風双剣翠風

「双刀分断!」

【名前】 風双剣翠風
【読み方】 ふうそうけんはやて
【音声】 大塚明夫
坂本英三
【登場作品】 仮面ライダーセイバー/聖刃
【初登場話】 第6章「疾風の如く、見参。」
【分類】 専用武器
【使用者】 仮面ライダー剣斬

【詳細】

ソードオブロゴスが管理する聖剣の一つであり、仮面ライダー剣斬の専用武器。
「風の聖剣」。

土豪剣激土音銃剣錫音と同様、聖剣ソードライバーと異なり単体で変身アイテムとなるタイプの聖剣。
聖剣としては珍しく変形ギミックがあり、剣ではあるが刃渡りが短く、更に2つに分離して二刀流での戦闘が可能という唯一無二の特性を持つのが特徴。
分離、合体ギミックを生かしたスピード、手数重視の攻撃と剣斬自体の能力を組み合わせることで変幻自在の攻撃を実現する。

叡智を宿した刀身で、様々なワンダーライドブックを読破し、そこに綴られた伝承を刃に纏うことが可能という聖剣の基本特性はもとより、単刀から手裏剣や双刀へと変化する特性を持ち、通常時は一刀流モードだが、変身時に二刀流モードとなり、そこから一刀流モードに戻したり合わせた刀身を90度回転させることで手裏剣モードにもなる。

【機能】

風双剣翠風の柄、カウンターヒルトははずみ車に似た機構により、手裏剣モードの回転速度を大幅に向上させる役割を持つ。
また、末端にも刃「ジンプウジン」を備え、回転連撃の破壊力を増している。
ハヤテトリガーは剣の引き金を担い、剣士が操作することで風双剣翠風がその意思を読み取り、激しい風の発生や飛翔の操作を行う。
各種攻撃におけるスターターの役割を果たしている。

剣の刃、風雲刃は聖なる風によって幾星霜に亘り研ぎ澄まされた鈍色の刃であり、風を切るほどに回転速度と切れ味が増す特性を持つ。
また、一刀流モードにおいては重ね合わせた2つの刃により気流を磨いて長大な太刀風を刀身に纏う。
剣の刀身の部位たるハヤテソウルは叡智を宿した刀身で、ワンダーライドブックを収めた「ハヤテシェルフ」や「シンガンリーダー」から本に綴られたあらゆる伝承を学び取り、具現化することができる。

ハヤテシェルフは風双剣翠風のワンダーライドブックを収めるための部位。
ワンダーライドブックから力を引き出して聖剣に伝える他、剣士の甲冑「ソードローブ」に様々な能力をもたらす。
風双剣翠風エンブレムは聖なる風の源。
「聖なる風」を生み出して、邪気を払い、清浄なる息吹を運ぶ。
中心部には仮面ライダー剣斬を表す紋章が彫り込まれている。

シンガンリーダーはワンダーライドブック裏表紙にある速読用特殊金具「スピリーダ」と接触させることで、心眼による速読を行う。
それによりワンダーライドブックに綴られたあらゆる伝承の力を一時的に聖剣に宿すことが可能となる。
また、特殊必殺技の発動時には、ワンダーライドブックを重ね深く読み込むことで、攻撃の威力を増大させる。

刃王剣十聖刃の能力で召喚する際はモードが統一されず、どれかのモードの状態で出現する。

【余談】

名前はそのまま風属性の双剣、はやて、とは基本的に疾風と書くが急に速く吹く風のことである。

仮面ライダー剣斬がスピードタイプの忍者モチーフライダーということもあり、おそらくこの聖剣のモチーフは忍者刀と手裏剣と思われる。
なお、機能解説文に登場する「はずみ車」とは回転系の慣性モーメントを利用した機構のこと。要するに回すことで何かを動かしたりする機能。はずみ車とは日本語読みで、フライホイールと呼ばれている方が通りが良いのでは。

速度重視の剣斬の聖剣ということもあり、セイバーのライダー特有の書物にまつわる用語は「速読」。
文字通り文章を早く読むこと。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2024年05月05日 11:39