西園寺主税

【名前】 西園寺主税
【読み方】 さいおんじちから
【声/俳優】 森下能幸
【登場作品】 仮面ライダーゴースト
【初登場話】 第1話「開眼!俺!」
【分類】 眼魔の協力者/考古学者

【詳細】

眼魔と協力関係にある不気味な男性。第1話から登場しているが、本名が判明したのは第7話。

黒いコートに帽子を被った黒尽くめの怪しい雰囲気をこれでもかと醸し出す眼鏡キャラだが、もともとはオーパーツ研究の権威として知られる考古学者である。

神秘のパワーを持つという伝説の石柱を探す果に、大天空寺と関わり天空寺龍から仲間として受け入れられたという。
そのため眼魂眼魔について深いところまで知っている人物であり、龍が既に故人であり、他の協力者であった五十嵐博士も何らかの理由から身を隠していたため、天空寺タケルと関わりのある人物では唯一過去の事件のことを知る人物でもあった。

普段は英雄眼魂を集めるためにゴーストドライバーを仕込んだカバンを持ち歩いており、それを用いることでパーカーゴーストを召喚しその眼魂を入手している。
ゴーストを召喚するための紋章を作る技術もあり、眼魔側に協力しているが自分独自の目的のため力を貸しているに過ぎず、一定の距離は置いている。

眼魔コマンドをベースとした眼魔怪人作成の技術は彼から提供されたものであり、上記の能力も踏まえてかなりの芸達者。

その幽鬼をも思わせる振る舞いながらも、巷では「願いを叶える男」といった扱いで密かに噂されていた。

その目的は英雄眼魂を15集めることでグレートアイと接触し自らの願いを叶えてもらうこと。
天空寺龍に協力していながらも彼の才能や人柄に対する憧れの心がやがて嫉妬に変わり果て、ゴースト本編軸より10年前に当たる2005年に仙人と出会った際にアドニス眼魔達がこちらの世界を侵略しようとしていることを知ったことで、密かにイゴールと接触。
彼の求める「人間のサンプル」として当時大天空寺に預けられていた深海マコト、カノン兄妹を眼魔の世界へと飛ばし開発されたゴーストドライバーの3本目を持ち逃げする。

そして眼魔世界ではアランと協力関係になり、龍に対してアデルを派遣することで彼を抹殺、以後眼魔世界とのコンタクトを取りつつ10年間もの間眼魂を集め続けていた。
本編よりも前の時間軸を描くアラン英雄伝では、眼魔の肉体であるため食物を取る必要のないアランに対したこ焼きを進めたり、彼に対して何も知らないお坊ちゃんだと舐めた認識をしていたことが判明している。
またジャベルともその時点で顔見知りであった。

そして本編にて暗躍しながら、10年前の協力者であり当時の真実を知る五十嵐博士を青竜刀眼魔を派遣しながら第11話でついに15の英雄眼魂を手元に揃えきることに成功。
モノリスを前に儀式を行い、願いを叶えようとするも失敗してモノリスへと吸い込まれ消滅してしまった。

謎を多く残した状態での退場、さらには公式からも西園寺を演じる森下能幸氏のオールアップ宣言が行われたため、彼の抱える多くの真実が明かされるのは公式の供給を待たなければならなかった。

【余談】

しゅぜいではなく、主税と書いて「ちから」と読む。
愛知県名古屋市にも「主税町」という地名がある他、有名人にもその名前の人物が何人か確認できる。

調停において国庫出納を監督する役所をかつては「主税寮」と呼び、それに由来する。
もともとは田租を指し、民の労力によって得られるものであるから租の和名として「ちから」が与えられたという。


最終更新:2024年10月29日 17:01