号を作り上げ、3号がダブルライダーを倒した事で勢力を盛り返し、世界征服を実現する。
しかし、『
仮面ライダー4号』では修理された歴史再編マシンを乾巧に連動させる事で幾度となく歴史を巻き戻し、その裏で最強の仮面ライダーである
仮面ライダー4号を誕生させる。
繰り返される歴史が勢力を強大なものにしていくが、4号はドライブに撃破され、
歴史改変マシンも巧がその存在と引き換えに完全に破壊した事で歴史は修正された。
【仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ】
リバイスとセイバーのコラボ映画では重要な役どころとなっている。
50年前中南米の遺跡から発掘された
ギフスタンプと対になる
ディアブロスタンプを奪い、スタンプの力で人間から生まれる悪魔を戦力とする計画を立てていた。
しかしいざ誕生した
ディアブロは凶暴すぎて制御できなかったためその計画は凍結。
被検体を含む犠牲者達はそのまま宇宙空間へと投棄されてしまったのだが…
その後本郷猛らに負け、歴史通り壊滅したと思われる。
割と珍しいのだが、この作品のショッカーは復活したり残党が登場するといったことはなく、正史通りに壊滅した組織だが、その活動時に接触しているという扱いになっている。
フェニックスのデータベースにも登録されていた。
【余談】
ショッカーや
ゲルショッカーの大幹部には書籍などで裏設定が記載される事がある。
『
仮面ライダー THE FIRST』では「Sacred Hegemony Of Cycle Kindred Evolutional Realm」(同種の血統による全体の神聖なる支配権)の略となっている。
最終更新:2022年05月22日 21:28