ヒャクヤッパ


「イサギツネの仇、取らせてもらうぜぇ」

【名前】 ヒャクヤッパ
【読み方】 ひゃくやっぱ
【声】 鈴木千尋
【登場作品】 侍戦隊シンケンジャー
【登場話】 第十八幕「侍襲名(さむらいしゅうめい)」
【所属】 外道衆
【分類】 アヤカシ
【得意武具】 群立千刃刀(むらだちせんじんとう)
【伝承のルーツ】 網切
【モチーフ】 刃、刀の柄(つか)
【名前の由来】 100(ヤッパ)

【詳細】

無数の刃のような、刀の柄のような姿を持つアヤカシ。

2本の刀「群立千刃刀」を振り回して斬りながら暴れる事を好み、全身の刀を自在に突き出す「全身刃(ぜんしんやいば)」という非常に危険な技を使う。
とにかく剣や刀を好み、全身刃も群立千刃刀も意志を持つように斬り掛かってくる為に特に注意しなければならない。

イサギツネとは「古くから馴染みの関係だった」とも言われる程に仲が良く、彼の仇討ちに燃える。
全身刃による攻撃でシンケンジャーを寄せ付けない程の高い実力を見せるが、水切れの為に撤退を余儀なくされる。

その後、ゴールドが正式メンバーとなったシンケンジャーと再戦する。
しかし、レッドとゴールドのコンビネーションで全身刃を砕かれてしまい、サカナマル百枚おろしとシンケンマル火炎の舞を同時に受け倒される。

その直後、二の目となる。
シンケンオーを全身刃で苦戦させるが、シンケンオーが烏賊折神を侍武装したイカシンケンオーの烏賊槍ぶすまで全身刃を砕かれてしまい、最期は槍烏賊一閃を受け爆散した。

現代の伝承で『網切』という妖怪がいるとされている。
『網切』はハサミのような手を持ち、網や蚊帳を切ってしまう化け物らしく、ヒャクヤッパの無数の刃物が『網切』伝承のルーツになったと思われる。

【余談】

デザイナー・篠原保氏によれば、「全身が刃物でできている感じを狙い、先に提出したストックデザインから選んだが、『魔法戦隊マジレンジャー』の冥獣人と全く同じモチーフだった事を忘れ、刀だけをモチーフにする為に本体の部分も刀の柄になっており、デザイン的に凄く捉えやすい」らしい(『百化繚乱[下之巻]』より)。

網切をモチーフにした怪人はスーパー戦隊シリーズにおいて『忍者戦隊カクレンジャー』のアミキリ以来の登場となる。

最終更新:2014年06月09日 17:23