【詳細】
華果村の駐在所に勤務する警察官。
桃谷ジロウの育ての親。
その正体はこれまで姿を見せなかった最高位に当たる
ペンギンの獣人であり、
眠りの森の管理人。
獣人が封じられた森と繋がった
華果村と外界の境界を守るという強い使命感を持っているが、そもそもが獣人を生み出したドン王家の末裔であり、桃井タロウとは近い血縁者であると推察できる。
彼が獣人になったのも、獣人が持つ永遠の生命に憧れたためというが獣人の不死性はあくまで獣人だからであり、コピーされた人間は眠りにつくが寿命を迎えればそのまま死亡してしまう上、肉体が滅びるとコピー状態を保てない。
そのため彼がコピーした本物の寺崎が寿命を迎え死んでしまったためにそれをコピーした獣人もまた、死期が迫っていた。
そんな中、脳人の世界からこちら側にやってきた赤子を発見。
彼を自分の後継者にしようと考え、名前をつけ自分は駐在所に勤務する警察官という身分を作り上げ、育てるに当たって必要となる人間を獣人としての能力で幻影として作り出し、ジロウを育て上げた。
強い使命感による行動だったが、ジロウはそのことを知らされていなかった上、今まで信じていたものが全て虚飾だったことが明らかになり、さらにはそのことを知った直後に寺崎の寿命が来てしまったことから幼馴染は眼の前で消え去り、育ての親とは別れの挨拶すら出来ず二度とあえなくなるという悲劇が連続してしまった。
自身が最高位の獣人であるためか、桃井タロウが自ら折り紙を飲み込んで獣人と化したものの、とあるきっかけから意識を覚醒させ獣人側の意識を塗りつぶしてしまったことには大きく驚いていた。
【余談】
最終更新:2023年09月01日 00:39