ライドプレイヤー

【名前】 ライドプレイヤー
【読み方】 らいどぷれいやー
【登場作品】 仮面ライダーエグゼイド
仮面ライダーアウトサイダーズ
【分類】 ゲーム用装備
【変身者】 仮面ライダークロニクルプレイヤー
【変身アイテム】 仮面ライダークロニクルガシャット
【モチーフ】 マリオシリーズのクリボー?

【詳細】

仮面ライダークロニクルガシャットを起動することで変身する仮面ライダークロニクルプレイヤーの姿。

仮面ライダーエグゼイドアクションゲーマーレベル2に良く似ているが、全体的なパーツが簡略化されており見た目からして弱そうである。
身体スペックも低めに設定されているが、レアキャラクターからライダーガシャットやガシャコンウェポンを奪い取って装備することで戦闘力を強化できる。

仮面ライダークロニクル参加者は、市販されるガシャットを購入してプレイングスターターを押すことで変身。
バグスターとのリアルな戦いを楽しむ、今までにない全く新しいタイプのシュミレーションゲーム――――







……ではない。

仮面ライダークロニクルの完成は檀黎斗の悲願であり、彼の行動の全てがこのゲームの完成につながっていた。
しかし完成まであと僅かというところでエグゼイドマキシマムゲーマーレベル99に破れ、さらにバグスターをデータとしてか見ずに雑な扱いをしていた彼に対し不満を溜め込んでいたパラド/仮面ライダーパラドクスが裏切り、檀黎斗をゲームオーバーで消滅させてしまう。
そして奪い取ったゲームのデータにラヴリカバグスターグラファイトバグスターらと共に手を加え、ゲンムコーポレーションの新作ゲームとして大々的に売り出したのが、劇中に登場する仮面ライダークロニクルである。

ライドプレイヤーは装甲強化剤を噴射することで一時的に防御力を強化、バグスターに対して駆除プログラムを叩き込むことでダメージを与える両手足機能等、他のCR所属のドクターたちが変身する仮面ライダーとほぼ同じ機能はある。

しかし仮面ライダークロニクルが完成するまでにバグスター達はドクター達に何度も倒されレベルアップしてきた。
当時最弱のソルティバグスターでさえ、仮面ライダークロニクルにおける初期レベルは10である。
エグゼイドの世界においてゲームエリア内のレベルの存在は絶対的であり、相手が1でも上回っていればほぼ歯が立たない。
レベル99のパラドックスとグラファイトが二人がかりでもなお、レベル100のブレイブに圧倒されたように。

そのため変身したところでエネミーであるバグスターに勝機はないに等しい。
ランダムで仮面ライダーパラドックスだったりグラファイトが現れでもしたら絶望的だ。

何故このような仕様なのかといえば、それはライドプレイヤーこそが仮面ライダークロニクルにおけるエネミーキャラに相当するため、である。

もともと檀黎斗はゲムデウスバグスターという最強のバグスターをライドプレイヤー達が設定された階級のバグスターを倒していき、装備と実力を備えた上で手に入る究極の力でラスボスを打倒する…そんな流れを想定していたと思われる。
そこに「ゲームキャラの視点」で改変を加えたことで、プレイヤーとエネミーの関係が逆転し、誕生したのが最悪のゲーム、仮面ライダークロニクルとそのプレイヤーであるライドプレイヤーである。

倒れてもコンティニューが有るのはバグスターのみであり、ライドプレイヤーにコンティニュー機能は存在しない。
ライダーゲージが0になってしまえば死亡する。たちの悪いことに本来エグゼイド達のように胸部装甲にHPを示すライダーゲージがあるのだが、シャッターで隠されているため残存体力を外部から判断することが不可能になっている。
自分で確認できるかどうかも怪しい。
これは助けようとするドクターからもライドプレイヤーの体力が不可視になっているということでもあり、抑え込んだ瞬間に接触ダメージ等でゲージが0になってしまいでもすればもう目も当てられない。

しかも仮面ライダークロニクルガシャットは起動した瞬間に変身者をゲーム病にしてしまう。
変身している間のゲーム病は侵攻が止まっているため、ライドプレイヤーとしてゲームに参加した場合はもはや勝ち続けるしか無い。
バグスターに負ければ死、変身しないでリタイアも出来ない。
そんな最悪のプレイヤーこそが、このライドプレイヤーである。

【仮面ライダーアウトサイダーズ】

ゼイン仮面ライダークロニクルを一般開放した影響でep5に登場。

仮面ライダークロニクルのゲームプレイヤーとはいえ、バグスターの存在の有無が関わるのか、それともゼインや財団Xの思惑が関わっているのかは不明だが、ライドプレイヤーの変身機能のみが存在するらしく、チンピラらしき男性が変身し暴力手段として使っていた。

そこへ現れた仮面ライダーゼインと戦うも全く刃が立たず、「仮面ライダーファイズ ブラスターフォーム」のゼインカードを使ったゼインのフォトンバスターを受け敗北。
ライドプレイヤーのゼインカードへと変化するが、ゼインはそれをゼインドライバーに装填し裁断してしまった。
恐らくゼインにとっては人間の悪意を検知するための都合の良い舞台装置としての仮面ライダークロニクル解放だったのだろう。

【余談】

スーツはいくつか用意されたようで、見た目はエグゼイドレベル2を簡略化させたもの。
カラーリング等からマリオシリーズに登場するエネミーキャラとして有名なクリボー(歩くキノコ型エネミー)がモチーフではないかと言われることも。

スーツは仮面ライダージオウに登場する仮面ライダーシノビの頭部、仮面ライダークイズの首から下へと改造された。

劇中での立ち位置が似ている存在として、同じ脚本家が執筆担当している仮面ライダーギーツに登場するジエンドライダーがいる。
こちらは有無を言わせずに強制的に選定されエントリーさせられるという出発点の違いはあれども、勝ち続けなければ脱落=死であり、それ以外の手段を取ろうにも戦闘を監視しているゲームマスターの判断で爆死させられる等末路が近い。

最終更新:2025年01月08日 01:25