電子鬼

【名前】 電子鬼
【読み方】 でんしき
【声】 戸張美佳
【登場作品】 暴太郎戦隊ドンブラザーズ
【登場話】 ドン38話「ちんぷんかんクッキング」
【分類】 ヒトツ鬼
【憑依された人間】 飯田典子
【欲望】 「新しい味の料理が食べたい」
【素体】 シソツ鬼
【モデル】 電子モデル
【スキン】 DZメカ8022型
【蟾ィ螟ァ蛹】 巨大化せず
【ドロップ】 デンジマンギア
【文字化け】 髮サ蟄先姶髫
【むかしむかし…】 典子は食欲がなくなり「どうするどうする」と焦っていたそうな…
【モチーフ】 電子基板、電子機器、ヘドリアン女王、ベーダー怪物?、鬼
【名前の由来】 電子戦隊デンジマン+ヒトツ鬼

【詳細】

「新しい味の料理が食べたい」という欲望を叶えようとするグルメ評論家、飯田典子から生まれた電子モデルのヒトツ鬼

シソツ鬼をベースに電子基板や回路を装甲のように身にまとった「DZメカ8022型」スキンを纏い実体化を果たした。
どことなく脳人レイヤーに存在するブロックビルらのようのも見える。グリッドマンでも見た気がする。

「新しい味の料理が食べたい」という食欲が暴走し、人を超えた美食の鬼となったが見るからに食べ物とは無関係そうな無機質な見た目になってしまった。
パンチの効いた未知のオイシー味を求めてどんどん料理を食べ歩き、モンスター化に伴い頭にきらめくDZメカで人々を吸収し謎の果実が実る体内の異次元世界へと閉じ込める能力を持つ。

この何処かで見たような謎の果実は食することが可能な上、この手の能力としては珍しく外に持ち出せる。
つまりは持ち帰りが可能、食べても異常は見られない。
食べられたからとは言ってもある程度生存が可能で、眠りの森のように拘束してくるわけではないため、異空間に転送する類の能力で閉じ込めた人々を利用して…というわけではない模様。

電子鬼になってしまった飯田典子はこれまで長きにわたりグルメ評論家として活動してきた女性であり、舌が肥えてしまったあまり通常の料理ではその食欲を満たせず鬱憤をためていたらしい。
本人は自覚なくヒトツ鬼に変貌してしまい、モンスター化して多くの人々を吸収しては人間に戻り、満たされた空腹感に首を傾げる…といったことを繰り返していた。

高級レストランのシェフ、高村とイヌブラザーこと犬塚翼の料理バトルの審査員として参加するも、
彼らの料理を食べてもなお満たされなかったためモンスター化。
料理対決していた二人を体内に取り込み、その場を立ち去るも翼を除くドンブラザーズ、脳人三人衆、ドンムラサメらがやってきて大騒ぎに。

最終的にオミコシフェニックスを呼び出しゴールドアバターチェンジしたゴールドンモモタロウの抱腹絶桃・フェスティバル縁弩を受け「お腹いっぱい…」と久方ぶりに空腹が満たされ幸せな気分になりつつ爆散した。

異空間に閉じ込められた人々も電子鬼の消滅とともに現実世界に帰還。
異空間に実る謎の果実も現実世界に持ち帰ることになり、それを見つけた飯田典子はそれを使った料理を口にし、怪物化するほどためまくった鬱憤から開放されたのだった。

【余談】

モチーフは「電子戦隊デンジマン」。
スキン名に含まれる謎の数字は、デンジマンの放送開始日が「1980年2月2日」だったことに由来すると思われる。
スーツは素体を変えリペイントし超電子鬼となった。

美食家なのに普通の料理では満足できないという飯田典子は、人間とは美的感覚が異なるヘドリアン女王をモチーフにしていると見られ、料理対決に「オムレツ」が使われたのも、ベーダー怪物がタマゴから生まれるためではないかと思われる。
またあらゆる料理を求めなおも満足できない電子鬼は、デンジブルーに変身する青梅大五郎が異常なほどのアンパン好きでただ一つの食べ物をこよなく愛するキャラクターと対比させているという意見も。

なお電子鬼の能力説明文に「オイシー味を求めて」とあるが、デンジマンには「デンジ犬アイシー」というロボット犬が登場しており、コレに由来するのだろう。

異空間に存在していた謎の果実だが、脚本には「不思議な果実」のみ書かれていたためスタッフが倉庫を漁ったところヘルヘイムの果実が見つかったためそれを使ったとか。

最終更新:2023年01月16日 21:13