忍風鬼

「あとはラスボスとの戦いだ…途轍もなく強いラスボスを…!」

【名前】 忍風鬼
【読み方】 にんぷうき
【声】 姜暢雄
【登場作品】 暴太郎戦隊ドンブラザーズ THE MOVIE 新初恋ヒーロー
【分類】 ヒトツ鬼
【憑依された人間】 黒澤
【欲望】 「リアリティーのある映画を作りたい」
【素体】 シソツ鬼
【モデル】 忍風モデル
【スキン】 映画フィルムのハリケーン
【蟾ィ螟ァ蛹】 巨大化せず
【ドロップ】 ハリケンジャーギア
【文字化け】 蠢埼「ィ謌ヲ髫
【むかしむかし…】 不明
【モチーフ】 竜巻、炎、映画フィルム、鬼
【名前の由来】 忍風戦隊ハリケンジャー+ヒトツ鬼

【詳細】

黒澤という映画監督の「リアリティーのある映画を作りたい」という欲望を叶えるために生まれた忍風モデルのヒトツ鬼

スキンの名前は不明だが、青い竜巻を巻き起こす怪物を思わせる姿を持ち、竜巻には映画フィルムや炎が巻き込まれている。
メガホン型の武器を持ち、これを通して告げた言葉の通り相手を操ることが可能。
たとえ空中で延々と回り続けるという物理法則に反した指示も通せる強力なもので、撮影カメラと合体させバズーカにもなる。

またハリケンジャーの超忍法・影の舞よろしく、障子が閉まる演出と共に影を映し出した対象へ襲いかかる「超忍法・電影の舞」なる技を行使する。
この技で捕まった者は忍風鬼に取り込まれることになり、必要に応じて「エキストラ」と称して解放され意のままに操ることが可能。

このヒトツ鬼を宿したのは黒澤という映画監督。
「リアリティ」を追求する職人のような性格で、大げさなリアクション、唐突な大声等エキセントリックな言動をする人物。怪人より怪人っぽい。

劇場版開始時点で既に忍風鬼を宿しており、道行く人々を襲ってはエキストラとして取り込んでいた。
また鬼頭はるかのマンガを盗作呼ばわりし社会的な名誉を失墜させた同人作家、椎名ナオキの描いた「新初恋ヒーロー」の実写映画の撮影を並行して行い、ソノイがヒーロー役、ソノニがヒロイン役で撮影していたものの二人にはリアリティを感じず撮影を中断していた。
その後プロデューサーが引っ張ってきた「本物のヒーロー」こと桃井タロウらドンブラザーズを主役に据え改めて映画の撮影を行うこととなる。
ちなみにソノニはともかく、ソノイは人間の作る芸術作品に興味があるため「映画作品」にも強い興味を示し、撮影への参加をプロデューサーに頭を下げてまで決断していた。
すぐ近くに欲望にまみれたヒトツ鬼がいますけど?

しかし恋愛映画だったはずの新初恋ヒーローは監督の指示でどんどんその道を外れていくことになり…


【余談】

モチーフとなったのは「忍風戦隊ハリケンジャー」。
「ハリケーンじゃー」…ではニンニンジャーなので、ハリケンジャー3名の流派が「ハヤテ流」という風を表すものであること、また追加戦士のシュリケンジャーがメットの一部を回転させモードチェンジする戦士ということから回転を生み出し竜巻を起こしているヒトツ鬼、というデザインになったのだろう。

なお体の一部は炎の装飾があり、身体を回転させることによる摩擦による発火と思われるがモチーフとして前述したシュリケンジャーのモードチェンジ後が「ファイヤーモード」という名前のため火を盛り込んだと思われる。
またよく見ると劇場版に登場する怪人故に映画フィルムを巻き込んでいる。
素体がシソツ鬼で「追加戦士」、あるいは「番外戦士」ポジションのモチーフを示すのなら、シュリケンジャーは変身者の素性がほぼほぼ不明の追加戦士枠であり、忍風鬼のモチーフに含まれるのも道理だろう。

ハリケンジャーと映画の関係性は定かではないが、ハリケンブルーにチェンジする野乃七海は演歌歌手からアイドル歌手に転身、さらには女優にまでなった。女優となって以後登場シーンはドラマ撮影が確認できる程度で映画撮影を行っている場面はない。
またハリケンジャーは放送から今年(2022年)で20周年記念のため、劇場版という記念作品の登場怪人に選ばれたのかもしれない。

ヒトツ鬼になった黒澤という映画監督を演じたのは忍風戦隊ハリケンジャーにてイカズチ流、電光石火ゴウライジャーのクワガライジャー/霞一鍬役として出演していた姜暢雄氏。
流石にクワガライジャー本人役ではなかったが、原典に出演していた人物がその作品をモチーフとしたヒトツ鬼になった初の例となった。今後もそういったキャラが登場するのかは不明。

スーツはリペイントされ世界鬼に改造された。

最終更新:2023年02月06日 02:13