歴史改変マシン

「……さてこの空を守ったのは一体誰なんでしょうか?なあ、乾……」

【名前】 歴史改変マシン
【読み方】 れきしかいへんましん
【登場作品】 スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号

【詳細】

ショッカーが密かに開発しライダーロボに組み込んでいた装置。

本来の歴史の流れとは別の流れを作り出してしまう装置であり、1号と2号に破れるはずのショッカーが壊滅を免れ本来存在しないはずの仮面ライダー3号が現れたスーパーヒーロー大戦GPの物語はこのマシンが大きく影響している。

ライダーロボに組み込まれた状態では歴史改変ビームを発射可能で、あたった仮面ライダーの歴史を消してしまうことでそのライダーを消滅させてしまうことが可能だった。
ライダーロボに組み込まれてしまった3号が脱出したことでビームは発射不可能となり、ライダーロボ自体も破れ消滅したことでショッカーの野望は潰え、本来の歴史に戻ったと思いきやdビデオスペシャルで配信された「仮面ライダー4号」にて完全な破壊を免れており、再び歴史を改変しショッカーが世界を支配するための戦力を整えようとしていた。

その鍵となるのは仮面ライダーファイズこと乾巧。
彼の持つ「誰かを死なせたくない」という思いを利用し、彼の周りの者が死ぬたびに歴史改変マシンを再始動させ時間を巻き戻すことで仮面ライダー4号の完成やスカイサイクロンの量産を実現。

さらには仮面ライダーバロン、ダークキバ等も配下にするなど順調に戦力を拡張していた。

しかし歴史改変の鍵が自分であることを知った巧が、自分を犠牲にすることで歴史改変を終わらせることを決意。
スネークオルフェノクこと海堂直也は巧を死なせないために彼に立ち向かうも、自分の人生を全うするため、説得は失敗。

乾巧の姿をコピーしたショッカー首領の魂がシグナルファイズの力でもうひとりの仮面ライダーファイズに変身し、再び歴史を巻き戻そうとするもファイズの発射したフォンブラスターによって歴史改変マシンは破壊され、今度こそ消失。

ショッカーの野望は絶たれ、改変を受けない本来の歴史を取り戻すことに成功した。


――――しかしその歴史に、犠牲となった巧の姿はない。
一人、彼のことを記憶する海堂直也は上記のセリフをつぶやくのだった。


最終更新:2020年11月19日 04:58