【名前】 |
椎名ナオキ |
【読み方】 |
しいななおき |
【声】 |
不明 |
【登場作品】 |
暴太郎戦隊ドンブラザーズ |
【初登場話】 |
ドン22話「じごくマンガみち」 |
【分類】 |
不明 |
【名前の由来】 |
不明 |
【詳細】
謎の人気漫画家。
高校生漫画家として名声を欲しいままにし栄光の絶頂にいた鬼頭はるかの作品、「初恋ヒーロー」を自身の同人漫画「失恋
ナイト」の盗作と主張し彼女の社会的地位を失墜させた張本人。
その主張は強硬なもので裁判もじさない構えで出版社を相手取り、自分の主張をすべて認めさせた。
その結果はるかが連載し、単行本化までしていた初恋ヒーローは回収騒ぎになり、いわゆる「封印作品」扱いされてしまうことになる。
その後同人作品に過ぎなかった自分の作品を「新初恋ヒーロー」と改題した上で連載を開始し人気漫画家の一員となった。
表に出るときは常にピンク色のうさぎのきぐるみを着用しており、一切声を発しないどころか素顔を晒すことは無い。
新初恋ヒーローはその人気故に
映画化したが、その試写会にも気ぐるみ姿で登場し、リアリティを追求しまくった完成フィルムをたった一人だけスタンディングオベーションしていた。
その後本編ではドン22話に登場。
サイン会を開いていたが、はるかに見つかり白黒つけるために漫画対決(裁定人は
ソノザ)をするが、その実力ははるかもうならせるもので、しかも
電磁鬼が出現したため度々戦闘のため離脱している間に姿を消してしまった。
なおその勝負中ビーフストロガノフを作って振る舞っていたが、はるかの得意料理と全く同じ上、味も一緒だったという。
はるかがドンブラザーズとして戦う理由は失った名声を取り戻すためだが、この椎名ナオキが一体どういう人物なのかほぼほぼ明かされていない。
そもそもは椎名ナオキがはるかの初恋ヒーローを盗作として主張したのが発端だが、元々「失恋ナイト」という題名だったのを「新初恋ヒーロー」とした上で連載を始めたのはある意味作品の乗っ取りとも言えその真意が見えてこない。
そのまま失恋ナイトという作品名で連載をすればよかったのに、盗作した側(という扱い)の作品名を改題した上で自分の作品名としているのは、よく考えなくてもそうとう奇妙なことである。
初恋ヒーローが盗作であるのなら、失恋ナイトの方が先に存在しているはずなのだから。
はるかとの共通点の多さや、決して素顔を晒さないことからその正体は「平行世界のはるか」や「はるかの親族」等も言われているが、
獣人の性質が明かされるにつれ、上位個体である「鶴」の獣人は「物語を紡ぐ」という性質を持つことが判明した。
「人間の姿をコピーして成り変わる」という獣人の性質と、「物語を紡ぐ」という鶴獣人の個性から、椎名ナオキの正体は「鬼頭はるかをコピーした
鶴の獣人ではないか?」とも言われるようになる。
もしくはオニシスターにアバターチェンジしているはるか自体が、正体を忘却した鶴獣人そのものであり、椎名ナオキが
オリジナルの鬼頭はるか…という説も考えられる。
井上脚本の作品では
仮面ライダーカブトにて自分自身の
正体を忘れ普段はヒーローとして活動しているキャラクターが登場している。
その正体は既に決まっており、監督もそれを伝えられているようだが、本編で判明するのは…もう少し先になりそうだ。
ちなみにやけに目立つうさぎのきぐるみ姿だが、
眠りの森にとらわれていた犬塚翼を助けたのも、うさぎの気ぐるみ姿の人物だったという。
――――そして、ついにドン43話にてその正体が判明することに。
未来からやってきた
ドンムラサメに何故か狙われており、その激しい攻撃を回避する最中着ぐるみの頭が取れてしまう。
その中身は…
鬼頭はるかと同じ顔をしていた。
ドンブラスターを持ち、オニシスターにアバターチェンジも出来た。
