「クロックアップしたライダーフォームは、人間を遥かに超えるスピードで活動することが出来るのだ!」
【詳細】
「タキオン粒子」と呼ばれる特殊粒子を利用した超高速移動能力であり、本来は地球外生命体
ワームの成虫体が持つ能力。
ゼクターを使い変身した
仮面ライダー達はスラップスイッチ(カブト&ガタック&ダークカブト)、トレーススイッチ(前者を除くライダー全員)を操作することで発動するが、生来の能力として有する成虫のワームは予備動作無しで使用できる。
一度発動すると一定時間が経過することで自動で終了する。ワームが使用した場合は無音だが、
マスクドライダーシステムの場合は「クロックオーバー」という電子音声が発声される。
成虫のワームも例外ではないが、下記の
仮面ライダーディケイドではマスクドライダーシステムのクロックアップシステムが暴走し、常時クロックアップし続ける状態に陥ることもあり、何らかの要因があれば常時クロックアップし続けることも不可能ではないらしい。
仮面ライダーカブトを代表する演出、キーワードであるが、カブト自身が客演した作品では単なる高速移動能力として描写される場合がほとんど。
カブトのライダー達は複眼にタキオン粒子が流れ、クロックアップした対象を視認可能にする機能を持つが、本来は肉眼での視認は不可能とされている。
第1話ではマスクドフォームのカブトがクロックアップ中のワームを撃破しているが、マスクドフォームはクロックアップ機能が使えない上、この状態のコンパウンドアイではクロックアップを視認する機能が使えないようなので(仮面ライダー図鑑ではマスクドフォームのコンパウンドアイにそういった記述が無いため)、高速移動中のワームを撃破できたのは「天道総司だから」というのが大きな理由だろう。
ちなみにクロックアップしたワームをマスクドフォームで倒したのは天道が唯一。
ディケイドではクウガペガサスフォームにフォームライドしたディケイドが超感覚でその居場所を捕捉し撃破しているため、クロックアップ出来ずともある程度対処可能ではある模様。
ペガサスボウガンは圧縮した空気を矢として放つため、直進してやられた
ジオフィリドワームはやや間抜けにも見えるが、空気は目に見えずクロックアップした状態でも視認できない攻撃は避けようがなかった可能性も十分に考えられる。
客演作品では
特命戦隊ゴーバスターズのレッドバスターが自前の高速移動能力でディケイドカブトのクロックアップと渡り合い(彼の場合は視認もしている)、仮面ライダーディケイドにおけるディケイドファイズアクセルフォームと弟切ソウが変身したザビーの高速移動対決は有名。
「付き合ってやる。10秒間だけな!」
【余談】
仮面ライダーカブトにおけるクロックアップは上記の通りタキオン粒子を利用した移動術であり、
マスクドライダーで言えばスイッチを操作した時点で時間の流れが異なる空間に入り込んでいるようなもののため、通常時視認できないのは世界が違うため…と説明しても差し支えないだろう。
そういった細かな事情を客演作品に登場させる際に説明している尺はないので単なる高速移動能力として描写されるのも無理はない。
最終更新:2023年10月26日 04:20