黒獅子の誇り ◆.6Hqkk7dyk



「また、貴様の馬鹿げた暇つぶしに付き合えというのか」
吹き荒ぶ風の中、ただ1人砂漠に平然と佇む理央。その瞳は、自身の家族を虐殺したロンへの怒りで満ち溢れていた。
オアシスからそう遠くないエリアに飛ばされたのは彼にとって幸運だった。
「ここは砂漠。地図によればD-10辺りだな。まずは支給品を確認し……ん?」」

支給品を確認するため、ディバックを空けようとした瞬間の事だった。
北西から炎が立ち込める。煙は周囲に広がり、戦闘が開始された事は容易に想像できる。
「北西から煙が広がっている。既に殺し合いに乗っている存在がいるという事か」
しばらくしても炎の勢いが止む気配は無い。彼に不吉な予感が過ぎる。
目の前で父を殺された家族に自身の姿を重ね合わせ、彼は決心する。
「俺は臨獣拳使いとして、貴様などに決して屈しはしない!」

若き黒獅子は決意に満ちた様子で森へと動き出す。だが、彼は知らない。
自身の忠実な片腕であり、愛する女性は自身が忌み嫌っている幻獣拳の力を持っている事に。

【名前】理央@獣拳戦隊ゲキレンジャー
[時間軸]:修行その47 幻気を解き放った瞬間
[現在地]:D-10砂漠 1日目 深夜
[状態]:健康 ロンへの怒り
[装備]:不明
[道具]:不明
[思考]
基本方針:殺し合いには乗らない。乗った相手には容赦しない。
第一行動方針:メレと合流する。
第二行動方針:北西の森へ進む。

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最終更新:2018年02月11日 01:12