つまりは、「漫画のマスター、オニシスター」こと鬼頭はるか本人であった。
だが決定的に違うことがあった。
彼女は、「未来」から来た別の時間軸のはるかであった。
更に言うなれば今現在、ドン43話(文章編集時44話分)まで積み重なってきた我らが知る暴太郎戦隊ドンブラザーズが築き上げてきた物語とは違う時間軸の未来、から来た鬼頭はるかであった。
長いけど要するに?パラレルワールドの同一人物である。以下書き分けが面倒なので「今はるか」と「未来はるか」で分けることにする。
未来はるかもまたドンブラザーズのメンバーとして戦っていたが、その環境は視聴者の知るものよりも劣悪だったらしくストレスをためまくり、その日々に疲れ果てた彼女はキビ・ポイントを消費し過去に戻り、そこでエンジョイすることを決意。
過去旅行と洒落込むのだった…
が、どうも彼女の存在する世界では漫画家として花開くことはなかったか、名声を得るタイミングが遅かったらしく過去に移動した先で未来はるかはペンネームである「椎名ナオキ」の名義で同人作として「失恋ナイト」を発表。
しかし発表下敷きがたまたま本編の今はるかが「初恋ヒーロー」を発表し売れ始めた時期と重なってしまったことで「盗作」騒ぎになってしまうのだった。
つまり今はるかに襲いかかった盗作騒動は、未来はるかが自分が飛んだ先の状態を正確に把握していなかったことによる事故めいたものだった。
なお未来はるかは盗作騒ぎになったことを「成り行き」と称しているが、細かく考えていくと成り行きと称する流れに可能性としては同人作として「失恋ヒーロー」を売り出そうとしたらよく似た内容が商業作品として成功しているのを見て、反射的に「盗作」認定してその作者の名前もよく確認せず糾弾した結果、初恋ヒーロー側を盗作として決定づけた後、未来はるかがその事実に気がついた…というところか?
正直今はるかも脊髄反射的にそういった言動を取りかねない気もする。
わざわざ作品名を「新初恋ヒーロー」に改題した上で連載してたのも、それらに気がついて椅子を取ってしまった未来はるかなりの罪滅ぼしだったのかもしれない。
ちなみに、映画化された新初恋ヒーローを椎名ナオキだけが大絶賛していた理由は「自分が最高の演技で可愛く写っていたから」では?と東映サイトがコメントしている。
眠りの森に捕らわれた翼を助け出したのも椎名ナオキだったが、彼女は未来においてこの森の存在を知っていたか、翼がイヌブラザーであることを知っており、彼が囚われているのを見つけて救出した模様。
他の人間たちを救出しなかった理由は不明だが、東映公式サイトによれば「翼が獣人化したことで未来はるかの世界では何かが起きた」らしいので彼を獣人化させたままには出来なかったのかもしれない。
ドンブラスターも普通に持ち込めていたあたり、
脳人レイヤーのギミックを使って移動が可能だったようなので眠りの森直通のワープホールあたりを見つけ定期的に巡回していた可能性もある。
恋人である未来真一(!)と共に
ドンムラサメ(未来)に狙われているようだが、理由は不明。
ソノザを「インチキ編集者」呼ばわりする未来真一、顔を見るなりタロウの顔面を殴るほど関係性が悪化しているらしい未来ドンブラザーズ。
未来において雉野夫妻は口では言えないような状況になっているというが、やっぱり不明。
正体が明らかになったものの、それ以上の謎が増えている。
ドンムラサメ(未来)が倒された後、新初恋ヒーローを最終回までかきあげそれを今はるかに託し恋人と共に元の世界へ戻ることになった椎名ナオキ、こと未来の鬼頭はるか。
彼女が残した原稿には何か重大な情報が記されているようだが…?
【余談】
椎名ナオキとは結局、鬼頭はるかのペンネームだった模様。
どういう由来でつけたものであるかは定かではない。
最終更新:2023年01月30日 00:43