ウタカサネ

「この…コロコロ変わるな!」

【名前】 ウタカサネ
【読み方】 うたかさね
【声】 斎賀みつき
【登場作品】 侍戦隊シンケンジャー
【登場話】 第二十幕「海老折神変化(えびおりがみへんげ)」
【所属】 外道衆
【分類】 アヤカシ
【得意武具】 音叉鳴響刀(おとまためいきょうとう)
【伝承のルーツ】 うわん
【モチーフ】 口、管
【名前の由来】 歌+重ね

【詳細】

たくさんの口が集まったような、管のような姿を持つアヤカシ。

人間の耳には聞き取れない不思議な音を振動させ、人間の魂を揺さぶって抜き取る「魂離脱」の術を使う。
魂を抜き取られた人々は衰弱してしまい、次第に死へと向かってしまうが、ウタカサネを倒すことで奪われた魂を取り戻すことは出来る。
しかしそれを把握しているウタカサネはひとしきり魂を奪い取ると三途の川へと逃げ込む上に、身体を無数の球体に分離する「百体分離」という技で無数に分裂して逃げてしまうため捕捉すら困難。
三途の川に逃げ込むと自分の能力で苦しむ人々の悲鳴を聞いて愉しむという外道。

三途の川を増水させる為にこの世に侵攻し、シンケンイエロー/ことはを含む多くの人々の魂を抜き取り、魂の持ち主が息絶える様子を愉しもうとしていた。
シンケンジャー達から逃げおおせて三途の川に逃走するが、ゴールドに「海老」のモヂカラを身体に刻み込まれた為、ことは以外の5人によって完成した海老折神の本体が引き合った事でこの世に引きずり込まれてしまい、身体に残るモヂカラの影響で百体分離も使用できなくなった為に5人に圧倒され、グリーンのウッドスピアに貫かれて投げ飛ばされた後、レッドの烈火大斬刀に一閃され倒された。

その直後、二の目となる。
海老折神の海老ばさみで投げ飛ばされたため大ナナシ連中を率いて反抗するが、大ナナシは海老折神が侍変形したダイカイオーに一掃され、自身もダイカイオーヒガシの海老ばさみ本手返しを受け爆散した(それと同時に人々の魂も元の持ち主の所に戻った)。

現代の伝承で『うわん』という妖怪がいるとされている。
『うわん』は「うわん!」と大声を出して人間を脅かす化け物らしく、ウタカサネに魂を取られた者の悲鳴とその周囲に響く悲しい鳴き声が『うわん』伝承のルーツになったと思われる。

【余談】

男性なのか女性なのか分からない程の中性的な声で喋る。
声を担当した斎賀みつき女史はそういった演技を得意とする女性声優として有名。
というより男性役としての出演のほうが多いそうな。
特撮作品は初参加となり、後年2020年にて魔進戦隊キラメイジャーフリーザー邪面を担当した。

次々と形態を切り替えるダイカイオーに上記の台詞を発言した際、ゴールドから「悪いが、こういう仕様なんでな」と返答された。

同幕のCパートとして同日に放送される『仮面ライダーディケイド』第24話に繋がるエピソードが放送されている。

最終更新:2023年10月31日 01:15