「よくも…よくも…アアアアア――――!!!」」
【名前】 |
クイーンジャマト |
【読み方】 |
くいーんじゃまと |
【声】 |
松永有紗 |
【登場作品】 |
Vシネクスト 仮面ライダーギーツ ジャマト・アウェイキング |
【分類】 |
ジャマト |
【素体】 |
無し |
【世界観】 |
無し |
【ミッション内容】 |
無し |
【特色/力】 |
人間への擬態/触手 |
【モチーフ】 |
チェスピース「クイーン」、モウセンゴケ |
【詳細】
命名は
五十鈴大智によるもので、彼が育てていた
ジャマトの中で突然変異によって生まれ、大智が手ずから育て上げた。
「葉月」という女性の姿に擬態することが出来、この擬態能力に特化する調整を受けている。
大智は人間の姿、知能を持つジャマトを人間と共生させるべく、共に変異種である
キングジャマトと共に育成を続けていた。
ふとしたことから清春という青年と出会って恋に落ち、彼がクイーンジャマトとしての正体を知ってもなお愛したことから大智も二人のことを認めて送り出した。
そしてその結果、清春の子供を身籠ることとなった。
人間とジャマトの子という奇跡の存在は「春樹」と名付けられ、パン屋を営みつつひと目に触れぬようひっそりと暮らしていた。
しかし人間とジャマトのハーフである春樹の成長速度は凄まじく、ある日突然10歳程度の子供が現れたことで噂になってしまい、それを怪しんだ自宅に踏み込んできた警察官によって夫となった清春が銃殺されてしまった衝撃でその正体が多くの人々に目撃されてしまうこととなった。
暮らしていた団地の住人達へ襲いかかるが、そこに出くわした道長、景和、祢音らによって暴走は阻止されそのまま倒されかけるも、そこへ
エース/仮面ライダードゥームズギーツが現れたためそのドサクサに紛れる形で春樹と共にその場から逃走した。
その後廃墟に逃げ込み、蒼斗に匿われたが、清春と死に別れたことで精神状態が不安定な状態で蒼斗の洗脳じみた人間に対する憎悪を煽る言葉を注ぎ込まれたことで完全に堕ちかけるも、そこへやってきた景和と祢音によって清春を撃ち殺した警察官が蒼斗の変装であり、今の状況こそが自作自演によるものであることを知り、吹き上がる憎悪を蒼斗に向ける。
しかしキングジャマトとなった蒼斗の攻撃を受け、光弾の直撃を受けたことで致命傷となり闘いに決着がついた直後、春樹の前で息を引き取った。
「ごめんなさい…あなたを一人にして…。あなただけは…幸せに…」
愛を知ったジャマトの女王の最後は悲劇に満ちたものであったが、その死に顔はどこか笑みを浮かべているようでもあった。
きっと彼女は息子の幸せだけを思い、そのために誰かが手を差し伸べてくれることを願っていた。
春樹のいる世界が、幸せに満ちたものでありますように…と。
変異種としてこの世に生まれ落ち、彼女が得た幸せは無惨にも奪われてしまったが、愛した男性との間に奇跡が生まれた。
その僅かな間の人としての生は、大智が教えた以上のことを彼女に与えたのだろう。
【ギーツエクストラ 仮面ライダーゲイザー】
ギーツエクストラシリーズ最新作となる仮面ライダーゲイザーにて、クイーンジャマトの元となった種子が誕生した経緯が判明した。
またそれによってキングジャマトとの溝がさらに深まる皮肉な結果となっている。
【余談】
モチーフはモウセンゴケ。
多年草の1種であり、名前に「コケ」とあるが実際は種子植物。
自分の種族以外の男性と関係を持ち子供を身籠るという劇中の流れは
仮面ライダーキバにおける「クイーン」の真夜と重なるところがある。
「キング」の名を持つ男が、同胞の番になるはずだった女性とは結ばれず激昂する流れも、キバにおけるキングの境遇に近い。
人間体である葉月を演じたのはモデルや女優として活躍する松永有紗女史。
特撮作品への関与は初となる。
最終更新:2024年04月08日 02:59