ペンギンの獣人

【名前】 ペンギンの獣人
【読み方】 ぺんぎんのじゅーと
【声】 不明
【登場作品】 暴太郎戦隊ドンブラザーズ
【登場話】 ドン45話「カカむらガガむら」
【分類】 獣人
【コピーされた人間】 寺崎
桃井タロウ
【モチーフ】 皇帝ペンギン
【名前の由来】 不明

【詳細】

ランクSとされる最高位のペンギンの獣人

首から下は鶴の獣人と同一だが、頭部は冠のようにも見える左右に大きく広がったフリルが特徴。
左右4つずつ、計8つある瞳は黄色い。

獣人としての性質は不明だが、高精度の幻覚を作り出す能力を持つ。
桃谷ジロウの育ての親である寺崎の正体であり、獣人がコピーした人間を保存する眠りの森と現実世界をつなぐ華果村に住まい森を守り続けていた。

寺崎はドン王家の人間であり、獣人の不死性に憧れを持ったようで自ら望んで獣人と化した(コピー元としてその身を差し出した、というのが正しいか)。
その後100年森を守り続けてきたが、コピー元の寺崎本体の寿命を迎えたため不死性が綻び、その肉体の維持には限界が見えていた。
しかし自分が消えてしまうと眠りの森から獣人が完全に解き放たれてしまうことから、守り人の後継人を用意することを考え、ちょうど良く現れたジロウを後継者にするため彼を育て、自分以外の人間との交流などの観点から「華果村」という虚像を作り上げ自分は交番に勤務する巡査として生活していた。

椎名ナオキが残した漫画の原稿から獣人がやってくるのが「ガガ村」という場所であることが明らかになり、名前が近い桃谷ジロウの故郷、華果村との関連性が疑われたため桃井タロウ達は村を訪れる。

そこにいた寺崎から事情を聞いたタロウが王家の末裔としての責任を果たすため、自ら望んでペンギンの折り紙を飲み込んで獣人となり、森の管理を引き継ぐことにしたのだが本体であるタロウの生活をなぞるように配達作業中、鶴の獣人である雉野みほと遭遇。
「鶴ごときが」と彼女を見下す発言をしたことからみほにタロウが獣人と化した理由を察せられ頬をビンタされる。

その衝撃でタロウ本人の人格が獣人の意識を塗りつぶし、華果村へと戻ると犬塚翼を伴い眠りの森へと移動。
タロウ本体が復活すると共にコピーが解除され、自分を乗っ取り返した彼に恐れをなしたのか元の姿に戻ったペンギンの獣人は森の奥へと逃走。

寺崎をコピーしたペンギンの獣人も、タロウの勅命によって獣人が森に封じられるようになり、さらには脳人が今まで消去してきた人間達を救う「誠意」のため許しの輪を求め森に入り込んだことを知ると脳人も変わったことを悟り限界を迎え静かに粒子化して消え去った。

そして彼が作り出した幻覚だった、ルミ達ジロウの幼馴染達も消えてしまうのだった。

【余談】

『HOFUKU-ZETTO』によると、裏モチーフは頭部のシルエットからも分かる通り、『プロレスの星 アステカイザー』。

スーツは猫の獣人と頭部以外は共通したデザイン。
ペンギンが最高ランクとされる理由は不明だが、デザインから「皇帝ペンギン」がイメージとして盛り込まれていると見られ、「獣人の皇帝」ということからペンギンが最高位に位置づけられたか?
このペンギンの獣人となった者たちは双方ドン王家の人間であり、そこも意識している可能性がある。

最終更新:2023年07月08日 16:27