ガイアキャンサー

 星を蝕む癌。ガイアプロビデンス?の異常から発生した、ソウルストリーム?や他のガイアプロビデンスを蝕む病魔。その腫瘍は厖大で幅広い差を持つ。ソウルストリームが破壊されると、星を巡る魂の流れが無くなり、やがて全ての魂が肉体と繋がらなくなり、星は死滅する。
 ガイアキャンサーを剿滅する方法として、ドナルド・ヒューストンらがガイアリバースなる手段を発見した。これはパーソン?セラパーソン?が繋ぎ目を生じたとき、ガイアプロビデンスの局所的変革に因って発生するエネルギーでガイアキャンサーを一網打尽にすると云うものである。これを起こすには、パーソンとセラパーソンの繋ぎ目として両者の混血が必要であり、その混血児をセラフィックブルー本体と呼ぶ。セラフィックブルー本体の魂の単体はガイアプロビデンス上では発生は難しく、発生を果たしても存在が危ぶまれるほどに不安定である。しかしセラフィックブルー本体の魂はその両親の魂を存続させることに依って存在が安定する。ここで、パーソン側の親をセラフィックブルー第一片翼、セラパーソン側の親をセラフィックブルー第二片翼と呼ぶ。そしてこの三者を纏めてセラフィックブルーと呼ぶ。但しこの現象に因って発生するエネルギーに指向を定めるのはセラフィックブルーの魂であり、セラフィックブルーがガイアキャンサーを根絶して生命の営みを維持する意志を持たなければガイアリバースは起こらない。
 セラフィックブルー本体であるレイクの誕生に依ってガイアリバースの準備は整えられるが、一部の強力なガイアキャンサーがガイアプロビデンスに干渉してガイアリバースの発動を防遏し、その一方でガイアキャンサーは思考を持ちガイアキャンサーを統帥する実行者としてエンデを生み出し、天敵であるセラフィックブルーの駆逐や星の慟哭?に向けて動き出す。
 ガイアキャンサーはセラパーソンがルシファーに変異するのに反応して結合する場合がある。この場合に発生するルシファーをキャンサーイーヴルと呼ぶ。グラウンド?を曠古の危機に陥れたイーヴル・ディザスティア?は、極めて強力なガイアキャンサーが二重に結合した史上最悪のキャンサーイーヴルである。

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最終更新:2007年05月13日 22:49