| ランカ | 何? |
| アルト | っく。操縦が…! |
| レーダー手 | 何だこれは。うわっ! |
| 副長 | 何事だ! |
| レーダー手 | 強烈なDパルスバーストを確認。全レーダーシステム、ホワイトアウト! |
| 副長 | Dパルスバーストだと!? |
| グレイス | さあ、飲んで。 |
| シェリル | それまずいからイヤ。 |
| グレイス | …わがまま言わないの。 |
| シェリル | もう。飲めばいいんでしょ。あ! |
| ミハエル | 攻撃?いや…。 |
| グレイス | これは…。 |
| アルト | 何なんだ突然。 |
| ランカ | アルト君!あれ。 |
| アルト | マクロス…!それも第一世代型の。 |
| ランカ | あぁ…ああ……。イヤアアアーーーー! |
トライアングラー(オープニング)
| ランカ | ごめんね、びっくりさせて。小っちゃい頃の記憶が無いって話したよね。 |
| どんなにがんばっても思い出せないくせに、時々勝手に出てきて今みたいになるの。 |
| カナリア | ディソシエイティブ・アムネジア、解離性健忘。 |
| 外傷後ストレス障害等をきっかけに、特定の体験の追想が不可能になる | |
| オズマ | つまりは一種の記憶障害さ |
| アルト | なら、考えるなよ。思い出さないでいいことだから、忘れてるんだろ? |
| ランカ | そう…なのかな。 |
| アルト | あぁ。過去なんかに縛られるのは時間の無駄さ。 |
| ん?またかっ!うっうああっ! |
| ランカ | ねえ、もう帰れないの? |
| アルト | 心配するな。航法系が全部ホワイトアウトしているだけで、壊れた訳じゃない。 |
| ランカ | でも…。 |
| アルト | 恐らく強力なジャミングを受けて…。 |
| ランカ | ジャミング? |
| アルト | あぁ。あいつが原因かもしれない。 |
| ランカ | 誰かいるのかなぁ、あの船。 |
| アルト | 分からん。サボタージュのせいでこの辺りの調査は進んでないしな。 |
| ランカ | それにしても暑いね。はぁはぁはぁ…。 |
| アルト | はぁはぁ…。あと少しで。 |
| ランカ | うわぁ~。 |
| ミハエル | 軌道上のフォールドパックはまだ使用された形跡が無いとさ。 |
| シェリル | それって…。 |
| ミハエル | アルト達はこの惑星上であのDパルスバーストを受けたことになる。良くて不時着。悪くすれば…。 |
| シェリル | アルト……。 |
| ミハエル | …? |
| アルト | ん、どうした?チェックはしたぞ。飲まなきゃ安全だ。 |
| ランカ | あ、ううん。ただ、初めて会った時みたいだなって。 |
| アルト | ッフフフ。水を被ったのはそっちだろ。 |
| ランカ | ウフ。 |
| アルト | ほんと、お前はびっくり箱みたいな奴だよな。 |
| 会ったばかりの頃は、私なんかって言ってたくせに。臆病なんだか大胆なんだか、いい心臓してるぜ、本当。 | |
| ランカ | え?あっ…で、でも、それって…あの頃に比べて私が少しでも勇気が持てるようになったとしたら、 |
| それはアルト君のお蔭だよ。 | |
| アルト君がいたから、いつも私を守ってくれて、迷った時には背中を押してくれて、だから……。 | |
| アルト | ……。 |
| !? | |
| はぁー、ん? | |
| ランカ | ……。 |
| アルト | &ランカ | うわぁあ! |
| アルト | う、うん…。と、とにかく時間が惜しい。とっとと戻ってあの船を調べるぞ。 |
| アルト | 準備はいいか? |
| ランカ | うん。ッヒ! |
| アルト | 安心しろよ。ライブには絶対間に合わせてやるから。 |
| ランカ | あ、ありがと…。でもちょっとだけ待ってもらっていい? |
| アルト | あぁ?どうした? |
| ランカ | えーと…それは…。 |
| アルト | 何がいるか分からないんだ。どうしてもって言うなら俺も…。 |
