【詳細】
黒い服を着用した青年で、バグスター達に指令を出している。
常に笑顔だが底知れない雰囲気を持ち、持ち歩いている携帯ゲーム機をプレイしていることが多い上に、何かとゲームになぞらえた発言を行う。
「心が踊る」が口癖。
変身しない状態での戦闘力は不明だが、紫色のバリアを展開し仮面ライダーの必殺技を防ぐことが出来る。
何を考えているのかわかりにくいが、自分のジャマをするものはたとえ味方であるバグスターであっても容赦はしない。
しかしバグスターに対する仲間意識はグラファイトほどではないが持ち合わせており、ゲンムがバグスターを使い捨てた際には激怒し彼に猛攻を加えたほど。
パラド曰く、「ゲームのルールに従って、競い合って勝敗を決めるのがバグスターの生き様」とのことで、
他のバグスター達のことは自分とともに競い合うライバル
プレイヤーと考えているのかもしれない。
当初その存在はCR側に把握されておらず、密かに仮面ライダーゲンム=檀黎斗と連携し仮面ライダーたちの持つ
ライダーガシャットのデータを収集していた。
だがレーザーレベル3に圧倒され変身を解除仕掛けたゲンムをかばう形で仮面ライダー達の前に現れる。
その後暗躍していた事実が判明しゲンムコーポレーションから離れた黎斗と共に昔のゲンムコーポレーション跡地に潜伏し、
彼の開発するライダーガシャットのデータ採取の補佐等を行っていた。
その経緯で自分用のガシャットが開発され、その雛形を持ち出して永夢に接触し、彼にそのガシャットを手渡してマイティブラザーズXXガシャット誕生のきっかけを作る。
そしてそのデータを使ったパラド専用の
ガシャットギア デュアルが完成すると、それを使って仮面ライダーパラドクスに変身するようになり、頑なにマイティブラザーズXXガシャットのデータを削除しようとするゲンムと共に、度々ライダー達の前に立ちふさがった。
仮面ライダーパラドクスは初期状態からレベル50と高いレベルを持ち、当時はエグゼイドXXが最大値であり他は一桁レベルという環境下であったため圧倒的戦力を有し、しばらく揺るぎない優位な立場を保っていた。
徐々にバグスターのデータが揃いはじめ「仮面ライダークロニクル」の完成が現実味を帯び始めてもなお永夢のガシャットの消去にこだわり、
あまつさえ
ゲームマスターたる自分を「神」と豪語して憚らない黎斗を疎ましく思いはじめ、
エグゼイドを孤立させるためにモータスを使い捨てた際には上述のとおりに激怒しゲンムを圧倒し撃破した。
同盟関係もこれまでかと思いきやさっさと元サヤに戻り、黎斗に対しゲームの完成に集中するように促す。
だが表向きは再び協力体制に戻ったように見えても彼のゲームマスターを気取る態度や、バグスターに対する姿勢には見切りをつけており、
ゲンムがエグゼイド マキシマムゲーマーに破れた際にはヴァグバイザーに回収したゾンビガシャットをセットしゾンビウイルスを彼めがけて散布し引導を渡した。
そして開発中だった仮面ライダークロニクルのデータが収められたガシャットを手に、これまで倒されたバグスターのデータ、完全体故に復元が可能だったグラファイト、ゲンムコーポレーション新社長として就任した天ヶ崎恋が洗脳したポッピーピポパポが揃うことでそれを完成させ、ついに仮面ライダークロニクル実行の手はずを整える。
仮面ライダークロニクルではパズルゲーマーとファイターゲーマーでそれぞれ一枠ずつエネミーキャラとしてエントリーしており、
プレイヤーのゲームクリア状況にかかわらずランダムで襲撃を行う最悪の敵キャラクターと化す。
ただでさえレベル50の仮面ライダーに変身できる彼は
ライドプレイヤーからすれば厄介事極まりない存在であり、
ドライバーと装備を奪われ戦う力を喪った永夢の目の前で複数の一般市民をゲームオーバーで消滅させ、
このゲームが人間をバグスターが狩るためのゲームであり、世界を我が物顔で支配者として君臨する人間を許せないと語り、宣戦布告を行った。
【余談】
名前は二律背反や逆理を意味するパラドクス(英:paradox)に由来する。
登場は序盤からだが、仮面ライダーに変身するようになるのは中盤から。
パラドの変身にはガシャットギア デュアルを使うが、レベル50への変身にはデュアルのみだが、強化形態であるパーフェクトノックアウトゲーマーに変身するためには変身ベルト(
ゲーマドライバー)が必要というかなり珍しいタイプ。
強化変身の際に変身ベルトを取り替えるライダーはバロンやゴースト等少数だが存在するものの、変身ベルトを使わず仮面ライダーになり、強化変身の際に変身ベルトが必要になるライダーはこのパラドクスのみとなる。
最終更新:2017年03月27日 07:20