グローブン

「ルールは俺が決める。それがデースボールだ!」

【名前】 グローブン
【読み方】 ぐろーぶん
【声】 落合福嗣
【登場作品】 宇宙戦隊キュウレンジャー
【登場話】 Space.40「開幕!地獄のデースボール」
【所属】 宇宙幕府ジャークマター
【役職】 カロー(カシオペア座系担当)
【出身】 惑星小トクタ(ミナミジュウジ座系)
【小トクタ星人特有器官】 地獄の魔球デッドキラーを投げることが出来る超人的なヘビーユビー(指)
【装備】 魔球デッドキラー1号~3号、スーパー魔球カジキ殺し
【分類】 魔球宇宙人
【プロフィール】 対戦相手のメンバー全員を再起不能にする、宇宙の大リーガー
【秘密情報】 ある目撃証言によると、試合中のグローブンは、9人の選手の「しまってこーぜ!」を全て聞き分けていたという
【モチーフ】 聖徳太子の地球儀、野球選手
【名前の由来】 グローブ
【出身星の由来】 聖徳太子

【詳細】

カシオペア座系の全ての惑星とダイカーンを統率するカシオペア座系カロー。

野球選手のユニフォームめいた配色の身体と長い首が特徴的な小トクタ星人。
野球帽とサングラスを掛けたような首の太さに対してかなり小顔な頭部を後ろからグローブか、あるいは分解した野球ボールを思わせるパーツをヘッドギアのように装着した姿を持つ。

小トクタ星人特有器官である「ヘビーユビー」を駆使し、普通の選手では決してマスター出来ない地獄の魔球「デッドキラー」を投げる事ができる。
ボールから爆煙を生じさせ打者を吹き飛ばす超剛球の「1号」、衝撃波を生む程の超速球「2号」、投球直後地面に潜って打者の足元から突然現れ顎を狙う「3号」を扱う。

彼が得意とするデースボールとは、ジャークマター式のデスマッチ野球。
基本ルールこそチキュウにもある野球とほぼ同じだが、審判もジャークマターであることに加え、乱闘に乗じた相手選手への激しい暴行、魔球を用いた打者への攻撃、さらには打球すら分裂し大量得点というインチキ行為がまかり通るスポーツマンシップの欠片もない競技である。というか最早競技ではない。かろうじて球技の体裁は保っている上、基本ルールは野球なので、わずかでも逆転の芽は存在する。
「死球(デッドボール)」ならぬデースボールというだけのことはある。

惑星サザンクロスへ向かおうとするキュウレンジャー達に対して通信を入れてデースボール勝負を持ちかける。
承諾した彼らをカシオペア座系にある惑星SBCの野球場で待ち構え、メカマーダッコインダベーをメンバーとしてデースボールを開始する。

【余談】

スーツはシャイドスを改造したもの。

ミステリーモチーフは「聖徳太子の地球儀」。
斑鳩寺に伝わる野球ボールサイズの小型地球儀だが、南極大陸や伝説上のムー大陸に相当すると思われる大陸が描かれており、近代に鳴るまで発見されなかった大陸が描かれていることから議論を呼んでいた。

斑鳩寺には聖徳太子ゆかりの物品が収められているということだが、某テレビ番組で調査したところ、表面に「墨瓦臘泥加」という文字が書かれており、1602年に中国で刊行された坤輿万国全図に掲載された情報であるため、実際に聖徳太子の時代に制作されたものではなく、江戸時代に作成された山海輿地全図という世界地図と聖徳太子の地球儀の地形がほぼ一致する、ということから実際は江戸時代に作られたものではないかという結果が出ている。

名前はそのまま野球道具のグローブからと思われるが、地球儀も英語ではグローブ(英:globe)というため、ミステリーモチーフと共にダブルミーニングとなっている。
また出身である「小トクタ星」は聖徳太子から。秘密情報も聖徳太子にまつわる逸話から。

声を担当した落合福嗣氏は、有名な野球選手である落合博満氏の実子。
特撮番組には初参加で、後にグラゼニという野球漫画がアニメ化した際に主人公役を務めたりしている。

最終更新:2022年07月15日 03:21