| ランカ | ダメェーー!!絶対!……。 |
| アルト | あ…。 |
| ランカ | バカぁーー!! |
| アルト | ふぅー。ったく、トイレならトイレと。 |
| ランカ | キャアアアアア!! |
| アルト | ランカ!?ランカ!! |
| オズマ | ガリア4からの連絡が途絶えた!? |
| キャシー | えぇ。アルト准尉がランカさんを連れて離陸したって知らせを最後に。 |
| オズマ | っく! |
| クラン | 何か事実確認の方法は無いのか?そうだ、ミシェルが使った新型フォールドパックとやらは? |
| カナリア | 無理だな。あれはかなりの無茶だ。ルカにとっても。2度目はない。 |
| クラン | ……。 |
| レオン | ずいぶん思い切った事をしてくれたねぇ。ルカ・アンジェローニ君。 |
| ルカ | L.A.Iの技術開発部、特別顧問として最善の判断をしました。 |
| 僕がS.M.Sにいるのは、あなた方、新統合軍ではできない、新型機や兵器の実験データ収集と性能評価試験をするため。 | |
| 今回の件もその裁量においてのことです。 | |
| レオン | なるほど。友達思いだねぇ、君は。 |
| だが、その友情が民間人の少女を事件に巻き込み、さらにはL.A.Iと政府の関係も脅かしている。それについては? | |
| ルカ | ……それは。 |
| ナナセ | ランカさん…。 |
| エエっ!?…お前も心配?そうだよね。 |
| ミハエル | まさか本気? |
| シェリル | 止めても無駄よ。もう熱も下がったし、昨日までの不調が嘘みたいよ。 |
| ミハエル | だろうね。ちなみに、このことグレイスは? |
| シェリル | チクったら殺すわよ。その何とかバーストの対策はしたんでしょ?それでも怖いなら待ってなさい。 |
| 学校(ガッコ)で習って私だって操縦できるんだからね。 | |
| ミハエル | 女の意地? |
| シェリル | …私はね、出来る事があるのにやらないのが大っ嫌いなの。 |
| ミハエル | はぁ、素直じゃないねぇ。 |
| シェリル | お黙り!行くわよ。 |
| ミハエル | ランカちゃんといい、あいつの周りは頑固な女ばっか。あ、人のことは言えないか。 |
| おい、シェリル。俺の機体をぶっ壊す気か? |
| アルト | マクロス級4番艦GLOBAL?第117調査船団の旗艦!?ってまさか。 |
| オズマ | (今から11年前に起きた第117調査船団の遭難事件は知っているな。ランカはその生き残りだ) |
| アルト | ランカ。 |
| グレイス | あの娘がネストに。 |
| ブレラ | 微弱なフォールド波を確認。パターンは合致した。 |
| グレイス | よろしい。指令順位を変更。ランカ・リーの確保を第2位に。 |
| ただし、当初の作戦目的が阻まれる場合はこれを無視せよ。 | |
| ブレラ | だがあの娘は。 |
| グレイス | 観察対象ではあるが、まだ仮説としての存在に過ぎない。 |
| この先、価値が証明されれば別だが、最優先ではない。 | |
| 私はこれからディメンション・イーター(Dimension-eater)の起動準備に入る。以上だ。 | |
| グレイス | 了解。 |
| アルト | ランカ、聞こえたら応答してくれ!ランカ! |
| 応答なしか。第117調査船団。バジュラにやられて沈んだはずの船がなぜ。ここは…研究室? | |
| 消されてる。しかもごく最近に。あ!ああっ!バジュラの標本!?何でこんなところに。ん、ランカ? |
| ブレラ | なぜ気になる、あの娘。 |
| ランカ | (この歌大好き。ねぇ、地球の歌なの?) |
| ランシェ・メイ | (違うわ。この歌はね…) |
| ランカ | お母さん……。ん?卵?何なのここ? |
| アルト | こいつ、いったいどこまで続いて…。ん、縦穴?深いな。 |
| ランカ | 「アルト君。通信聴こえる?アルト君」 |
| アルト | ランカ。無事か! |
| ランカ | アルト君。 |
| アルト | 今どこにいるんだ? |
| ランカ | あ、えっと、なんか広い洞窟みたいなとこで、卵が沢山あって。 |
| アルト | 発信源は…この下420メートル。ランカ、今から行くぞ!そこを動くなよ! |
| ランカ | ありがとうアルト君。うわあ!キャアアアア!!! |
| アルト | うっ!ランカ!ランカーーーーー!! |
| ランカ | キャアアアーーーー!!助けて…。 |
| え?助けてくれるの? |
| アルト | ん?あの機体…。ランカ!! |
| エエエヤアアアア!ランカーーーー!! | |
| ランカ | アルト君。アルトくーん。 |
| アルト | ランカ!うわっ! |
| ランカ | キャア! |
| アルト | ランカ。 |
| ランカ | アルト君。 |
| アルト | 今助けてやるからな。硬い…。 |
| ランカ | アルト君。 |
| アルト | ランカ。 |
| ランカ | うっ…ううぅ…! |
| アルト | ランカ! |
| ランカ | うぅ…ぅぅ……。 |
| ブレラ | 何っ!? |
| アルト | うわぁああ!! |
| アルト | マクロスが…!うわっ! |
| グレイス | やっとお目覚めね。 |
| アルト | ジャミングが消えた。行ける! |
| アルト | 何!?何なんだこの化け物め。あ!他にもまだ。 |
| はっ!こうやって増えてるって訳かよ、バジュラどもは!ランカ、必ず助けてやるから。 | |
| 邪魔するな!ランカがあの中にっ!! | |
| 何なんだよ、お前は!!いつもいつも! | |
| エエヤアアアア!とったー!何っ!? | |
| ブレラ | 貴様はあの娘に相応しくない。 |
| アルト | 何。 |
| ブレラ | ッ……!? |
| ミハエル | ビンゴ! |
| シェリル | アルト、感謝しなさい。 |
| アルト | お前達。 |
| ミハエル | ランカちゃんもそこにいるのか? |
| アルト | さらわれた! |
| ミハエル | えぇ? |
| シェリル | さらわれた!? |
| アルト | お前らの右後ろの一番デカい船に! |
| ミハエル | 何だ!?あのデカ物は! |
| アルト | バジュラの母艦だ!俺はこっちのバルキリーの相手をする!だから…頼む!ランカを助けてやってくれぇ!! |
| シェリル | 分かったわ、私達がなんとかする。アンタは死んでもそいつの足を止めてなさい! |
| アルト | シェリル。 |
| ミハエル | いい女だねぇ。惚れちゃいそう。 |
| シェリル | …もう。I have! |
| ミハエル | そいつは勘弁! |
| アルト | よーし。こっちも早く決着つけて…。うっ!マズい! |
| ブレラ | ッフ。Showdown。 |
| グレイス | タイムアップだ。ディメンション・イーターを起爆させる。 |
| パープル1は速やかに帰還し、以後も私の支持に従え。 | |
| ブレラ | 了解…。 |
| グレイス | 銀河の妖精の死と先遣隊の壊滅。憎しみは燃え上がる…。フォールド通信波は彼らのしるべ。 |
| 健闘を祈るわね、フロンティアの皆さん! |
| レーダー手 | メーデー、メーデー!こちら第33前進基地。正体不明のフォールド断層がこちらに向かって…うわああああ!!! |
| 副長 | ヤック・デカルチャアアアーーーーッ!!! |
| ミハエル | …嘘だろ!? |
| シェリル | な、何なのいったい!? |
| シェリル | アルト、星が! |
| アルト | え?星が、星が飲み込まれていく…。くそぉ。くそぉぉおおおおおおーーーーーー!!! |
| シェリル | 追いつかれるわよ! |
| ミハエル | 分かってるって! |
| なっ!フォールドする気か。ぬぉおおおおおおお!! |
| アルト | こんな所で死ねるかあああっ!! |
ダイアモンド クレバス(エンディング)
| 予告 | フロンティア船団に襲い掛かるバジュラ。生と死が交錯する戦場で、人々の思いが空を翔る。 |
| 次回「マザーズ・ララバイ」悠久の歌、銀河に響け。 |